カンプノウ、
試合終わって、落ち穂拾い(2003年10月19日)
●もはや恒例のカンプノウフィエスタ、今回は「暴力反対」と名を変えて・・・
・カンプノウ敷地内に設置された「抗議の壁」。訪れた人々は、そこに暴力反対のメッセージを書き込んだ。しかしその抗議を終了する数分前に、十数人のボイショス・ノイスが止める4人の監視員を押さえ込み、スプレーでその上に大きく彼らの名前を。ますますバルセロニスタから離脱していくボイショス・ノイスだ。
・お馴染みお食事スタンドは、ガリシア名物料理。タコや貝の魚介類を中心に。
・今回イムノを歌うのは、「KEYMPA」というグループ。彼ら流にアレンジした曲はグラウンドよりコンサートにふさわしい感じ。
・そしてシメは、試合開始前にバルサとデポルティーボの選手全員が「暴力反対」と描かれた大きな垂れ幕を持っての登場。
●試合前の1分間の黙とうは、当初、先日の国王杯で暴力行為の犠牲者となったデポルティーボファンの冥福を祈ってのものであった。しかしそれに加えて、この日の朝急逝したカタルーニャを代表する詩人で作家、そしてバルセロニスタとしても有名なバスケス・モンタルバン氏対する追悼の辞と共に、彼の冥福も祈られた。
●ハーフタイムには・・・
・前半ベンチを温めていたチャビとトリスタンが井戸端会議。彼らはナショナルチームでのお友達。後半トリスタンはグラウンドでプレーチャンスがまわってきたが、チャビは最後までベンチ。
・普段は試合前のみのグラウンドの水撒きをハーフタイムにも。何か効果はあったのだろうか?
●リーグについてはワースト記録を更新し続けるバルサ。この試合で作られた記録は・・・
・リーグ開始からカンプノウで4試合勝利なし、というのはテリー・ベナブレス・バルサの87−88シーズンの4試合1分け3敗以来。
・7節終了して5得点、というのはバルサ歴史上ワーストタイ記録。71−72シーズン、87−88シーズンが、今シーズン以外にこのワースト記録を樹立した年。
・3試合270分プレーしてノーゴール。しかも2試合はカンプノウで。
●少しは景気のいい記録について・・・
・この試合でゴールを決められなかったため、6試合連続ゴールで記録ストップしたのはパンディアーニ。一方セルヒオは3試合3連続ゴールと記録更新中。・・・・あ、これはよそのチームの記録でした。
●デポルティーボの2ゴールを決めた、ルケもセルヒオもカタラン人。しかもカンテラ出身。
●この試合バルサは3枚のイエローカード獲得。これまで7試合で21カード。1試合平均3枚獲得! そしてロナルディーニョとプジョーも個人的に3枚獲得・・・後2枚で1試合出場停止なんですけど・・・。
●これまた恒例、ロナルディーニョのユニ交換。この試合ではマウロ・シルバと。スペインリーグで働くブラジル人ユニコレクターとなれそうなロナルディーニョ。
●この試合を客席から観戦したのは、クアレスマ、オーベル、マルケスとボナーノ。ボナーノはパルコ近くではあるけれど一般席から。他の3人はベンチすぐ上のVIP席から。
|