1月30日 日曜日

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中距離走者ジュリアーノ・ベレッティ

シーズン開始当初は攻撃に“行ったきり”でラテラルのポジションに戻ってこなかったことが多々見られたベレッティだが、最近の彼は“行ったり来たり”している典型的なカリレロ選手となっている。先日のラーシング戦でも彼がどのくらいの距離を90分間にわたって走行したのか、それはライカーにしてもバルサドクターにしても、そして当人のベレッティも想像がつかないと言う。
「いっぱい走ったと思う。でもそれが俺の仕事。」
固まってしまっているかのような表情をまったく崩さず、終始淡々と語るジュリアーノ・ベレッティ。

「普通の選手が3分、あるいは4分かかるところを彼はわずか1分ぐらいで元のフィジカルに戻してしまう。そういう意味で言えば、彼は典型的な400m、あるいは800m走者のそれだ。」
そう語るバルサドクター。つまり1キロ以内の距離であればコンスタントなスピードで走りきるフィジカルを持つことを意味する。そして28歳という、フットボール選手としては脂ののりきった年齢となった今、セレソン代表としてミランのカフーを追い越す勢いだ。

「シーズン開始当初は俺の動きにいろいろと批判があったのを知っているが、監督からはまったくの自由な動きを与えられていたし今でもそうだ。それはビジャレアル時代もそうだったし、出場機会は少ないもののセレソンでもそうだ。だからバルサでも非常に自然にプレーができていると思う。」
そのベレッティに初めての子供が誕生。ラーシング戦終了後、彼はフラン・ライカーとクラブの許可を得てブラジルに帰国していた。妊娠中の奥さんが戻っているブラジル。1月25日早朝6時30分にこの世に誕生してきた男の子の名はジアンルーカ君。フェリシダーデス!

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