4月23日 土曜日

■1チャンネル(1.4MB)

■2チャンネル(2.3MB)

頑張ってみよう、イエローサブマリン!

「バルサを助けるためにマドリに勝つのではなくて、自分がいま所属しているチームのために試合に勝利したい。どんな試合であれ負けるのは嫌いだし、カンプノウでのバルサ戦にももちろん勝ちたいと思う。」
いちおうレンタル扱い選手であろうと、一時的に所属しているクラブに敬意を払うのは常識だから普通の選手ならじゅうぶん納得いく発言内容。だが「ボカだけが自分のクラブ」と言い切るリケルメがこういうことを言うと、本心からそう思っているように見えるところが普通じゃない。バルサがいまだに彼の年俸の7割を支払い続けているというのに、何ともはや、つれないことを言う奴だがリケルメというのはそういう人なんだろうからしょうがない。バルサとの契約が切れる2年後にはジダーンの代わりとしてマッチロなユニフォームを着てもまったく不思議ではない選手だが、まあとにかく今は誰のためでも良いから、とりあえず目先の相手に勝利して少しはバルサに貢献してくださいまし。

ここには彼以外にも、というか彼以上に長いあいだ見てきた選手が何人かいる。バルサBのカピタンであったキケ・アルバレスはミニエスタディで、ポルテロのぺぺ・レイナと負傷中でこの試合に出場できないルジェー・ガルシアはミニエスタディとカンプノウ両方で見てきた選手。三人ともバルサで立派にやっていける選手だったと今でも思っているが、幸運の女神さんは他の道を彼らに与えてしまったからしょうがない。タイトル獲得するのに誰の助けもいらないバルサだが、早めに決着をつけるためにほんのチョットの手助けをしてくれるというのならもちろんお断りしません。かつて彼らの最大のライバルチームだったメレンゲを粉砕してしまおう!

元マジョルカの選手であり現在はフランスリーグでプレーしているアルベルト・リエラの弟であるシト・リエラが先制点を決め、そしてもうとっくに“明日のキラキラ星選手”として紹介されていなければならないビクトル・バスケスがだめ押しゴールを決め宿敵エスパニョールを破ってグループリーグ優勝を決めたバルサ・フベニルAチーム。だが彼らにとってシーズンが終わったわけではない。これから始まるチャンピオンズの戦い(グループ首位同士によるスペインチャンピオンの決定)と、スペイン国王杯の戦いが始まるからだ。個人的に、これで6月の楽しみができたというものだ。

(映像を見るにはQuickTimeが必要です。ダウンロードはこちらから)