2003年
2004年
1月
平均マイナス5,000人(2004年1月29日)

バルセロニスタたちの大きな期待と支持の元に今シーズンをスタートしたラポルタ政権。カンプノウでのリーグ初試合のセビージャ戦は真夜中の開始になったにもかかわらず8万人のバルセロニスタで埋められ、期待のほどがうかがわれました。しかし、結果がついてこないバルサに、人々の足も遠くなっていきます。ガスパー最後のシーズンとなった02−03では、バンガールの復帰という議論の渦の中でスタートしましたが、それでもカンプノウ第一戦目は9万人をこえるバルセロニスタが駆けつけています。そして、今シーズン、リーグでのカンプノウ11試合目、第20節ビルバオ戦までの観客数は1試合平均67,256人。昨シーズンの72,374人を5,000人下回る観客動員数となっています。この観客数減少理由については、昨年まで配られていた約6000枚の招待券が、今シーズンからは約半分になっていることも言及しておくべきでしょう。事実、窓口での売上金は、先シーズンよりも30%以上延びています。

両シーズンとも、最高の観客数を記録したのは、クラシコのマドリ戦で、昨シーズン98,152人に対し、今シーズンは92,524人。最低は昨シーズンのレクレアティーボ戦の45,719人、今シーズンはセルタ戦で47,863人となっています。

地元で勝てないバルサの今シーズン。先週末は、苦しいながらもフエラのセビージャで3ポイントを稼いだバルサ。今夜の国王杯サラゴサ戦も勝ち抜き、波に乗って、バルセロニスタがカンプノウに駆けつけたくなるような、プレーと勝利をみせて欲しい!

●観客動員数(02−03・03−04
 1 92,820人 ( 1節)Atマドリ
   80,237人 ( 2節)セビージャ
 2 85,358人 ( 3節)エスパニョール
   83,674人 ( 4節)オサスナ
 3 80,667人 ( 5節)オサスナ
   78,019人 ( 6節)バレンシア
 4 65,791人 ( 7節)アラベス
   68,222人 ( 7節)デポルティーボ
 5 66,791人 ( 9節)ビジャレアル
   50,252人 ( 9節)ムルシア
 6 98,152人 (11節)Rマドリ
   70,487人 (11節)ベティス
 7 54,257人 (14節)セビージャ
   55,000人 (13節)バジャドリ
 8 45,719人 (16節)レクレアティーボ
   92,524人 (15節)Rマドリ
 9 73,648人 (18節)バレンシア
   47,863人 (17節)セルタ
10 65,778人 (21節)ビルバオ
   55,876人 (19節)サラゴサ
11 67,128人 (23節)ベティス
   57,659人 (20節)ビルバオ  

1試合平均 72,374人
      67,256人

クルービー、250試合おめでとう!(2004年1月26日)

1998年8月にバルサと契約してから6シーズン目を迎えているクルイベルは、昨日のセビージャ戦が、バルサ選手として250試合目でした。そして、勝利を決めたゴールは122ゴール目。これにより、バルサ歴代選手のゴール数、5位のレシャックと並びました。そして3位のリバルドの持つ128ゴールに後6つと迫ります。

●クルイベルの試合数とゴール数
98−99 38試合(リーグ 35、国王杯 3)
      16ゴール
99−00 44試合(リーグ 26、CL 14、国王杯 2 その他 2)
      25ゴール
00−01 48試合(リーグ 31、CL 4、UEFA 8、国王杯 5)
      25ゴール
01−02 50試合(リーグ 33、CL 17)
      25ゴール
02−03 51試合(リーグ 36、CL 15)
      22ゴール
03−04 19試合(リーグ 15、UEFA 3、国王杯 1)
       9ゴール

    計 250試合 122ゴール

●バルサ歴代得点王(250試合目のゴール数)
1位 セサー    235ゴール(175ゴール)
2位 クバラ    196ゴール(190ゴール)
3位 リバルド   128ゴール(235試合のみプレー)
4位 マルティン  124ゴール(142試合のみプレー)
5位 レシャック  122ゴール(73ゴール)
   クルイベル 122ゴール

それにしても今のバルサに必要なのはゴールが入らない9番ではなく、ゴールを決める9番、とクルイベル批判の声は消えません。しかしリーグにおいて、現役選手のなかでは、試合数に対するゴール確率はロナルドに次いでおり、ラウルを抜く我らがクルービーということをご存じでしょうか。

●ゴール確率
1位 ロナルド   74ゴール( 89試合) 0.83ゴール/試合
2位 クルイベル  90ゴール(176試合) 0.51ゴール/試合
3位 ラウル   164ゴール(339試合) 0.48ゴール/試合
4位 コバセビッチ 74ゴール(163試合) 0.45ゴール/試合

カンプノウ、
試合終わって、落ち穂拾い(
2004年1月23日)

●バルサ−サラゴサ戦(国王杯)

●観客 46,506人

●恒例フィエスタ
・今回のテーマは、国王杯ということで前回と同じ。そして、試合前のグラウンドで繰り広げられるカタラン人のマジシャン、アンドレウのマジックショーも同じ。
・バルサイムノは選手登場とともに流れるテープのみも、レバンテ戦と同じ。

●準々決勝となるこの試合、8チーム計4試合が行われたが、カサで負けたのはバルサのみ。

●試合前に先日亡くなったバルサの元キーパー、ベラスゴを偲んで1分間の黙とうが予定されていたが、いったい誰が忘れたのか、行われたのは後半開始前。

●バルサに7枚、サラゴサに5枚と、イエローカード舞い散るカンプノウになったが、実は試合後、テン・カテが審判に文句を言たため、バルサにもう1枚やっとくれ!

●バルサ、PKを取られた試合に勝利なし。今シーズン吹かれたPK4回。リーグではセビージャ(引き分け)、ソシエダ(引き分け)、国王杯では、レバンテ(負け)とこの試合の負け。

◎12日からわずか10日間でカンプノウで行われた試合は4試合。拾い過ぎて落ち穂がないきれいなカンプノウ。落ちているのは拾い損なった勝利とポイントだけ。

女性とフットボール
 「ナタリア・アストゥタイン」
(
2004年1月21日)

フットボールで生計を立てるスペイン初の女性

バルサの女子フットボールチームの監督、ナタリア・アストゥタインは、1976年1月5日パンプローナ生まれ、28歳になったばかり。監督の資格を持っているのはもちろんですが、その資格は、1部リーグの監督もできるもので、スペインで初めてこの資格を取った女性でもあります。そして現在スペインで唯一フットボールで自活してる女性です。

近所の男の子たちと道路で、砂浜で一緒に遊ぶことから、ナタリアのフットボールの世界とのつながりが始まりました。そして8歳では彼女はピボッテでプレー。お父さんが連れて行ってくれた地元サダールでの試合でプレーするのを見てすっかりファンになったグアルディオーラと同じポジション。彼女はバルサファンですが、オサスナのインチャであることは今でも変わりありません。

そしてクライフに傾倒し、監督の勉強を始めます。選手としてプレーを続けるか監督として本格的にやっていくかの分かれ道にたったとき、彼女は後者を選び、その選択は当を得るものとなります。

監督としての資格を取るためのコースでは、男性社会の中での女性という立場をイヤと言うほど味わいました。「おまえ、何でこんな所に来てるんだ? ボーイフレンド探しか?」、グラウンドに立っての実技練習では「おまえは、キーパー役をしろ」、誰一人として手助けしてくれる仲間は現れませんでした。それは性の問題もさることながら、彼女が一番年下だった事もあるかも知れません。監督の勉強と共に、彼女は大学では美術史を専攻。そして1997年から2002年までナバーロ女子代表の監督を務めていました。一方、パンプローナ市の援助で、「ナバーラにおけるスポーツの歴史」を編纂。そして、この本の編纂が終わりに近づいたある日、バルサからのオファーがやってきます。フットボールがすべてに優先の彼女は、一時も迷うことなく、荷物をまとめバルセロナに旅立ちました。

26歳という彼女を監督に抜擢したのは、一つの冒険だったでしょう。しかし、彼女はその期待にみごとに応えました。昨シーズンのリーグ優勝、負けたのは1試合のみという好成績。しかし残念なことにこの1敗が、スーパーリーグ昇格への夢をつぶすことになりました。2003年末、リーグトップを走る彼女の率いるバルサは今シーズンもこの昇格を目指します。

バルサに来て素晴らしいことばかり、と語る彼女。今シーズンからは、女子チームもフットボールバッセの一員になったため、あらゆる施設、道具、医師陣が使用できることになったことはその素晴らしいことの一つ。現在は彼女のチームは毎日曜日にミニエスタディの隣接するグラウンドでプレー。選手たちのボーイフレンドや家族、親戚の応援の中での試合です。ナタリアの小さな夢は、いつかミニエスタディで試合をできるようになれば、ということ。そうなれば、もっと観客が来てくれるようになるでしょうから。そして大きな夢は1部リーグでの監督。この夢への用意はできている彼女ですが、残念ながら周りの人々はまだまだのようです。

バルサの3000ゴール(2004年1月19日)

17日のビルバオ戦でクルイベルが決めたゴールが、バルサにとっての一つの記録。それは、1929年にリーグが始まって以来、カサ(地元)で決めた3000ゴール目。最初のゴールの時をのぞき、これまで節目節目の記録時にはすべての試合に勝利していたバルサですが、残念ながら3000ゴール試合は引き分けと終わってしまいました。

歴史をさかのぼって記録を見ていくと、まず2500ゴールは、9年前の1995年3月5日のサラゴサ戦で、現スポーツ・ティレクターのチキ・ベギリスタインが決めています。結果は前日のサラゴサ戦同様3−0でバルサの勝利。2000ゴールはそれより11年前の1984年2月5日、ベルナルド・シュステルがレアル・ムルシア相手に記録、この試合は2−0で勝利。

1500ゴールは、カンテラ出身で元監督のカルラス・レシャックが1971年3月21日ソシエダ相手に決め、4−0でこの試合を終えています。そして1959年2月8日エスパニョール戦で記念すべき1000ゴールを決めたのは、フスト・テハーダ。彼は1953年から61年までバルサに在籍し245試合126ゴールを決めている選手で、この試合も5−3とバルサの勝利。最初の記念すべき500ゴールは1949年9月11日、リーグ第1節のヒムナスティック・タラゴナ相手にアルフォンソ・ナバーロが決めており、この試合彼一人だけで5得点を叩き出し、10−1という大量得点で試合を終えています。

ちなみにリーグにおけるカサでの最初の得点は、1929年2月17日にパレーラがマドリ相手に決めていますが、残念ながらこの試合1−2で負けてしまいます。さて、次の記録3500ゴールを決めるのは、誰になるでしょう。未だ無名の選手か、あるいは明日のキラキラ星の中にいるかも。

カンプノウ、
試合終わって、落ち穂拾い(
2004年1月18日)

●バルサ−ビルバオ戦(リーグ)

●観客 57,659人人

●恒例フィエスタ
・今回のテーマは「冬のスポーツ」。雪や氷に関係のある催し。
・スケート場ではバルサのアイスホッケー、フィギアの選手たちがエキジビジョン。
・ピレネーで毎年行われる犬ぞり競技のお披露目。
・今回イムノを歌うのは、ペップ・サラ。バックにミニオーケストラを従えて。

●試合前のアナウンス、ビルバオの応援団に対しバスク語も使われた。そして今シーズンから変わっていたバルサ選手名のアナウンスが、この試合では元に戻った。観客もこの方がノリがよい。

●先日亡くなった道具係のチェマのお父さんに追悼の意を表し、選手たちの腕には黒の腕章。クルイベルのゴールも彼に捧げられた。

●この試合でデビューを飾ったのはジョルケラ。プレシーズンでは何度かプレーしていたが、公式試合は初。試合直前にスタメンを言い渡されたため、無駄な緊張する時間がなくて良かった、という彼は大活躍。

●この試合でてビューを飾ったもう一人の選手は、冬の補強選手ダビッツ。まだ100%ではないというが、90分プレーで活躍。

●クルイベル、ヘアスタイルを一新し久々の登場。ゴールを決めた後、その方がヘッディングがいい感じだから、変えちゃダメとロナルディーニョのアドバイス。美容院で2時間もかかったヘアスタイル、そうそう変えられません。

●クルイベルのゴールは、バルサのリーグ地元での3,000ゴール目。そしてこの記録達成は1部チーム初。ちなみにマドリはあと18ゴール足りません。

●00−01シーズンの7−0で屈辱的なな負けを喫してから後、ビルバオはカンプノウでは必ずポイントをお土産に持っていく。01−02は3ポイント、02−03は1ポイント、そしてこの試合も引き分けで1ポイント。

●残り5分で同点に追いつかれたバルサ。今シーズン残り15分の間に得点されたのは、アルバセテ(90分)、マジョルカ(87分)、ソシエダ(75分)、ビジャレアル(90分)、マラガ(86分)、ラーシング(79分、83分)そしてビルバオ(85分)とこれで8回目。

●この試合でカードをもらったジェラールは、次のセビージャ戦には出られない。

●パルコには新カタルーニャ州知事マラガイ。彼に敬意を表しカタルーニャ国歌が流れる。彼はバルセロナ市長時代には来ていたが、州知事としては初めて。彼と共に、カタルーニャ議長、スポーツ大臣の顔も。

リーグ半分終わって、記録拾い-バルサ編(2004年1月17日)

     19試合 27ポイント 7勝 6分け 6敗 26得点 25失点
(カサ) 10試合 13ポイント 3勝 4分け 3敗 12得点  9失点
(フエラ) 9試合 14ポイント 4勝 2分け 3敗 14得点 16失点

●26ゴールの内訳
23ゴール プレーの一環
 1ゴール フリーキック
 1ゴール ペナルティ
 1ゴール オウンゴール

●選手別得点
 1位 6ゴール ロナルディーニョ
 2位 5ゴール クルイベル
 3位 4ゴール コクー
 4位 3ゴール サビオラ
 5位 2ゴール チャビ
 6位 1ゴール ルイス・エンリケ
         オーベルマルス
         モッタ
         ガブリ
         マルケス

●退場選手
2回 モッタ、コクー 
1回 ガブリ、マルケス、クアレスマ

●プレー時間(プレー分 試合数)
 1位 1,683分 18試合  ジオ
 2位 1,530分 17試合  プジョー
 3位 1,466分 17試合  コクー
 4位 1,440分 16試合  ビクトル
 5位 1,374分 17試合  チャビ
 6位 1,210分 15試合  ロナルディーニョ
 7位 1,040分 13試合  レイジゲル
 8位 1,010分 13試合  クルイベル
 9位   977分 13試合  ジェラール
10位   946分 16試合  サビオラ
11位   815分 15試合  クアレスマ
12位   806分 12試合  ルイス・ガルシア
13位   719分 13試合  ルイス・エンリケ
14位   704分  9試合  ガブリ
15位   639分  9試合  モッタ
16位   626分 10試合  マルケス
17位   499分 12試合  オーベルマルス
18位   270分  3試合  ルストゥ
19位   211分  5試合  イニエスタ
20位   210分  4試合  アンデルソン
21位   192分  3試合  セルヒオ・ガルシア
22位   145分  4試合  サンタマリア
23位   142分  3試合  オスカー・ロペス
24位    90分  1試合  マリオ
25位     5分  1試合  ロス

リーグ半分終わって、記録拾い(2004年1月16日)

今シーズン半分19節が終わったところで、いろいろな数字を拾ってみました。当然だな、と思える記録もあれば、あれ、ほんと?と思える記録もあります。バルサはいい方にも悪い方にもあまり顔を出さない今シーズンです。

●選手の記録●

得点王
1位 14ゴール ロナルド(R.マドリ)
2位 11ゴール フェルナンド・トーレ
(At.マドリ)
3位 10ゴール ミスタ(バレンシア)
アシスト
1位 40 イバガサ(At.マドリ)
2位 39 カルピン(ソシエダ)
3位 38 フォアキン(ベティス)
アシスト(ゴールになったもの)
1位  6 ウルサイス(ビルバオ)
2位  5 ビクトル(ビジャレアル)
    5 フォアキン(ベティス)
    5 ドゥーダ(マラガ)
    5 ヘスリ(セルタ)
    5 レージェス(セビージャ)
    5 ベッカム(R.マドリ)
    5 イバガサ(At.マドリ)
シュート
1位 58 エトー(マジョルカ)
      マクルラ(バジャドリ)
3位 57 ティコ(ビルバオ)
4位 55 ロナルド(R.マドリ)
シュート(枠内)
1位 30 ロナルド(R.マドリ)
2位 26 F・トーレス(At.マドリ)
   26 エトー(マジョルカ)
4位 25 マクルラ(バジャドリ)
センタリング(ペナルティエリアへ)
1位 167 ドゥーダ(マラガ)
2位 156 フォアキン(ベティス)
3位 130 イバガサ(At.マドリ)
<右から>
1位 130 フォアキン(ベティス)
2位 103 サラス(ベティス)
3位 101 カルピン(ソシエダ)
<左から>
1位 114 ドゥーダ(マラガ)
2位  97 ビセンテ(バレンシア)
3位  75 サビオ(サラゴサ

キーパー
<止めた回数>
1位 73 カシージャス(R.マドリ)
   73 ビサーリ(バジャドリ)
3位 68 レオ・フランコ(マジョルカ)
<失点-少ない順>
1位 14 カニサーレス(バレンシア)
2位 15 モリーナ(デポルティーボ)
3位 19 カシージャス(R.マドリ)
ファール
<する>
1位 63 ロメロ(マラガ)
2位 57 アクシアリ(ムルシア)
3位 52 ナフティ(ラーシング)
<受ける>
1位 95 フィーゴ(R.マドリ)
   95 レージェス(セビージャ)
3位 82 L・ガルシア(バルサ)
イエローカード
<もらう>
1位 10 ロポ(エスパニョール)
   10 ポンシオ(サラゴサ)
   10 サントス(At.マドリ)
<出させる>
1位 23 レージェス(セビージャ)
2位 19 タムード(エスパニョール)
3位 15 L・ガルシア(ムルシア)
オフサイド
1位 56 ボディポ(ラーシング)
2位 52 ミロセビッチ(セルタ)
3位 32 コバセビッチ(ソシエダ)

●チームの記録●

センタリング(ペナルティエリアへ)
 1位 515 ベティス
 2位 512 ソシエダ
 3位 507 At.マドリ
---------------------
18位 393 サラゴサ
19位 386 アルバセテ
20位 378 セビージャ
シュート
<する>
 1位 318 R.マドリ
 2位 289 バレンシア
 3位 286 バルサ
---------------------
18位 202 マラガ
19位 200 ラーシング
20位 191 エスパニョール
<受ける>
 1位 298 R.マドリ
 2位 262 セビージャ
 3位 261 バジャドリ
-----------------------
18位 212 バレンシア
19位 197 オサスナ
20位 191 ベティス
<ゴール確率(枠内)>
 1位  41% ベティス
 2位  39% ラーシング
     39% R.マドリ
----------------------
18位  33% オサスナ
19位  32% ソシエダ
20位  30% アルバセテ
ファール
<する>
 1位 420 マラガ
 2位 419 ラーシング
    419 At.マドリ
---------------------
18位 316 セルタ
19位 312 デポルティーボ
20位 291 R.マドリ
<受ける>
 1位 425 ムルシア
 2位 414 セビージャ
 3位 401 サラゴサ
----------------------
18位 344 マジョルカ
19位 338 バジャドリ
20位 291 アルバセテ
ペナルティ
<もらう>
 1位  6 At.マドリ
 2位  5 バジャドリ
     5 マジョルカ
------------------
17位  1 ビジャレアル
     1 バルサ
19位  0 デポルティーボ
     0 エスパニョール
<取られる>
 1位  7 エスパニョール
 2位  5 アルバセテ
     5 マジョルカ
------------------
17位  1 R.マドリ
     1 バレンシア
     1 オサスナ
     1 ソシエダ
カード
<イエロー>
 1位  68 セビージャ
 2位  66 エスパニョール
 3位  64 At.マドリ
------------------
18位  46 デポルティーボ
19位  44 マジョルカ
20位  43 R.マドリ
<レッド>
 1位  13 エスパニョール
 2位   7 バルサ
 3位   5 オサスナ
------------------
18位   2 ソシエダ
19位   1 マラガ
      1 バレンシア

カンプノウ、
試合終わって、落ち穂拾い(
2004年1月15日)

●バルサ−レバンテ戦(国王杯)

●観客 41,427人

●恒例フィエスタ
・今回のテーマは「カップのエースが戻ってきた」(こちらのトランプのマークの一つであるカップにかけて)
・試合前のグラウンドではカタラン人のマジシャン、アンドレウが繰り広げるマジックショー。審判のユニを着た美女を箱ごと真っ二つ!
・今回はバルサイムノは選手登場とともに流れるテープのみ。

●試合開始前に先日亡くなられた元会長ジョアン・レベントス氏を偲んで1分間の黙とう。

●これで3試合連続同じスタメンで固定。フッシギ監督のフッシギ。

●カンプノウ2連勝、計6ゴール。今シーズン1点以上取られたことがなかったチーム・レバンテ相手に3得点。。

●ルイス・ガルシア、今日はヘアバンドなし。というのも髪形がさっぱり短くなった。ラポルタさん、冬の補強で床屋を取ったか?

●イニエスタ、公式試合しかもカンプノウで初ゴール。

●1月14日はビクトルの22歳の誕生日。スタメンも勝利も勝ち取りにおめでとう。

●PKで3点目を決めたロナルディーニョ。これで今シーズン計12ゴール(リーグ6、UEFA3、国王杯3)。これまでPSGでは1シーズン13ゴールが最高だったから、この記録はすぐに更新できそう。

●観客席には、招集はされたがベンチ入りはなかったダビッツの顔。その隣は負傷中のクルイベル。

●いよいよ次は準々決勝。組合せは明日16日(金曜日)に抽選。

カンプノウ、
試合終わって、落ち穂拾い(
2004年1月12日)

●バルサ−サラゴサ戦(リーグ)

●観客 55,800人

●恒例フィエスタ
・今回のテーマはスポーツ・アドベンチャー。
・敷地内にいろいろなアトラクションが設けられたが、一番人気は強風の穴(?)。中に入って腹這いになると、下から風速220キロの強風が身体を持ち上げる。これはちょうどスカイダイビングで空中を落ちてくる雰囲気の味わい。
・カンプノウのグラウンドの上では4つのカイトが舞う。
・今回バルサイムノを歌うのはラップのグループ、CRIM。

●最初のゴールを決めたサビオラは12月17日のシウダ・ムルシア(国王杯)以来1か月ぶりのゴールだった。それも彼にしては珍しいヘッディングで。

●この試合で吹かれたペナルティー、これはバルサに与えられた今シーズンリーグ初のペナルティー。これで、未だペナルティーをもらっていないチームは、デポルティーボとエスパニョールの2つだけとなった。ちなみに昨シーズンもPKは3つだけ。

●このPKを決めてリーグ6得点としたロナルディーニョは、バルサの得点王。続くのはクルイベルの5得点。

●これでカンプノウでの勝利は3回目、そして昨年の11月9日のベティス戦以来2か月ぶり。もちろん、新年初勝利。

●試合終了後、乞われるままにサラゴサの選手にユニを渡そうとしていたプジョーにストップがかかった。この日の彼のユニは抽選でソシオに当たる景品だったのだ。

●無事ユニをもらえたのは、サラゴサ選手アルバロ。ほぼ毎試合ブラジル人選手と交換しているロナルディーニョのユニ。

●観客席には選手引退してバルサのカンテラ組織関係の仕事をすることになっているストイチコフの顔。

●話し合いのためバルセロナに来ていたダビッツは、試合をホテルでTV観戦。試合終了後、ラポルタやサンドロ・ルセー、チキたちがそのホテルに交渉に駆けつけた。

女性とフットボール
 「ユリコ・サエキ」
(
2004年1月10日)

スペインの3部リーグでサブコーチをしている日本女性、佐伯ゆりこさんについては、前にカナルチキートでも紹介しています。その時は、サブという肩書きでしたが、現在はサブがとれて、コーチとなっています。彼女が指揮を執るチームはプエルタ・ボニータというマドリッドの3部チーム。それまでの監督はマノロ・アルバラドというスペイン人男性で、6年前からこのチームの監督を務めていました。しかしグループ最下位とうチームの成績不振から更迭されたのは2週間ほど前。そこでこの状況からチームを救い出す役目がサブの彼女に与えられたわけです。

ユリコ・サエキは、1972年イランの首都テヘランで生まれ、その後もお父さんの仕事の関係で子供時代をいろいろな国で過ごしています。7歳の時、友達が持ってきたボールとの出会いがすべてを決めた、と語る彼女。そして1992年にスペインを訪れたとき、グアルディオーラのプレーに魅せられ、監督になろうと決意し、勉強を始めました。しかし監督への道はそう簡単には開けません。ましてや女性で日本人の彼女にはまったくと言っていいほどチャンスはありません。それが少し変わったのは、友人のマノロ・アルバルラドが自分の助手としてやらないかと声をかけてきてから。そして、そのマノロが解雇され彼女に監督の座がまわってきたのです。平均年齢29歳のチーム、学校の先生あり、電話局の社員あり、という選手たちを率いていくという仕事が突然あたえられたのです。起きていても寝ていても常に誰をどこに配置しようか、こういう時はどう指示を出すべきか、と言うことが頭から離れないという彼女。監督としての第1試合目は2−1で勝利を飾りました。残念なことは、試合後ロッカールームで一緒に勝利を喜び合えない事だ、と語ります。選手たちの多くはロッカールームをハダカで歩き回っていますから。そう、彼女はロッカールームにはいるときは、必ずノックをしてから入るのです。

第2戦目は残念ながら3−1で負けています。しかしシーズンはまだ続きます。そして彼女の監督業は始まったばかり。2004年は彼女にとって厳しくとも実りある年になりますように!

キラキラ星たちのデビュー(2004年1月3日)

今シーズンもカンテラの中から1部デビューを飾る選手たちが何人も現れています。そのなかでも、デビュー年齢の若さでクラブ歴史上でも上位に入る選手が目を引きます。

先日16歳にしてバルサとプロ契約を結んだメッシーは、親善試合とはいえ、オポルト戦でデビュー、これはクラブ史上3番目の若さでのデビューとなります。そして同じくオポルト戦でデビューし、その後国王杯の公式試合でもデビューを飾ったのは17歳のリエラ。メッシーと共に現在フベニルAに所属するデランテロで、彼は史上5番目の若さデビューとなります。しかし、デビューしただけでは、まだ喜ぶのは早いでしょう。5年前15歳でデビューしたババンジーダが未だバルサBに所属していたり、17歳でデビューしたナノが結局は1部にあがれず移籍していったりしている事実は無視できません。それでもこの若い彼らがいつかカンプノウでバルセロニスタを魅了するプレーをしてくれるの夢見るのは楽しいものです。

●若手一部デビュー表
 1 パウリノ・アルカンテラ 15歳4か月18日
   1912年12月 2日 バルサ−カタラ(カタルーニャリーグ)
 2 ハルナ・ババンジーダ  15歳9か月11日
   1998年 7月21日 AGOVV−バルサ(親善試合)
 3 レオ・メッシー   16歳4か月23日
   2003年11月16日 オポルト−バルサ(親善試合)
 4 ナノ          17歳4か月 5日
   1999年 8月15日 バルサ−バレンシア(スペルコパ・エスパーニャ)
 5 オリオール・リエラ   17歳5か月14日
   2003年11月16日 オポルト−バルサ(親善試合)
 6 ルイス・プジョール   17歳11か月21日
   1965年 5月15日 バルサ−ラーシング(コパ)
 7 カルラス・レシャック  18歳3か月12日
   1965年 4月25日 ラーシング−バルサ(コパ)
 8 チャビ・エルナンデス  18歳6か月23日
   1998年 8月18日 マジョルカ−バルサ(スペルコパ・エスパーニャ)
 9 カラスコ        19歳9か月11日
   1978年12月17日 エスパニョール−バルサ(リーガ)
10 グアルディオーラ    19歳10か月28日
   1990年10月28日 バルサ−カディス(リーガ)

少し変わった状況なので上の表には載っていませんが、実はアモールも若くしてデビューしています。それは1982年9月24日に行われたミニエスタディ開設記念試合。この試合はバルサの選手同士によるもので、ベテラン、若手、スター選手入り交じってのものなので記録には載りませんが、このときアモール14歳9か月20日、マラドーナと交替してのデビューでした。