2002年
9月
2003年
試合終わって、落ち穂拾い(2002年9月29日)

●ベティス-バルサ戦●

・試合前のグラウンド上では、いつくかの会話の輪。まずはモッタ、ロッチェンバック、デニルソンなどのブラジル人勢が楽しくじゃれ合い。もう一つの昨シーズンまで一緒だったアルフォンソを囲んでの弾む会話には、ジェラール、ルイス・エンリケ、プジョーなどの選手の他にレシャック、ドクトール・プルーの顔も。そして最後にバンガールとビクトール・フェルナンデスも立ち話。作戦交換?

・90分間、バルサの打ったシュートは前半1本(サビオラ)と後半1本(ジェラール)の2本だけ。そして、枠内に行ったシュートは・・・1本もなし。

・バルサのボールがカットされるシーン続出だったこの試合、なんと90分で86回もボールをとられている。これはバルサの記録だ!

・バンガールが全幅の信頼を寄せる11人のスタメン戦士で臨んだ試合では、今シーズン初めての敗戦。トータルでは2敗目。

・アルフォンソはリーグ4試合で4ゴール。バルサ在籍時代のリーグでのゴール数は2。なんとすでに2倍のゴール。絶好調アルフォンソ。

・この試合を吹いたアントニオ・ペレス審判は、今シーズンから1部リーグに。しかし1部デビューはすでに1997年1月に。そのとき審判が負傷したため、エステレマドゥーラ対デポル戦を吹いている。

・ベティスのスタジアム閉鎖などの事情も含めて、荒れると予想されたこの試合への警備には300人の警官が招集された。

・4万人のソシオがいるのに、2万人しか収容できないスタジアムではできないと、ギリギリまでウエルバでの試合開催を拒否していたベティス会長。そしてチケットがたりないからとアンダルシアのバルサペーニャには1枚もチケットを売らなかった。しかし、最後には2500枚のチケットが売れ残っていたいうことだ。

・ベティスファンによりゴール南の観客席が200席ほど壊されていたそうだ。勝っても負けても激しいファン。

カピタン・エンリケの記録(2002年9月27日)

9月1日にリーグが始まってから、5試合出場し、毎試合得点の6ゴールを決めている絶好調ルイス・エンリケは、この10日間で次々と記録をうち立てています。まず、サン・マメスでのビルバオ戦で、1部リーグ200勝達成。次はカンプノウに戻りエスパニョール戦で、バルサの選手として250試合出場達成。最後はトルコでバルサの選手としての100ゴールを達成。

その100ゴールをシーズン別、試合別にみてみると

        計  リーグ  国王杯  レコパ   CL  UEFA  その他
96−97
ゴール数   18   17    1    0   −    −    0
試合数    51   35    7    7   −    −    2

97−98
ゴール数   25   18    3    −   3    −    1
試合数    47   34    6    −   4    −    3

98−99
ゴール数   12   11    0    −   1    −    0
試合数    34   26    3    −   3    −    2

99−00
ゴール数   12    3    3    −   6    −    0
試合数    33   19    5    −   7    −    2

00−01
ゴール数   16    9    1    −   2    4    −
試合数    41   28    4    −   4    5    −

01−02
ゴール数   11    5    −    −   6    −    −
試合数    38   23    −    −  15    −    −

02−03
ゴール数    6    4    −    −   2    −    −
試合数     7    3    −    −   4    −    −

トータル
ゴール数  100   67    8    0  20    4    1
試合数   251  168   25    7  37    5    9

また、この100ゴール中59ゴールが、その得点時での引き分けや勝ち越し点となるゴールですし、その59ゴール中38ゴールは、その試合での両チームにおける初ゴール。つまり1-0というバルサのリードになるゴール。ここぞというとき頼りになるカピタン・エンリケの姿があらわれます。

試合終わって、落ち穂拾い(2002年9月25日)

●ガラタサライ-バルサ戦● チャンピオンズ1次リーグ

・この試合はルイス・エンリケの記録オンパレード。バルサでの100ゴール。そしてバルサでのヨーロッパ25ゴールはレシャックと並んで3位。

・試合開始前、ガラタサライでは英雄扱いのハジが、グラウンドに出てファンに挨拶。3時間前から盛り上がっているスタジアムが一層盛り上がりを見せる。バルサの選手でもあったハジに、レッシャックもグラウンドに降りて挨拶。

・試合前に、正面スタンドの一部を覆おう大きな垂れ幕。そこには宿敵フェネルバッチェを揶揄するスローガン。

・黒が好きなビクトールは、今シーズンずっと黒とグレーのキーパーユニ着用。しかしこの試合では、いつもエンケが着ているグレーと黄色のユニを。プレーはユニの色には関係なし。

・昨シーズンのCLでも当たっているガラタサライ。0-1でバルサが勝利したその試合にも出場していた選手は各チーム4人ずつの計8人。バルサの選手はチャビ、ルイス・エンリケ、クルイベルト、プジョー。

・イタリア人審判、試合開始早々、イエローカードを落としてしまった。かなり立ってから、ガラタサライの選手が拾って手渡すまでカードなし。それでカード免除のラッキーな選手はいるか?

・試合終了後、ボール拾いの子と一緒に写真を撮ってくれ、とクルービーにカメラを渡されたレシャックは、カメラマンにヘ〜ンシン。

・観客席には、ガスパー会長と同し名をもつ彼の息子。頻繁に足を組み替えたり、やはり落ち着きはないようだったとか。

ガラタサイ戦+メルセ祭+45周年(2002年9月24日)

今日はバルセロニスタにとってはいろいろなことが重なる日。今夜トルコでは我がバルサが、CLの第2戦を戦う。そして今日がバルセロナの街の最大のお祭り、メルセ祭の最終日で祝日。最後に今日がカンプノウ誕生45周年の日。

カンプノウは、1957年、ミロ・サンス会長もとにオープン。その後ヌニェス会長時代に3回にわたって改築工事が行われています。1回目はスペインワールドカップ開催の1982年、このときの工事で客席数が最大12万人収容になります。その後1994年には、内部の改築工事と共に、グラウンドを掘り下げ客席も数列増やしています。最後には1999年にUEFAの規定をうけ、残っていた立ち席をすべて椅子席に変更。そのため、収容人員が減り現在は98,600人となりました。

街ではメルセ祭のいろいろな催し物が行われる一方、カンプノウでもバルセロニスタを集めて45周年のお祝いの行事が繰り広げられています。まずミサが行われ、その後、50年と75年の長きにわたるソシオたちへ記念品贈呈。そして広場ではサルダーナの踊りが音楽共に提供され、集まったバルセロニスタを楽しませます。

試合終わって、落ち穂拾い(2002年9月22日)

●バルサ-エスパニョール戦●

・試合開始前、先日亡くなられた元バルサ選手、Josep Iborra氏と Josep Riba氏を悼んで1分間の黙とう。

・カタランダービー85,838人の観客数は、先日のCLブルッハス戦の83,540人をこえた。

・かつてのバルサの人気者、デ・ラ・ペーニャがカンプノウに戻ってきた。エスパニョールの選手の名前が呼ばれるたびにブーイングが起こるカンプノウだが、デ・ラ・ペーニャの名前のと時だけは拍手がわき起こる。そして、後半彼の交替の時にもやはり拍手で。

・この試合のスタメンに、両チームあわせて8人のカタラン人選手。バルサ4人(チャビ、プジョー、ビクトール、ナバーロ)、エスパニョール4人(アルヘンソ、モラーレス、タムード、ロポ)。そしてトータルで、バルサのカンテラ出身選手9人(バルサは上記4人の他、モッタ、ガブリ、エスパニョールにデ・ラ・ペーニャ、ベラマサン、ルジェール)。

・クルイベル、試合後着ているユニを脱いで観客席に。

・バンガール、今シーズン公式戦で初めて規定いっぱいの3人の選手交代。しかし3の数字にたりなかったのは得点。バンガール第1期バルサ監督としての3シーズンは、このカンプノウでのカタランダービーをすべて3得点で勝利していたのに、今回は1点たりず。

・この試合終わった段階で、バルサはリーグ1位に躍り出た。もちろん3試合終了しているのは5チームのみという、1次的な地位だが、それでも1位は1位。そしてリーグ1位というのは、2001年10月4日の第6節以来。

・後半45分プレーしたリケルメ、試合中に負傷しており、残念ながら火曜のガラタサライ戦は不参加に。

カタランダービー、20年負け知らず(2002年9月21日)

1982年3月28日、カンプノウで戦われたカタランダービーは、1-3でエスパニョールがバルサを下しました。そしてそれから20年の歳月が流れ、カンプノウでは19回カタランダービーが戦われましたが、エスパニョールは1ポイントしか稼いでいません。つまり、バルサの18勝1分けという結果。その唯一の引き分けは1985-86の0-0ですから、それ以来15戦15勝。バルサはこの19試合で、27得点、失点はわずか5点。最多得点最少失点の試合は、クライフ率いるドリームチーム時代の1992年11月29日、ストイチコフ、ナダール、クーマン、ヴィチケ、チキが得点した5-0の試合。

今夜もまた記録を伸ばします。

試合終わって、落ち穂拾い(2002年9月19日)

●バルサ-ブルッハス戦● チャンピオンズ1次リーグ

・ルイス・エンリケ、このゴールで、ヨーロッパ25ゴール達成。チャンピオンズで19ゴール、UEFAカップで5ゴール、スーパーカップで1ゴール。このうち最初の1ゴール(マドリで)を除く24ゴールがバルサの選手として。そしてバルサの歴史の中でこの24ゴールは、リバルド(31)、エバリスト(27)、レシャック(25)に続く4位。またこの中で記録更新できる唯一の選手。

・バンガール、バルサで4回目のチャンピオンズ参加だが、1次リーグ第1戦をホームで戦うのは今回初めて。1回目はニューキャッスル地元で(3-2)、2回目はマンチェスター地元で(3-3)、3回目はAIKソルナ地元で(1-2)。

・バルサの選手としてカンプノウでの初ゴールを決めたのはメンディエタ。

・ベルギーからはブルッハスの応援に1500人のファンが駆けつけた。

・メモ帳は我がバンガール監督の必需品だが、特許品ではない。ブルッハスの監督Trond氏もベンチでメモ帳片手に書きまくり。カンプノウに舞う2つのメモ帳合戦。

・この試合、交替したのは2人だけ。しかしこれはこの試合に限ったことではない。今シーズン、公式試合6試合で、バンガールは3人交替させたことがない。

・2年前、バルサはブルッハスとUEFAカップで当たっている。その時も出ていた選手、バルサではチャビとコクーの2人。ブルッハスは6人。

・ナバーロはユニフォーム蒐集家。この試合では2つのユニをゲット。1枚はCL初出場記念に自分のユニ。そしてもう1枚は相手チームのブルッハスのユニ。これかもたくさんの試合に出場して、もっともっとユニを集めるんだ!

・観客席には試合に呼ばれていない4人の選手(アンデルソン、オーベルマルス、ダニ、エンケ)の顔。次に当たるガラタサライのサブコーチも偵察に現れた。もちろんバルサのサブコーチも、ロコモティブ-ガラタサライ戦を偵察に行っている。

試合終わって、落ち穂拾い(2002年9月15日)

●ビルバオ-バルサ戦●

・遠征先では試合前、のんびりとホテル付近を散歩するのがふつう。でも昨日は、デモ隊と警官の衝突でビルバオの街中が騒然としていたため、中止。ホテルからまっすぐスタジアムへ。

・試合開始前に行われた始球蹴式(?)は、音楽家のカメロ・ベルナオラをたたえてのもの。彼はビルバオのイムノの作曲者。そしてボールを蹴ったのは彼の息子。

・先週の金曜日になくなった元バルサの選手、ジョセップ・リーバ氏を偲んで、バルサの選手たちの腕には喪章。

・若返ったバルサと共に、昨日は多くの負傷者から若手を起用せざる終えなかったビルバオ。両チームの平均年齢は、それぞれ25歳。

・ルイス・エンリケ、昨日の勝利が、彼のリーグでの200勝目。

・バンガール、これでサン・マメスでは3勝1敗と相性は悪くない。もっと相性がいいのは、サビオラ。彼は昨シーズンの4月6日、フエラでの初ゴールが、まさしくこのサン・マメスで、しかも2得点。

・バルサのファールは前半・後半5つずつで計10。例年激しい試合になるビルバオ戦にしては少ないというだけでなく、リーグ中でもファールの少ない試合になった。

シュートは枠内に(2002年9月14日)

リーグが始まってから2週間もたっていますが、今日ようやく第2節が行われます。第1節は地元で引き分けてしまったバルサですが、それでもシュートの数は他の19チームを押さえて1位の20本。そのうち枠外に飛んでしまったのは、ポールにあったたものも含めて11本、これも1部では1位を保持。しかし肝心の枠内へのシュート数、9本については、2位に落ちてしまいます。そして枠内へのシュート確率45%は12位。ゴール確率の10%は悲しくも16位。

選手別に見ると、ルイス・エンリケ6シュート(2位)、サビオラ5シュート(4位)、コクー4シュート(6位)。攻めはよし、後はシュートを枠内に、そしてキーパーのいないところに入れるだけ。

五大陸をまたにかけ(2002年9月13日)

1995年12月に出されたボスマン判決は、ヨーロッパフットボール界を変えたといってもいいでしょう。スペインでも、外人扱いにならない外人選手がふえ、グラウンドには外人選手のほうがスペイン人選手よりも多いという光景も見られるようになっています。

しかし、これほど多国籍は初めてというのは、国王杯ではサラマンカを0-4で下し、次節進出を決めているラーシング・フェロール。2000年から2部Aに所属のこのチームは、現在10を数える国籍の選手がおり、そしてそれは5大陸に散らばっているという国際チーム。

まず、ヨーロッパは、フランス5人、ドイツ1人、ボスニア(スウェーデン国籍)1人の計7人、アメリカからはガテマラ(イタリア国籍)、コロンビア、アルゼンチンからの3人、オセアニアは、オーストラリア(スペイン国籍)の1人、そしてアジアからは日本から安永君の1人、アフリカはナイジェリアから1人。ただし、2部のチームは外国人選手の登録は3人までという決まりがあるため、最後のナイジェリアの選手が、登録外となっています。

というわけで、現在スペイン人10人、外国人12人の選手登録をしているフェロール。クラブの会長は「これはウケを狙っての事じゃなくて、スペイン国内の選手は高くて手がでない」からと、この多国籍チームの説明をしています。経済的に苦しむフットボール界、これからも国際クラブが増えていきそう。

試合終わって、落ち穂拾い(2002年9月12日)

●ノベルダ-バルサ戦●(国王杯)

・試合開始前、選手たちが芝の上で練習中に、ベンチではバンガールとレシャックがひそひそ話。何を教わったか、バンガール、それとも聞く耳持たなかったか、バンガール。

・客席からグラウンドの線まで1メートルくらいしかないこのスタジアム。選手入場の時に客席からまかれた紙吹雪で、ラインが見えなくなってしまい、開始前に帚とちり取りでお掃除。

・バルサは得点した2ゴールの他、4つのゴールが無効にされている。うち3つは確かにオフサイド。でも残りの1つ、ジェラールのゴールは有効だったのに。

・試合で使われたボールはリーガでのものとは違うボールで、前回のワールドカップで使用されたボールと同じ。というのも、リーガはナイキのボールを、国王杯はアディダスのボールを使うことになっているため。

・試合終了、ノベルダの勝利が決まった瞬間、スタジアムにはチャンピオンのテーマ局「We are the champion♪」が流れる。バルサに勝つ準備も万端だったノベルダ。

・観客席には多くのバルセロニスタが詰めかけ、そこここにバルサのユニを着た人たち。マドリッドからもペーニャが旗を持って駆けつけていた。

・試合終了後の記者会見。あまりの記者の多さに、普段使う部屋では入りきらず、大ホールに変更。

・試合後、すぐに飛行機でバルセロナに戻ってきた選手たち。降り立った中にリケルメの姿がない。「個人的な理由で別行動になっている。許可はとっている」とはバンガールの話し。しかし記者に指摘されるまで気がついていなかった選手も多かったとか。

Novelda というチーム(2002年9月10日)

今年は例年に比べ早い時期からの国王杯参加となりますが、1/32からの参加という条件は同じでカテゴリの下のチーム地元での1試合のみ。そして今シーズンのバルサの相手ノベルダは、2部Bのグループ3に属するチーム。それは、まさしくバルサBのいるグループで、現在リーグ第2節を終えて、2戦2敗の最下位にいるチーム。

このノベルダというチームは、1925年に創立、2部Bカテゴリーに6シーズン、3部に28シーズン所属。優勝経験はなく、最高で00-01シーズンの2部Bでの5位。昨シーズンは7位でした。スタジアムは5500人収容の「Municipal de la Magdalena」、グラウンドの広さは90mx63m。484人のソシオ、年間予算は72万ユーロ。バルサとの対戦経験はありません。

監督はかつてはバルサの下部組織でプレーしたことのあるアントニオ・テイシド。バルサと関係あるのは監督だけでなく、キーパーのルーベンもかつてプジョーと一緒にプレーしたことがある選手。またベテラン選手クディは、ルイス・エンリケとヒホンの下部組織で一緒。

このチーム、昨シーズンは同じく1/32でバレンシアとあたり、0-1で敗れたものの、バレンシアの外国人選手4人起用という珍事で勝ち上がり、次のラス・パルマスを破り1/8まで進出。このときフィゲラスとあたり敗退しています。

公式Webページ www.noveldacf.com

一足遅れのプレステージ総括(2002年9月7日)

すでにリーグ第1節が終了していますが、今週はリーグがお休みとなっているので、ちょっと時間を巻き戻してプレステージでのチーム別成績を見てみることにしましょう。

プレステージでの試合はは7月6日に戦われたビジャレアル-Hafnarfjoirのインテルトットを皮切りに、8月30日のフェイノルド-マドリのヨーロッパスーパーカップを最後に終了しました。全部で191試合、うち公式試合(チャンピオンズ予備戦、インテルトット、スペイン・ヨーロッパスーパーカップ)は18試合で残りの173試合が親善試合。これは一日に平均約3試合行われた計算になります。

プレステージでトップを行くのはデポルティーボ。11試合で11勝、負けどころか引き分けもないパーフェクト。そのデポルティーボがリーグ第1戦を地元で落としたのは皮肉としか言えません。続くのは15試合を13勝0敗2分けの負け知らずで終えたセビリア。一番多く試合をしたのはバレンシアの16試合(9勝3敗4分け)。バルサは9試合で7勝2敗0分けで5位。マドリは9試合を5勝3敗1分けで9位。最下位はビジャレアルで10試合を3勝3敗4分け。(注:これは獲ったポイントのパーセンテージでの順位)

総ゴール数は560ゴール。最多得点の試合は、ベナカソン-セビリアの0-13。チーム別得点で見るとラーシングが1試合平均3.2得点でトップ。最少失点はデポルティーボとセビリアの0.2得点。

得点王はアルフォンソ(ベティス)とモイセス(セビリア)の11ゴール。続いてデリー・バルデス(マラガ)とナッチョ(ラーシング)が8ゴール。1試合での最多ゴールは、モイセスとマラ(アラベス)が各5得点。

GENT DEL BARCA(2002年9月5日)

かつてあった「カルネ・デ・シンパティサンテ」というものが名前と内容を一新して、今日正式発表されました。申し込みは、公式ウェブページからもできるようになりますが、今のところはまだのようです。

この「GENT DEL BARCA」には「ベーシック」と「スタンダード」にわかれます。この2種類について現在までにわかっていることは以下の通り。

ベーシック
 ・19ユーロ
 ・e-mailアドレスが一つもらえる。
 ・公式ウェブページに試合後に選手とのチャットなど特別なコーナーが設けられ、それに参加できる。
 ・バルサ博物館の入場が無料。
 ・1部の練習を見学できる。

スタンダード
 ・39ユーロ
 ・「ベーシック(BASICO)」の特典すべて
 ・オフィシャルショップ「La Botiga」での買い物に割引がある
 ・カンプノウでのバルサの試合1試合無料で見られる(ただし、試合による)。
 ・パラウ・ブラウグラナでバスケットの試合1試合無料で見られる(ただし、試合による)。
 ・ハンドボール、アイスホッケーの試合も1試合無料。

申し込み方法など詳細は、いずれ「いろいろ情報室」の方にアップします。

カンプノウ入場料(2002年9月4日)

リーグ開始に当たって、カンプノウで行われるリーグ戦の入場料が発表されています。それによると相手チームによって4段階に分けられており、マドリ、バレンシア、デポルティーボなどはAグループで一番高い席で93ユーロ、一番安い席で47ユーロ。これはDグループの一番高い席と同じになります。下に一覧を載せていますが、もちろんこれは目安であり、試合の行われる時点での順位などの関係で値段は変動的です。

入場料一覧(単位ユーロ) 

           A   B   C   D
正面スタンド    93  62  53  47
バックスタンド   78  56  47  34
ゴール0      68  47  37  31
ゴール1・2階   62  40  31  25
ゴール3階     47  31  25  19

グループA マドリ、バレンシア、デポル
グループB At.マドリ、セルタ、アラベス、マヨルカ、エスパニョール
グループC ソシエダ、マラガ、ラーヨ、ビジャレアル、オサスナ、ベティス、セビージャ、アスレティック
グループD レクレアティーボ、バジャドリ、ラーシング

試合終わって、落ち穂拾い(2002年9月2日)

●バルサ戦-At.マドリ戦●

・試合開始前に、ガンペル杯の最優秀選手に選ばれたサビオラの表彰が行われた。

・バンガール、バルサ監督として4回目のリーグ初戦。うち3回がカンプノウで。バンガール初年度、1997年8月31日にレアル・ソシエダ戦をカンプノウで3-0で破り好スタート。2年目1998年はラーシングと0-0だが、これはフエラでのスタート。3年目1999年、サラゴサをカンプノウに迎え、2-0で勝利。そして昨日、2-2でカンプノウでの3連勝ならず。

・昨日の試合には両チームで、ビクトール、ナバーロ、フェルナンド・トーレスと3人のアンダー21の代表選手がスタメンに。

・昨シーズンから審判がつけていた広告「QUIERO」。今年も審判のユニについていたが、ほんとうはもうどうでもよいもの。というのは、すでにこの「QUIERO」という企業は存在しないのだ。

・観客席には、セルジの赤白姿を見るためご両親が。そして、なんとグアルディオーラも奥さんと一緒に観戦。その他これからはバルセロナに住むというピッチィーの姿も見られた。

いよいよ始まるリーガ02-03(2002年9月1日)

昨日のラーシング-バジャドリ戦をもって、リーガ02-03がスタートしました。そしてバルサのスタートは今夜カンプノウで、ベテラン監督アラゴネス率いるAt.マドリとの対戦。

このルイス・アラゴネス監督は、リーガ1部で指揮した試合数が一番多い監督で、その数687試合。その他今シーズン1部の監督のなかでは、4位に477試合でデポルティーボのイルエッタ監督、13位に381試合のベティスのビクトール・フェルナンデスが顔を出します。

続いていくつかリーガの記録を見てみると、現役選手で出場試合数が一番多いのは、マヨルカのソレールで490試合。続くはマドリのイエロの472試合。ドナト(450試合)、ナダール(410試合)。バルサの選手ではルイス・エンリケが8位(358試合)、アベラルドはそれより一試合少ない357試合で続きます。

また過去10年間で、リーガ第1節でのゴール数は96-97が40ゴールで1番。昨シーズンは95-96の32ゴールに続く第3位の31ゴール。一番少ないのは98-99の17ゴール。さて、今シーズンの出だしはいかに。