2003年
10月
2004年
カンプノウ、
試合終わって、落ち穂拾い(
2003年10月30日)

●バルサ−ムルシア●(リーグ)

●恒例フィエスタ
・今回のメインディッシュはアニメにもあるように焼き栗。ただし、12個で3ユーロもするのはちょっと高いんじゃないかい?
・バルサイムノを歌うのは男性6人のグループ「The Companys」。
・そして、いつもは試合前で終わっていたフィエスタが、試合終了時も勝利というご馳走でシメ。

●ちょっと「嬉し恥ずかし」記録
・カンプノウでリーグ5試合目にして初勝利。
・同じく、カンプノウで初先制点。
・リーグ9節にして、初2連勝。
・サビオラ2試合連続ゴール。
・リーグ7節までかかって獲得した6ゴール。8節9節の2試合で同点6ゴール。

●ちょっと「驚き思わぬ」記録
・1点目のサビオラのゴールアシストが、なんとロナルディーニョの初のアシスト。まあ、ゴールが決まって始めてアシストとなるものですから・・・。

●ちょっと「寂しい」記録
・カンプノウ観客数、とうとう6万人を切って52,252人。

●カンプノウでのムルシア戦はクライフ監督時代の88−89シーズン以来。その時の結果は3−1でバルサの勝利。リネッカの2ゴールと、現在パルコに座るチキの1ゴール。

●「ブーイングが続くなら、どっかいっちゃおうかな」発言で盛り上がっている(?)クルービーに、「行かないで〜」という応援垂れ幕がでたカンプノウ。でも本人はブーイングを受けるチャンスもなくベンチに居座り。

●3ゴールともパスまわしから生まれた美しいゴール。
・1点目 28秒間で9パス、ジオに始まりサビオラで終わる。
・2点目 40秒間で15パス、ジェラールに始まりチャビで終わる。
・3点目 30秒間で12パス、ビクトルに始まりロナルディーニョで終わる。

リーグ8節までの統計シリーズ(2003年10月29日)

●フエラはおまかせバルサ
フエラ(4試合)では、3勝1分け10ポイントを獲得しているバルサが、バレンシア、デポルティーボの3勝1敗9ポイントを押さえてトップ。マドリは2勝1敗1分けで7ポイント。フエラで1ポイントも獲得していないのはアルバセテとマジョルカ。

●カサでは内気なバルサ
カサ(4試合)では、マドリとデポルティーボが全勝12ポイント獲得で1位。最下位はエスパニョールの1分け1ポイント。そして同じくバルセロナに位置するバルサは、2分けで2ポイントで準最下位。

●ボールを取られるソシエダ
1試合平均66.88回ボールを取られる計算になるソシエダは、リーグ最下位の数字。宇宙攻撃人をそろえるマドリと言えば、平均60回で4位。ボールを持ったら絶対に取られないぞ、と頑張る1位はセルタ。まあ、それでも1試合平均57.5回は取られます。

●ゴールは宇宙人チームの勝ち
トータル20ゴールのマドリが、最多で1試合平均2.5ゴール。エスパニョールはこのマドリと同じ数字を持つが、それは入れられたゴール数でこれも悪い方の1位。ゴール数の一番少ないのはサラゴサの6ゴール。一番失点の少ないのはバレンシアの3ゴールで、なんと1試合平均0.38ゴールにしかならない。

●ライカー「私は選手を交代させません」
1試合3人選手交代ができるところ、平均で2.3人しか代えていない監督は、我がライカー監督で一番少ない。一方10チーム中9チームは毎試合3人交替させている。

●働き者カシージャス
1試合平均15.5回もシュートされ、キーパー大忙しのなのはマドリで、セビージャと並んでリーグ1位。反対にキーパーがのんびりできるチームは1試合平均10回のオサスナとベティス。一方一番シュート数の多いのはバレンシアの16.88回。続くのはマドリで16.75回。枠内に飛ぶ回数もバレンシアがトップで、6.38回。確率の悪いチームはアルバセテで枠内に2.75回のみ。
反対に枠内にシュートを多く受けるハラハラドキドキチームは、セビージャで1試合平均6.38回。余裕チームはオサスナの2.5回。

●打ちまくるロナルディーニョ
2得点しか上げていないロナルディーニョだが、シュート数はリーグ1位で、29シュート、24分に1回シュートの割合。マドリの1位は、同じく2得点のシダーで29分に1回シュート。
しかし枠内に入るシュートとなると、1位は4得点を上げているビルバオのエチェベリア。彼は49分に1回のシュートで計15シュート。ロナルドは(6得点)5位で、61分に1回で計10シュート。

●ボディポはオフサイドの王様です!
ラーシングのボディポは23回オフサイドを取られているオフサイド王。これは20分に1回飛び出している計算。マドリのラウルは53分に1回の割合だけど、宇宙にはオフサイドの規定がないという噂もあるので統計外。

●コロコロころころ転がり王フィーゴ
17分に1回はファールを受けて転がっているフィーゴは、これまで41回ファールを受けてトップ。ロナルディーニョは24分に1回。一方転がす役目ならお任せは、マラガのロメロで29回ファールは、25分に1回の割合。バレンシアのバラッハは4位で31回、24分に1回の割合。

●90分プレーしたい、したい!
マジョルカのブルギンク、ビルバオのイラオラ、At.マドリのマサンパの3人は、グラウンドで試合開始の笛は聞いても終了の笛を聞くことの少ない選手たち。彼らは8試合中7試合は途中交替。

●カード蒐集家のボメ
エスパニョールのボメ選手、すでに4枚のイエローカード、うち2枚で退場1回、レッドカード1発で退場1回は、手持ちカードの質と数でトップ。続くはセビージャのアルベス、バレンシアのアルベルダ、ビジャレアルのバジェステロスがそれぞれイエローカード5枚。

12月にダブル・クラシコ?!(2003年10月26日)

国王杯は1回戦(1/32)が終わり、12月17日に2回戦(1/16)が戦われますが、この試合は1回戦と同じ、格下チーム地元での1発勝負です。この組合せ抽選は10月31日に行われますが、ちょっと複雑。というのも1部が18チームも残っているため、どうしても2試合は1部チーム同士となるからです。

抽選の方式は、まず地域別に4グループに分けられていますが(下記参照)、その中で「2部Bのチーム」「1部チーム」が、次に「2部Aのチーム」と1部チームが抽選で組合せられます。これで残る1部チームはグループ1(2)、グループ2(1)、グループ3(4)の計7チーム、そして2部Aはグループ4の3チームとなります。次は、この2部Aの3チームと1部チームを抽選組合せ。そして最後に残った1部4チームを組み合わせることになりますが、このとき最初に抽選されたチームでの地元1発勝負となります。非常に少ない確率ですが、バルサとマドリの組合せもあり得ないわけではありません。12月には6日にカンプノウでマドリをたたくチャンスが訪れますが、もしかしたらもう1回マドリ叩きを遊べるかも・・・・かな?

グループ1    グループ2    グループ3    グループ4
セルタ        ATマドリ     マジョルカ       ベティス
デポルティーボ    マドリ       バルサ         マラガ
ラーシング      バジャドリ     エスパニョール     セビージャ
ソシエダ       サラゴサ      バレンシア       
アルメリア
オサスナ       
レガネス      ビジャレアル      コルドバ
アラベス       サラマンカ     ムルシア        ヘレス
エイバル       レオネッサ     レバンテ        アルヘシラス
ヒムナスティック             シウダ・ムルシア    カディス
                                 
ランサロテ

アンダルシア、オ〜レ!(2003年10月22日)

スペインリーグでプロフェッショナルとして認められるのは、1部20チームと、2部A22チームの計42チーム。

昨シーズンのプレイオフでバルサBの弟たちが戦ったグループでは、カディスが2部Aへの権利を獲得していますが、このプレイオフで2部Aにあがった4チームのうち、カディスの他、アルヘシラス、マラガBの計3チームがアンダルシア地方のクラブでした。そして、昨シーズンから2部Aに所属しているヘレス、コルドバ、アルメリア、ポリデポルティーボ・エヒードの4クラブ、1部から落ちてきたレクレアティーボを含めて、22チーム中なんと8チームがアンダルシア。そして、1部にはセビージャ、ベティス、マラガの3チーム。

プロ42チーム中11チームがアンダルシアという今シーズン。この記録は40年以上さかのぼらないと見つけることはできません。ほんの9年前の94−95シーズンには1部にベティス、セビージャ、2部Aにマルベージャとたった3チームしかいなかった事をみると、アンダルシア大進撃といえるでしょう。

2部Aにアンダルシア8チームというのは56−57シーズンにも見ることができます。その時は、ベティス、グラナダ、マラガ、ヘレス、サン・フランシスコ、カディス、コルドバ、プエンテ・ヘニルの8チームですが、当時は2部Aがスペイン北部南部に分かれており40チームあったので、やはり今シーズンには及ばないでしょう。そして、もう一つ特筆すべきは、マラガBがこのカテゴリーに所属する唯一のフィリアル(下部組織)チームとなっていることです

ちなみにカタルーニャ地方は、1部にバルサとエスパニョール、2部Aにはテラッサのみの計3チームという寂しい状態。

カンプノウ、
試合終わって、落ち穂拾い(
2003年10月19日)

●バルサ−デポルティーボ●(リーグ)

●もはや恒例のカンプノウフィエスタ、今回は「暴力反対」と名を変えて・・・

・カンプノウ敷地内に設置された「抗議の壁」。訪れた人々は、そこに暴力反対のメッセージを書き込んだ。しかしその抗議を終了する数分前に、十数人のボイショス・ノイスが止める4人の監視員を押さえ込み、スプレーでその上に大きく彼らの名前を。ますますバルセロニスタから離脱していくボイショス・ノイスだ。

・お馴染みお食事スタンドは、ガリシア名物料理。タコや貝の魚介類を中心に。

・今回イムノを歌うのは、「KEYMPA」というグループ。彼ら流にアレンジした曲はグラウンドよりコンサートにふさわしい感じ。

・そしてシメは、試合開始前にバルサとデポルティーボの選手全員が「暴力反対」と描かれた大きな垂れ幕を持っての登場。

●試合前の1分間の黙とうは、当初、先日の国王杯で暴力行為の犠牲者となったデポルティーボファンの冥福を祈ってのものであった。しかしそれに加えて、この日の朝急逝したカタルーニャを代表する詩人で作家、そしてバルセロニスタとしても有名なバスケス・モンタルバン氏対する追悼の辞と共に、彼の冥福も祈られた。

●ハーフタイムには・・・

・前半ベンチを温めていたチャビとトリスタンが井戸端会議。彼らはナショナルチームでのお友達。後半トリスタンはグラウンドでプレーチャンスがまわってきたが、チャビは最後までベンチ。

・普段は試合前のみのグラウンドの水撒きをハーフタイムにも。何か効果はあったのだろうか?

●リーグについてはワースト記録を更新し続けるバルサ。この試合で作られた記録は・・・

・リーグ開始からカンプノウで4試合勝利なし、というのはテリー・ベナブレス・バルサの87−88シーズンの4試合1分け3敗以来。

・7節終了して5得点、というのはバルサ歴史上ワーストタイ記録。71−72シーズン、87−88シーズンが、今シーズン以外にこのワースト記録を樹立した年。

・3試合270分プレーしてノーゴール。しかも2試合はカンプノウで。

●少しは景気のいい記録について・・・

・この試合でゴールを決められなかったため、6試合連続ゴールで記録ストップしたのはパンディアーニ。一方セルヒオは3試合3連続ゴールと記録更新中。・・・・あ、これはよそのチームの記録でした。

●デポルティーボの2ゴールを決めた、ルケもセルヒオもカタラン人。しかもカンテラ出身。

●この試合バルサは3枚のイエローカード獲得。これまで7試合で21カード。1試合平均3枚獲得! そしてロナルディーニョとプジョーも個人的に3枚獲得・・・後2枚で1試合出場停止なんですけど・・・。

●これまた恒例、ロナルディーニョのユニ交換。この試合ではマウロ・シルバと。スペインリーグで働くブラジル人ユニコレクターとなれそうなロナルディーニョ。

●この試合を客席から観戦したのは、クアレスマ、オーベル、マルケスとボナーノ。ボナーノはパルコ近くではあるけれど一般席から。他の3人はベンチすぐ上のVIP席から。

カンプノウ、
試合終わって、落ち穂拾い(
2003年10月16日)

●バルサ−プチョフ●(UEFA)

●もはや恒例のカンプノウフィエスタ、今回は・・・

・チケットは一番安いのは7ユーロからと出血サービス(ちなみに次のデポルティーボ戦の一番安いのは48ユーロ)で客集め。しかし雨のため出足は悪く、3万人前後

・今回のイムノは、バルサイムノではなく、UEFAカップ用の「ゴーテンボルグへの道」イムノで、ABBAの替え歌。アニメ付きで歌うのはカタラン歌手のベルタ。
(15日のカナルチーキート1chで聞いたこのイムノ、シネクラブ・チキートではノーカット版公開中!)

・観客に「Cami a Goteborg(ゴーテンボーグへの道)」と描かれた記念Tシャツ千枚プレゼント。グラウンドから特別な器具を使ってTシャツを観客席に打ち上げた。

・今回の出店は、気も早く決勝戦の地、ゴーテンボーグのある国スウェーデンに因んでの食べ物。サーモンのカナッペや、ニシン、エビなどのつまみ。スウェーデン領事館や、スウェーデンの家具屋IKEAなどの協賛。

●試合1時間前にプチョフの応援団100人がバスに乗ってカンプノウに到着。ふだんなら、相手応援団はそのまま警官に囲まれ応戦席に連れて行かれるところだか、彼らは非常に行儀がよいので、警察も放任。バルセロニスタに混じって、買い物やら記念撮影。

●外国籍登録選手3人(ルストゥ、ロナルディーニョ、サビオラ)出場というのは、今シーズン始めて。今まで8試合戦って、6試合が2人、2試合が1人のみ。

●モッタが決めた3点目はフリーキックからのゴール。カンプノウでフリーキックからのゴールは、2002年9月18日にメンディエタがブルッハス相手に決めてからなんと13か月ぶりのゴール。

●カンプノウでの勝利は昨シーズンのリーグ最終セルタ戦以来。

●この試合を抜かして、バルサは今シーズン8公式試合で7ゴール。そしてこの試合90分で1ゴールを多い8ゴールを決めた。

●今シーズン0失点はビルバオ、ATマドリ、グラマネに続く4試合目。

●ヨーロッパの試合で8得点というのは、バルサ歴史上最多得点のタイ記録。82−83のレコパでApelloa Limassol相手に8−0を記録している。今回ハットトリックを決めたのはロナルディーニョ、20年前のハットトリックを決めたのはマラドーナ。
ちなみに7得点というのは、今までに3回。
・65−66 コパ・デ・フェリア バルサ−DOS Utrecht 7−0
・90−91 レコパ       バルサ−Trabzonspor 7−2
・95−96 UEFA      Hopoel Beer−バルサ 0−7

恐怖の国王杯(2003年10月12日)

国王杯の方式が変更され、1部のクラブが参加するのは1/32からで、これと次の1/16の試合は、格下チームの地元で1発勝負となったのは数年前。それ以来、1部クラブが、この2試合で格下チームに思わぬ敗北を喫し、早々と姿を消していく事態が起こっています。

イルエッタ監督やクレメンテ監督が声を大にして非難する格下チームでのグラウンドでの1発勝負方式。過去3年をを見てみると16チームのなかに残った1部クラブは半分以下。3年前にはマドリとデポルティーボが、バレンシア、ソシエダ、マラガはなんと3年連続この段階で姿を消しています。ちなみにバレンシアは99−00にもこの時点で敗退と4年連続記録。バルサはここ2年、2部Bのフィゲーラスとノベルダ相手に1回戦で敗退するという屈辱を味わっていました。そして今シーズンはやはり2部Bのグラマネ相手、かろうじてこれを破り2回戦に進出を決めホッとしているというのがピッタリ。そう、この国王杯の2戦は1部のクラブにとって、勝って当たり前、負ければ批判噴出と、まさしく戦々恐々として迎える試合といえるでしょう。

以下が過去3年間でこの2戦で敗退していった1部クラブ。

●2000−01●
<1/32> 6チーム敗退     <1/16> 7チーム敗退
   マドリ              ビジャレアル
   アラベス             オサスナ 
   ソシエダ             ラス・パルマス
   マラガ              バジャドリ
   セビージャ            バレンシア
   ベティス             デポルティーボ
                    ヌマンシア

●2001−02●
<1/32> 8チーム敗退     <1/16> 5チーム敗退
   エスパニョール          ラス・パルマス
   サラゴサ             セルタ 
   ソシエダ             アラベス
   セビージャ            マラガ
   ベティス             オサスナ
   テネリフェ
   バルサ
   バレンシア

●2002−03●
<1/32> 6チーム敗退     <1/16> 4チーム敗退
   ビジャレアル           バレンシア
   ソシエダ             AT・ビルバオ 
   エスパニョール          マラガ
   バルサ              セルタ
   ラーヨ
   ラーシング

今シーズンは1回戦が終わった段階で、すでに姿を消すことになったクラブはATビルバオとアルバセテの2つだけで、なかなか優秀な成績の1部クラブ(バレンシアは1−1で、PKを取ったところで試合中断となっており、未だ進出決定ではないが)。しかし、そうなると次の2回戦では少なくとも2試合が1部クラブ同士のものとなります。さてどっちのグラウンドで1発勝負になるのかな?

コクー、250試合おめでとう!(2003年10月9日)

先日のグラマネ戦は、コクーにとって2001年6月24日、ペップのサヨナラ試合となった準決勝セルタ戦以来の国王杯試合出場。しかし彼にとってはこの試合は、ただ単に久々の国王杯、久々の1回戦突破という意味だけでなく、バルサ選手として250試合達成記念となるものでした。1998年の夏に、バン・ガールバルサにやってきたコクー。たったこれだけの期間でこのバルサ250試合という記録を達成したのは、過去においてもスビサレッタとチキのみです。

250試合のうち、途中出場は8試合のみで、残りの242試合はすべてスタメン出場。また彼がバルサに入団してからの公式試合総数は293試合。つまりたった43試合のみの欠場で、それは85%以上の出場率となります。この欠場の理由は、カード制裁と負傷。特に今年2月のインテル戦での負傷がなければ、昨シーズン中にこの記録は達成されていたでしょう。

250試合の内訳は、リーグ173試合、ヨーロッパ54試合、国王杯14試合、その他9試合で130勝60敗60分け、33ゴールとなっています。

ゴールを、もっとゴールを!(2003年10月7日)

こんなタイトルを昨シーズンやその前のシーズンにも見たような気がしますが、今シーズンに比べれば、まだまだ余裕があったかもしれません。

今シーズンのバルサはリーグ第6節が終わって1試合1ゴールにも満たない5ゴール。無タイトルの過去4シーズンにおいても、同じ第6節までで99−00と00−01は14ゴール、01−02は10ゴール、02−03は9ゴールと今シーズンの約2〜3倍のゴール数を記録しています。

この5ゴールというのより少ないのは過去の2シーズン(71−71、87−88)に4ゴールというのがあるのみ。そしてに同じく5ゴールをいうシーズンが73−74にあります。バルサ歴史上3番目の少ないゴール数のシーズンという悲しい記録です。

ちなみに、1928年からの記録で6節までで一番ゴール数が多いのは、50−51シーズンの23ゴール。過去10年では、93−94(13ゴール)、94−95(12ゴール)、95−96(14ゴール)、96−97(16ゴール)、97−98(16ゴール)、98−99(9ゴール)となっています。

今日は2部B相手の国王杯。ここで一つ足馴らしとしてゴールラッシュを!

カンプノウ、
試合終わって、落ち穂拾い(
2003年10月6日)

●バルサ−バレンシア●(リーグ)

●すでに恒例となったカンプノウでのフィエスタ。今回は隣接するアイススケート場を開放。そして提供される食事はもちろんバレンシアパエリャ。そして今回のバルサイムノを歌ったのは、女性歌手ロセール。

●試合前に多くの子供たちが選手と一緒に撮る公式写真。この日はその中にロナルディーニョのユニを着たラポルタ会長の3人の子供。

●昨シーズンにも一度実験的に設置されたことがあるグラウンドの電気仕掛け(?)の広告。この試合から新たにお目見え。バルサのエスクードもキラキラ。

●バレンシアの選手は会長のお父さんが亡くなったため、喪章(白)を腕にまいて、バルサの選手も関係者が亡くなったため、喪章(黒)を腕にまいてのプレー。

●バルサの最近3試合、無得点、ノーゴール、ゼロ点と続く。

●本日のカナルチキートの特集は、サビオラとアイマール。アイマールは言われたとおりおとなしくしていたが、サビオラは10分ではチャンスをものにできなかった。

●2002年4月27日のビジャレアル戦、前半16分で先制されたバルサは後半に入って大反撃、4点を入れ逆転勝利して以来、先制点を入れられた試合に逆転勝利という結果がない。それでも同点までは追いついていた今シーズンだが、この試合はそれもなし。

●リーグ戦シーズン開始からカンプノウで3試合、1敗2分けという成績は、87−88のセビージャ、バレンシア、At.マドリ相手に3連敗以来。その前は41−42の2敗1分け。

●今回ロナルディーニョのユニを持っていったのは、この試合唯一のゴールを決めたオリベイラ。それも試合終了後ではなく、ハーフタイムにユニ交換。

●クライフがカンプノウのパルコ(貴賓席)に戻ってきた。今シーズンはガンペル杯に続いて2度目のパルコからの観戦。

●今回のブエルタ・エスパーニャで優勝した自転車選手のロベルト・エラスはバルセロニスタで知られている。この試合に招待された彼は、試合前に貴賓控え室で会長からエラスの名前入りバルサユニを贈られてうえ、クライフにも紹介されて大喜び。