5月13日 金曜日

■1チャンネル(1.7MB)

■2チャンネル(1.6MB)

■3チャンネル(1.1MB)

それでもバルサは強かった

ひとシーズンに7人もの選手が手術が必要となる負傷をすることは、そうざらにあるもんじゃない。しかもそのうちの4人はほぼシーズンそのものを棒に振るほどの大負傷。おまけにシーズン開始当初チキ・ベギリスタインを中心としたスタッフ・テクニコのアイデアは少人数での精鋭なチーム作りというものであり、そのアイデア自体は悪いものではなかったものの、多くの負傷選手が出てきたことによりまったくもって最少精鋭主義となってしまった。その数わずか13人、それでもバルサは期待以上に疲れを知らずにシーズンを乗り切ることに成功。ご立派。

新加入選手のエトー、デコ、ベレッティ、ジュリーなどの活躍に加え、ロナルディーニョがシーズン後半から昨シーズンのようなクラック・ロナルディーニョとして戻ってきた。チームを支える彼らの貢献はもちろん大きい。でも、やはりチームカラーを支えてきたカンテラ選手のことを忘れてはいけない、というか、忘れたくない。バルデス、プジョー、オラゲール、チャビ、彼らはほぼすべての試合にスタメン出場。そして個人的には何と言ってもイニエスタ。小さいときからこれほど騒がれた選手は少ないし、期待通り一部チームで活躍する選手は更に更にわずかな数となる。そしてもう21歳となったイニエスタは上がるところまで上がってきた。これから今まで以上に難しい戦いに挑むことになる。それは一部チーム選手としての“現状維持”を最低限おこなうことであり、そして更に経験を積んで大きく成長すること。勝負は来シーズンだ。

(映像を見るにはQuickTimeが必要です。ダウンロードはこちらから)