10月28日 木曜日

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ロナルディーニョ

疲労がまだ残っていたのか、負傷が完治していなかったのか、あるいは再負傷を恐れていたのか、はたまたモチベーションに欠けていたのか、理由は彼のみぞ知るだが、一つだけ確かなのは試合ごとに昨シーズンのロナルディーニョに戻りつつあることだろう。バルサのフリーキックはゴールを奪うためにあるのではなく、ロナルディーニョの気分をハイにするために存在するほど、クラブにとって彼はとてつもなく大事な選手の一人。劇的な勝利を演出するフィリーキックによるゴールはチャンピオンズの決勝戦で決めてくれればいいし、リーグ戦、チャンピオンズの試合が真剣勝負となる春にはどうしても100%ロナルディーニョが必要だ。だから徐々に徐々に調子を上げてきてくれればいい。そしてオサスナ戦ではその兆候が見られた。

二部Bカテゴリーと三部リーグを行ったり来たりしているグラマネは二部Aカテゴリーにも、もちろん一部リーグにも昇格したことのないクラブ。だが歴史的には古いものを持つクラブでもある。カンテラ組織が充実していることから、これまでエスパニョールのタムードとかバレンシアのクーロ・トーレス、そしてバルサのオラゲールなどを一部チームに送りこんでいる。今在籍する選手の中で最高年俸をとっているのはセントロカンピスタのポンスで年俸5万4千ユーロ。クラブ年間予算が110万ユーロであり、バルサを迎えるこの試合でその予算の三分の一から半分近くの収入が得られることになる。

■バルサA・B混合招集選手
バルデス、ルーベン、ジオ、ナバーロ、プジョー、オラゲール、ダミア、マルケス、チャビ、イニエスタ、ベルドゥ、メッシー、ジュリー、エトー、ラルソン、クリスティアンの16人

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