3月31日 木曜日

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独自のリハビリ状態が続く長期負傷者

本来であるならば今週の月曜日から走り込みのメニューをこなさなければならなかったモッタは青空の下ではなくジムでの調整をおこなっている。ヒザの負傷箇所の治療に関してはすでにステッドマン医師によってドクター許可が下りているものの、たちの悪い足の爪が彼の復帰を遅らせているようだ。モッタの爪の問題は今に始まったわけではなくこれまでも再三あったことであり、昨シーズンにも問題となっていた。足の指の爪が変な形に伸びてしまい力を入れると激痛が走るという、変わった趣味というか、変な傾向を持つモッタ足指爪。この問題を処理しない限り走り込みはおろか合同練習にも参加することはできない状態だ。もっとも、モッタ自信もそうであるように、スタッフ・テクニコも彼の復帰をそれほど急いでいるわけではない。負傷箇所が完治しているとは言え、フットボール選手として必要なフィジカルは当然ながらできていないし、無理して彼が試合に出場しなければならないほど選手が足りないわけでもない。ということで、目指すはクラシコが勝利に終わり数字的にもほぼ優勝が近づいてくる4月の中旬当たりに復帰ということになる。

月曜日にボール遊びをしていたラルソンやフィジカル作りに励んでいるエドゥミルソン、そして相変わらず山登りをしているガブリ、彼らの目標は6月10日から始まる日本ビジネスツアーに参加できるような状態にもっていくこと。だがそれが可能とならなければ来シーズンのプレステージまでには他の選手と同じような動きができるようなフィジカルに調節すること。したがってモッタをのぞいたこの三人が今シーズンの試合に出場する可能性は、少なくとも優勝が決まるまでのマジな試合ではまったくないと言える。もちろん、カンプノウ最後の試合となるビジャレアル戦ではすでに優勝が決まってしまっているだろうから、この試合での顔見せ出場ということはあるかも知れない。いずれにしても彼らは来シーズンの“最強補強選手”として活躍してくれればいいのだ。だから独自のリハビリで、休まず急がず焦らず来シーズンに戻ってくればいい。

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