4月6日 水曜日

■1チャンネル(2.3MB)

■2チャンネル(1.1MB)

バルサ優位ベルナベウクラシコまであと4日

「プジョーの出場が無理という可能性はもちろんある。彼はバルサ医師団に最低全治15日間と診断された選手だし、クラシコまではもうあまり時間がない。それでも、これは誰もが知っているように、彼の試合出場への意欲は想像できないものがある。したがって試合開始ギリギリまで彼の出場をあきらめるつもりはない。レアル・マドリの方は二人の選手がカード制裁で出られないらしいが、我々も、もしプジョーが出場できるようになっても、デコは出場不可能となる選手。彼は一人で二人分の仕事をするからハンディキャップは同じものだろう。」
どこまでも慎重なフラン・ライカーは、まだカルラス・プジョーのクラシコ出場に関してはっきりとしたことを語りたがらない。ジョアン・ラポルタが、マルケスが、そしてチャビが、いやほぼすべてのバルサ関係者がプジョーのクラシコ出場を可能と見ているにも関わらずフラン・ライカーはどこまでも慎重だ。

その彼に、ベティス戦への出場を可能とするかどうかのフィジカルテストを申し込んだカルラス・プジョー。だが医師団の強い反対にあいテストそのものを拒否されている。そしてベティス戦後、彼は「たぶん出場できただろうと思う」と語っていた。もちろんテストを拒否した医師団やフラン・ライカーに対する批判を含んだ言葉ではない。医学的な問題とは別に彼のバルサにかける執念がその言葉を生んだに過ぎない。ベティス戦に出場可能だと信じた彼だからして、もちろんその試合から1週間後のクラシコ出場には誰も文句は言わないだろうと考えているプジョー。医学的な判断でもOKが出るようにリハビリに打ち込む彼の1日は普段のそれより長い。

負傷した翌日から毎日三つの種類のリハビリプログラムをこなしてきている。早朝から始まる最初のメニューは地中海の砂浜散歩と軽い走り込み。2時間から3時間かけておこなわれるこのメニューが終わりを見ると、彼はカンプノウに向かう。昼からはジムでのフィジカル調整。ジムに閉じこもり各種器具を使ってフィジカル調整が終わる頃には昼食となる。普段なら昼食後には一時のシエスタタイムが待っているが今週の彼にはその時間もない。昼食後には物理療法の専門家によるリハビリが夕方までおこなわれる。1日最後のリハビリメニューとなる物理療法が終わり次第、彼は帰宅して次の日のリハビリの備えることになる。金曜日におこなわれる最後のドクターチェックに合格するために、彼の毎日はこうして費やされる。そして誰しもが予想するように、クラシコへの出場は間違いない。

(映像を見るにはQuickTimeが必要です。ダウンロードはこちらから)