4月16日 土曜日

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シーズンオフ前後に必ず話題になるニュース

バルサのユニフォームに広告が入るのはいまさら目新しいニュースでも何でもない。その広告主が中国関係となる可能性があることもすでに多くの人々が知るところとなっている(チキートコーナー「2004−05シーズン中間総括」参照)。そして今また、EFE通信が新たなラポルタ政権の目指すものをいくつか紹介している。これらのことはもう何週間も前から噂としてラジオなどでささやかれてきたこととは言え、そしてラポルタ政権がまだ公式に認めていないとは言え、何となく現実性を帯びている話でもある。アボノの40%の値上げやユニ広告などという、これまでのバルサ理事会ではタブーとされてきたことを平気でやってしまおうという若い理事会だけに、すべてのことが可能だ。

ラポルタが会長選挙に打って出たときに“選挙公約”としていくつかのことを発表している。その中に“ソシオ審議会制度の見直し”というものがあったが、これはいまだにまったく“見直し”されていないばかりか、今まで通りのわけのわからないこのソシオ審議会によってユニ広告案が“ソシオ代表”によって認可されている。そして“所有財産を売ることは決してしない”という公約もあった。これまでの密かな噂や今回EFE通信が流したニュースはこの公約に反することになる。なぜならミニエスタディを売ってしまおうというものだからだ。

細かいことを書くと長くなるし面倒なので簡潔に。
かつてフロレンティーノがやったことを見習って、ミニエスディの土地を商業用途土地に変更した上で販売し、1億2千万ユーロもの大金をクラブ金庫に入れる。その資金の一部を利用し、カンプノウのキャパシティーを1万5千から2万席増やす工事費とする。ついでにバスケット会場などであるパラウを改装するか大幅に新しいものとしてしまう工事の費用とする。それではバルサB以下のカテゴリーはこれまでの予定通りシウダー・デポルティーボに移るかというとそうではない。完成予想模型はもちろん何年も前にできているが、肝心の実物は工事さえストップ状態。行き先はエスパニョールが現在使っているモンジュイクとなる可能性が大だという。

もうだいぶ前からあった噂でありながら、今のところラポルタ理事会は沈黙を守り肯定も否定もしていない状態。それでもシーズンオフ前後には間違いなく話題となり、賛成派と反対派に別れての激論が戦われることになるのは間違いない。言いたいことは山のようにあるが、今日はやめておこう。

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