5月1日 日曜日

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審判はマドリ有利

地元メディアで働くジャーナリストをクラブ内の何らかのポジションに取り入れてしまうことはよくあることだ。例えばバルサの場合、ヌニェス会長時代にも現在のラポルタ会長の下にもムンド・デポルティーボの元ジャーナリストが入り込んでいる。そして現在のマドリと言えば、アス紙の元ジャーナリストがオフィシャルウエッブページの責任者として就任している。そして今回の“審判バルサ有利”キャンペーンの口火を切ったのはアス紙の編集長だった。

先週末だったか日曜日だったか、アス紙の編集長がメディアに登場し次のように語っている。
「今シーズンこれまでの試合経過を見る限り、どう考えても審判はバルサ寄りの笛を吹いている。そして奇妙にもレアル・マドリに対しては非常に否定的な笛が吹かれることが多いのも今シーズンの特徴だ。エトセトラ、エトセトラ、エトセトラ・・・。」
こんな感じだったと記憶しているが、とにかくこの編集長の発言をきっかけとしてマドリオフィシャルウエッブページにまで大々的な“審判バルサ有利”キャンペーンが張られることになる。さて、このアス紙の中には“読者コーナー”というものがあり、各節の試合が終了するたびに読者からの審判評価がおこなわれている。やれ、今週の試合はマドリが審判に助けられたとか、あるいはバルサ有利の笛が吹かれた試合だとかという意見を元に、これまでどこのチームがどれだけポイントを損し、どこのチームがどれだけ得をしてきたかという一覧表が掲載されている。それによれば、まことにもって皮肉なことに、マドリはリーグ順位3位に下がりバレンシアが2位に、そして今よりダントツでバルサが首位となっている。つまりマドリ有利の笛が吹かれている試合が多いと読者は思っているらしい。

審判の笛により、どちらがどれだけ得をしたり損をしたりしているかということとは別として、どちらのチームがより素晴らしい戦い方をしているかは一目瞭然だ。
「これまでの試合内容を見てきたフットボールファンにしてみれば、我々が圧倒的に良い内容で戦ってきたことぐらいわかるだろう。審判の判定を理由にしてゴチャゴチャ言う人たちには興味がない。」
と、素っ気なくマルケスが語れば、常識派のプジョーはまともなことを語って審判批判を批判する。
「わずか一瞬のうちに判断しなければならないのだから、審判の仕事は非常に難しい。我々選手が必ずミスを犯すように彼らもミスを犯すことは避けられない。そして我々がミスをしないように必死にやっているように、彼らもまたミスをしないように一生懸命やっている。したがって審判の判定に関しては口を挟まないことにしている。」

ところで面白ベレッティさん、生まれたばかりの赤ん坊の泣き声を携帯の呼び出し音にするのはいいとして、記者会見中は切っといた方がいいんじゃないでしょうか?

■アルバセテ戦5−0勝利用招集選手
バルデス、ジョルケラ、ジオ、シルビーニョ、プジョー、オラゲール、ナバーロ、ベレッティ、アルベルティーニ、マルケス、モッタ、ジェラール、イニエスタ、デコ、メッシー、ロナルディーニョ、エトー、ジュリー
(マクシは練習中に右足の指の骨を痛めてしまい今季の出場は不可能となりました。)

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