2月4日 金曜日

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バモス!デメ!

赤黒やマッチロなユニフォームを身につけてプレーしている彼の姿はこの十年以上で何十回と見てきたものの、そしてかなり良い選手だとは思っていたものの、別に興味のわく対象とはならなかったデメトリオ・アルベルティーニ選手。それがたった一試合バルサのユニフォームを着て(例えそれがアスールグラーナではなく、売らんかなのアスールユニであったとしても)プレーしているのをテレビ画面を通して見ただけで、一気にお気に入りの選手となってしまうというのは、はてさてインチャというのはいかに単純なものかということを証明していることとなります。しかももうすでに何年もいる我らが若大将より遙かに良いんではないかい、とまで思えるのは困ったもんだ。1年と半年間残っているアトランタとの契約を解除し、基本的な保証期間は5か月間で月給6万ユーロという、経済的にはマイナスとなりながらもバルサに来た彼だからして、それだけでファンには受けが良い。契約書には記載されていないものの、あくまでも常識的に考えて、もしバルサが優勝することになったら自動的に彼の残留が決まるだろう。

デメトリオ・アルベルティーニという名前から、彼の同僚となった選手たちはアルベルティーニと呼ぼうとしたらしい。ところがアルベルティーニという愛称はすでにアルベルト・ジョルケラのものとなっており、二人もアルベルティーニがいるとまずいということからデメトリオからデメだけとってデメとしたそうな。しかしスペイン語でデメと言えば“ちょうだい!”という意味になり、試合中に彼の愛称を呼ぶと“こっちにボールをよこせ!”ということになってしまう。ボールなんか欲しくないオラゲールなどにしてみればデメトリオ・アルベルティーニには声をかけられないことになる。それは困ったというわけで、現在彼の呼び名を検討中という。

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