10月26日 火曜日

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記念試合

今から3年以上も前に“ラ・マシア物語”で登場してきたイニエスタはまだ17歳の少年。そしてレオ・メッシーという名の少年がこのHPで登場したのが今からちょうど2年前。カデッテカテゴリーに所属しているアルゼンチンから来た15歳の少年に関するものだった。二人ともキラキラ星には違いなかったものの、まだ一部チームでのプレーが可能となるかどうか、そこらへんはあくまでも夢の世界のお話。これまでの多くのキラキラ星たちに見られるように、何らかの理由で途中で挫折し消えていくことが多い世界だ。したがってこんなシーンはとてつもなく感激深い。イニエスタからメッシーに、メッシーからチャビに、そしてチャビからイニエスタと渡り右ポストにぶつかるシュート。年齢に大きな違いはない三人ながら、かつてミニエスタディで見た三世代と言っていい。

ロナルディーニョのスーパーパス?エトーのゴラッソ?冗談ではありません。この試合はレオ・メッシーという17歳の少年がバルサ歴代最年少でリーグ戦カンプノウデビューした記念となる試合。かつてマシア寮から最初に一部デビューしたアモールがミニエスタディのお披露目試合でマラドーナと交代して出てきたように、メッシーもまたロナルディーニョというクラックと交代してデビューを果たすという、まさに象徴的な試合なのだよ。

「スピードの違い、グランドの大きさの違い、そして観客数の違い、これまで経験してきた試合とは比較にならない。カンプノウでのデビューはカンテラ選手なら誰でも夢見てきていること、それが実現したのがとても嬉しい。でも自分は基本的にどこに位置する選手かはわかっているつもり。焦らずバルサBの試合で結果をだしていこうと思う。」

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