3月15日 火曜日

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アートデコゴール!

“落ちた偶像レアル・マドリ”とか“ブラックゾーンに吸い込まれたギャラクシコ”とか、タイトルを考えるだけでも楽しい11ポイント差現象であり、チクチクとからかっていきたいところなれど時間はじゅうぶんあるので次回にまわそう。急降下でどこまで落ちるのかわからない彼らのことより、バルサのスーペル・エストレージャに触れることの方が大事だ。

ロンドンから帰ってきて気管支炎を患っていたデコ。もちろん合同練習には一回も参加してきていない。それどころか、試合前日のホテル合宿にも参加していない。あくまでも自宅療養ということで試合がおこなわれる日の午後にチームメイトと合流している。
「高熱も出ていた状態だったので、普通の試合だったらとても出場するどころではなかった。でもこの試合はチェルシー戦後の特別の試合。自分にとってもチームにとっても、そしてファンの人々にとっても特別な試合。だから無理してでもでたかった。監督に相談したらOKというのでスタメンで出場させてもらった。」
バルサにとって特別な試合であったことは、ビルバオ相手に8万人以上の観客が集まったことを見れば明らかだ。すべての選手にとって、そして多くのファンにとっても特別な試合となったビルバオ戦。本来ならフラフラな状態であっただろうデコはこの試合でアートデコゴールを決めた。リーグ戦5回目のアートデコゴールだ。

それはまるでゴルゴ13の射撃のようだ。標的を仕留める角度が見つからないのなら途中にある遮蔽物を利用して角度を変えて標的を狙うゴルゴ13。アートデコゴールは同じ理論に基づいて、角度のないゴールを狙う超プロのみがなせる高級ワザだ。だが、これを彼は偶然の出来事と試合後に語る。ボールの角度を変えるために相手選手にぶつけてゴールを狙っていることを否定している。だが真実は・・・やっぱり偶然かな?

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