月曜日
木曜日
土曜日
日曜日

12月23日 木曜日

■1チャンネル(1.8MB)

■2チャンネル(2.0MB)

■3チャンネル(1.9MB)

年内最終戦どうにかこうにか勝利

「このトロフィーをすべての人々と共有したいと思う。バルサのすべての同僚によって、そしてすべてのバルセロニスタによって勝ち取ったトロフィーなのだから。」
FIFA最優秀選手セレモニーの翌日におこなわれたカンプノウでのレバンテ戦試合前にマイクを手にして語るロナルディーニョ。最優秀選手賞は個人に与えられるものだからしてロナルディーニョ個人が勝ち取った賞であることは間違いない。だが、それでも、彼の語る言葉にも間違いはないだろう。なぜなら、もしPSGで同じような素晴らしいプレーをした1年間を送ったとしても、彼がこの賞を獲得する可能性はほとんどなかっただろうから。世界中のメディアが注目するクラブでプレーすることによって初めて賞獲得が可能となることを知っているロナルディーニョ。そのビッグクラブを支えているファンと、そしてバルサに感謝するのは決してお世辞からではない。

元選手であったフラン・ライカーやチキ・ベギリスタインが「この時期に選手たちに疲労なんかやって来るわけがない。」と語れば多くの選手たちも「疲労なんかない」と口を合わせたように語る。少ない選手でやり繰りしているバルサだからして疲労問題がやたらと叫ばれる毎日だが、それでも他のチームを見てもほぼ同じような選手が90分間プレーしている。ここ何試合かの苦しい試合展開が疲労から来ていると理解する人々がいれば、長いシーズン中には必ず訪れる下降状態からだと判断する人々もいる。フィジカル的な疲労はないとしてもメンタル的な疲労が訪れているかも知れない。チームもほんのチョット下降線をたどっていたのかも知れない。だが、いずれにしても、バルサは期待通りの結果を出し続けていることが重要なことだ。レバンテ戦の勝利ですでにリーグ折り返し時点でもカンピオンは決定し、2位以下に大きなポイント差をつけて首位を独走している。それだけが重要なことだ。

「もし自分が息子の立場だったら足が震えてプレーどころではないだろうな。」
試合前の息子の練習風景を見ながらそう語るルーベンのお父さん。でも、だいじょうぶ、おとうさん。ルーベンはバルデスの弟と間違えるほど容姿もプレースタイルも似ているけれど、実は気性もバルデスにそっくり。生意気そうで気の強さがプンプン臭ってくるこの若者は大したミスもなく重要なスタメンデビュー戦を“合格”ラインで突破しました。

(映像を見るにはQuickTimeが必要です。ダウンロードはこちらから)