3月26日 土曜日

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クラシコまであと15日

次の試合は地元カンプノウでのベティス戦だから当然バルサが勝利するとして、マドリの方はアウエーでのアルバセテ戦だから引き分けか負けという結果の可能性もある。ということは最低ラインが11ポイント差で、状況次第では13あるいは14ポイント差でベルナベウに向かうことになるバルサ。超理想的な展開としてはこの試合に勝利すれば数字的にもリーガ制覇が決まるものだといいのだが、残念ながらまだ計算上そうはならない。いずれにしてもクラシコの勝負には勝つにこしたことはない。

だが、とりあえず、クラシコの前にはベティス戦が待っている。ここ6試合で4人目のマドリ審判となるだけではなく、あのピノ・サモラーノが笛を吹く試合だ。だがそれでもフラン・ライカーは普段通りのメンバーで行くことは間違いない。プジョー、チャビ、デコの3人がカード制裁リーチとなっているものの、これまでのフラン・ライカーのおこなってきたことを考えれば彼らを温存するような可能性はとてつもなく少ない。ベティス戦もマドリ戦も同じように3ポイントがかかっている試合と考える彼だから、スタメンを変えてくる可能性はないだろう。

そしてクラシコまであと15日。昨シーズンの後半からすでに多くの違いが見られているバルサとマドリによって戦われるクラシコ。違いの一例、それは選手の年齢。バルデス23歳、プジョー26歳、デコ27歳、ロナルディーニョ25歳、エトー24歳という若いバルサの平均年齢は25歳以下、一方マドリの方と言えば、ジダーン33歳、クチカル32歳、10番32歳、エルゲラ30歳、そして来年には30歳代に突入するグラベセン、サルガド、ベッカムと、彼らの平均年齢は29歳を超えている。つまり年齢だけを見ても、バルサ“これからのチーム”と、マドリ“これまでのチーム”によるクラシコとなる。そしてこの“これからのチーム”と“これまでのチーム”の相違は来シーズンも同じように見られることになりそうだ。脂ののりきった生きのいい選手を更に補強しようとするバルサに対し、ロートル選手との長期期間契約という誤りを犯してしまったフロレンティーノ・マドリは若返り政策をとるにしても肝心の資金がない。毎度のことながら、お互いに楽しい時期は何年か周期で交互にやって来ることになっていが、もう当分バルサの時代だ。

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