4月12日 火曜日

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3ポイント、安い授業料としよう!

彼らが20年間カンプノウで勝利できなかったことや、これまでバルサがベルナベウで2連勝したことがないという歴史が示す事実は、単なる偶然の産物ではないようだ。お互いのチーム状況がどのようなものであれ、クラシコは地元が圧倒的に有利となる戦い。レアル・マドリが“キンタ・デ・ブイトレ”の時代の終焉を迎え、そしてバルサが“ドリーム・チーム”と大げさに呼ばれていた時代でさえ、ベルナベウでは確か1回ぐらいしか8年間クライフバルサは勝利していいないはずだし、20年近くテレビ観戦しているベルナベウクラシコでバルサが勝ったのを見たのは3回か4回ぐらいにしか過ぎない。したがって今シーズン、試合内容においてもポイント数においても圧倒的にガラクティコス崩壊チームに優っているにも関わらず、敗北の味をかみしめなければならなくなったのは、悔しいながら、とてつもなく悔しいながら、それほど不思議なことでもない。普段以上の攻撃の効率の良さと、普段以上の守備の堅さと、そして普段以上の幸運がないとベルナベウクラシコでは勝利できない。そして残念ながら、今回のクラシコにはそれらの一つも味方につかなかった。だから、それでは、当然ながら勝てません。

それはまるでチェルシー戦のような試合展開であり、偶然にもスコアーまで同じときている。前半20分で2−0となり、バルサにとってハンディー戦となってから試合が開始された雰囲気も同じだ。ゴールチャンスが勝利チームの倍以上ありながら倍のゴールを決められているのも同じだ。リーグ2年連続優勝とチャンピオンズ制覇を目標とする来シーズンのバルサにとって、この二つの試合を反面教師としてしっかりと研究しなければならない。更なる理想的なチーム作りを目指すために絶好の反省材料だ。そう、理想的なチーム作りのための授業料を払ったと考えればいい。もっとも、それでも悔しいものは悔しいのだ。

悔しいながら、リーガ制覇を確信している多くのバルセロニスタたちが選手たちを迎えるために深夜にバルセロナ空港に押しかけている。試合前日にも同じように多くのマドリッドのバルセロニスタたちがバルサ選手たちを空港で待ち受けていた。
“カンペオ〜ネ!カンペオ〜ネ!カンペオ〜ネ!”
“カンペオ〜ネ!カンペオ〜ネ!カンペオ〜ネ!”
“カンペオ〜ネ!カンペオ〜ネ!カンペオ〜ネ!”
クラシコに負けながらもバルセロニスタの意気は消沈しない。
“気にするな!リーガは俺たちのものさ!”
“気にするな!リーガは俺たちのものさ!”
“気にするな!リーガは俺たちのものさ!”

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