11月6日 土曜日

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カルッチオメディアも批判している

フィオレンティーナとかサンドリアとかいうクラブは別にして、これまで見たきた多くのカルッチオクラブには“良い試合をしながらも負けてしまう”という、カルッチオペース的な結果を残してきているバルサ。最近ではユーベとの試合もそうだったし、2週間前のミラン戦もそうだった。各試合後のカルッチオメディアに目を通すと、決まって“試合巧者”のナントカチームの勝ちだとか、あるいは“戦術的勝利”だとか、早い話がガチガチに守ってカウンタアタックを確実に決めるカルッチオペース万々歳という趣旨のコラムが一般的。

それでも負けた時はどうなるのか、それは個人的に非常に興味あるところ。アンチェロッティが「ボール支配率なんかどうでもいい。なぜなら勝利を約束する条件でも何でもないし、しかも下手にボールをまわしでもしたらカウンタアタックを喰うだけだ。」と試合前に語っているように、ボール支配率とか試合指導権をとるとかという発想とは無縁なフィロソフィーを持つカルッチオだからして、“アンラッキーな試合”とか、“ミラン善戦”とかいう感じで総括されるのかと思ったらそうではなかった。カルッチオメディアもミランの戦い方に批判している。ベルスコーニもアンチェロッティを批判している。シェブチェンコやカカも試合展開を批判している。
「臆病な戦い方だった。」
簡単に言ってしまえばそんな感じの批判だ。

カルッチオメディアのどうでもいい批判とは関係なく、バルサはバルサらしい練習をしている。バルサの練習の特徴は常にボールを使ってのもの。90分の練習のうち70分は通常ボールを何らかの形で使ってのものとなる。その一つにフットバレーがあり、集中した試合の後によくおこなわれる。これをやらしたらブラジルチームに勝てるところはいない。

■また見られるバルサ勝利のコルーニャ戦招集メンバー
バルデス、ルーベン、ジオ、ナバーロ、プジョー、オラゲール、ベレッティ、ダミア、マルケス、ジェラール、チャビ、デコ、イニエスタ、メッシー、ロナルディーニョ、ジュリー、ラルソン、エトーの豪勢な18人

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