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12月21日 火曜日

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アンチフットボール?

フラストレーションだけがたまる試合展開で決して見ていて面白い試合ではなかった。だがラニエリにとっては理想的なフットボールが展開された試合だったようだ。
「男と男がぶつかり合う試合だった。素晴らしかった。」
そしてフラン・ライカーは次のように語る。
「我々は我々のスタイルのフットボールができたことに満足している。相手がいかに試合そのものを壊そうとしていたにもかかわらず、我々のスタイルを追求することとができたことが嬉しい。」
相手の失点より1点でも少ない失点を防ぐのがバレンシアフットボールだとすれば、相手の得点より1つでも多いゴールを追求するのがバルサのフットボール。もちろんどちらのスタイルも試合に勝利することが最大目標だ。だがこの日のバレンシアの戦いは、人数的に有利になった段階でもそうであったように、ひたすら負けないための試合展開だった。

「バレンシアのように良い選手が揃っているチームがこういう戦い方をするのは非常に残念なことだと思う。ディフェンスを固くしてしっかり守りカウンターアタックを狙うことと、ルールぎりぎりのファールを繰り返し繰り返しおこなったりひたすら時間稼ぎすることとは大きな違いがある。」
デコがそう語るように、もし“普通”の審判であったならバレンシア側に何人かの退場選手が出ていても不思議ではない試合だった。観客席の人々を挑発することに専念していたカニサーレスは試合開始1分から時間稼ぎ労働に入っていた。どこのスタディアムでも嫌われるという選手は数少ないが、彼はその少ない中でも桁外れな選手でもある。

プエンテス・レイラは昨シーズンを最後に一部カテゴリーから二部カテゴリーへの降格が決まっていた審判。だが人数的な問題で今シーズンも一部カテゴリーに残ることが決まってしまうラッキーボーイだ。バレンシアのオフサイドゴールを見逃したり、エトーへのペナルティーエリア内でのファールを見逃したり、あるいはロナルディーニョへのあり得ないペナルティーの笛を吹いてしまうどうしようもない審判でもある。体力的に一部チームでの笛が吹けないのは、ボールがある位置から常に30mぐらい離れたところで笛を吹いていることを見ても明らかだ。一部カテゴリーに巣くう最悪の審判、それがプエンテス・レイラだ。

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