2002-2003 シーズン
7-8月

移籍情報(02/08/29)

現時点までで移籍・譲渡が決まったのは、以下のカンテラたち。

ジョフレ レバンテ(2部A)
  1年間の譲渡 レバンテの買い取りオプション付き
ババンジーダ テラッサ(2部A)
  1年間の譲渡
サンタマリア エルチェ(2部A)
  1年間の譲渡
ルイス・ガルシア At.マドリ
  4年契約・移籍 バルサの買い戻しオプション付き
ミキ・アルベルト マタロ(2部B)
  条件不明


ダニ・トルトレーロ、バルサに残留(02/08/28)

サラゴサからのオファーがきていたトルトレーロだが、最終的にバンガールの希望によりバルサBに残る可能性が強まったようだ。サラゴサとの交渉は大詰めまできていたものの、バンガールの決断によって交渉は中断された形となっている。これからの長いシーズンにおいて、バンガールはバルサBからの協力が必ず必要となると見込んでおり、トルトレーロも必要に応じて一部の練習に合流することが多くなりそうだ。

(「今日の一面」より)


3部のチーム相手に敗退(02/08/25)

バルサBは、3部チームのジローナの地元での試合に良いとこなしの2-0で敗退。前半はそれでも何度かのチャンスは巡ってきたもののゴールには結びつかず1-0。後半に入ってはジローナに押され続け結局2-0で終わった。

ジローナ戦メンバー
スタメン Jorquera、David Garcia、Marcelo、Ros、Pen~a、Dacid Sanchez、Arnau、Trashorras、Perona、Francisico、Nano
途中出場 Peque、Marin、Sergio、Carrion


ババンジーダ、テラッサへ(02/08/24)

テラッサは今シーズンから2部Aに昇進したクラブ。これまでいくつかのクラブとの交渉をしていたババンジーダだが、最終的にテラッサへのレンタル移籍が決まった。期間は1年のみ。
ババンジーダにとってバルサ一部昇進の最大ののネックとなっているのが、いまだにヨーロッパパスポートを獲得できないために外国人扱い選手となっていること。だがババンジーダの代理人によれば早ければ年内、遅くとも来年の春には獲得できそうな見込みだという。あくまでもバルサ残留を果たしたいババンジーダにとって、この1年のみのレンタルという条件を呑んでくれたテラッサが最適のクラブとなったようだ。

(「今日の一面」より)


BもCも仲良く勝利(02/08/22)

昨日、バルサBはビネファーと、バルサCはレウスとの練習試合があり、両チームとも勝利を収めました。バルサBはトラショーラスがプレステージ初の参加でスタメン出場し大活躍。開始4分にトラショーラスのアシストからセルヒオが先制点。27分にはディフェンスのミスから同点に追いつかれるが、4分後の31分に、トラショーラスがデフェンスをかわしての角度のほとんどないところからのシュートを決め1-2。そして39分にもトラショーラスのゴールが決まる。後半に入ってからもバルサBは攻撃の手をゆるめず、最終的にはセルヒオが61分に1点入れて1-4で終了。

一方バルサCはレウスに押され気味の試合展開で、キーパー・ウルコの大活躍。そして攻める方は効率よく3回のチャンスで2点をものにし、2-0の勝利。1点目はタト、2点目はクルトのPK。

ビネファー戦メンバー
スタメン Jorquera、Carrion、Marcelo、David Garcia、Peque、Ros、Serrano、Verdu、Sergio、Trashorras、Manga
途中出場 Dani Hernandez、Gallego、Pen~a、Arnau


惜しくも優勝ならず(02/08/19)

昨日戦われた「Torneo del Jersey」決勝戦、バルサBはサンダーランドに3-1と敗れ優勝を逃した。しかし、カタルーニャの新聞はこの負けを審判とポールのせいとしている。試合は、前半13分にカウンターアタックでサンダーランドが先制するものの、バルサBは圧倒的に押しており、39分にはベルドゥが30メーターのFKをみごとに決め同点に。この試合、サンダーランドの選手の激しいファールが随所に見られるが、審判はカードを出さない。バルサBは後半に入って攻めまくるが、ナノのシュートなどゴールポストにはじき返されたのが2本とツキもなく、結局64分と72分に2点入れられ、3-1と敗退した。

選手たちはこれで、バルセロナに戻ってくるが、トルトレーロだけは、アンダー21代表にビクトール、ナバーロと共に呼ばれており、他の代表選手たちと合流するためマドリッドに向かった。

サンダーランドB戦メンバー
スタメン Ruben、Marin、Oleguer、Dani Tortolero、Pen~a、Arnau、Tato、Verdu、Perona、Francisco、Nano
途中出場 Javito, Sergio, Gallego


シネマ・チキート(02/08/17 2nd)

ババンジーダやイニエスタの名前を聞いたことがある人でも、未だ1部デビューしていない選手たちのため、実際にプレーを見た人は少ないでしょう。今シーズンの初公式戦でデビューをはたしたキーパー、ビクトールにしても同じこと。そこで、これを読んでいるバルサファンに贈るシネマ・チキート特別公開フィルム!

ほんの1分半ほどの映像ですが、練習シーン、入場シーン、そしてプレーシーンも見ることができます。昨シーズンの終わりに行われた2部Aへの昇格リーグでのバルサB-バレンシアBの試合から。キーパーがビクトール、6番がイニエスタ、7番がババンジーダ。その他、ナノやナバーロ、オレゲールなどもの顔も見つけることができるでしょう。

シネクラブ・チキート(QuickTime 4.5MB) 上映終了


決勝戦進出(02/08/17)

「Torneo del Jersey」で昨日のトッテナム戦も1-2と勝利したバルサBは、これで2勝0敗。明日の決勝戦進出を決めた。決勝戦は18日15:30から、やはり2勝して進出してきたサンダーランドと。

試合はトッテナム選手のラフなプレーが見られる展開となり、前半27分にはタトへのファールで、トッテナムの選手がレッドカードで退場。後半にもオレゲールが負傷で交替となっている。試合は、26分にフランシスコからのパスをペローナが決め先制点。そして38分には、ペローナとセルヒオ・ガルシアのコンビネーションプレーでセルヒオ2点目。後半に入り、トッテナム1点を返すも追いつかず1-2で終了。

トッテナム戦メンバー
スタメン Ruben、Dani Fernandez、Oleguer、Dani Tortolero、Fran、Verdu、Sergio、Tato, Perona、Francisico、Nano
途中出場 Pen~a、Manolo、Javito、Marin


大勝利のトーナメント第1戦(02/08/15)

昨日カンプノウでは、チャンピオンズリーグ予備戦が戦われ、公式第1戦に勝利したバルサ。ほぼ同時刻にイングランドでは、親善試合ではあるが、バルサBが「Torneo del Jersey」の第1戦、マンチェスター相手に1-5とやはり勝利を納めた。これで、今シーズン4連勝のバルサ弟たち。試合は開始9分にマンチェスターが先制ゴールを決めるが、13分にはフランシスコが同点にし、33分にはナノが決めて逆転。後半に入っては、ペローナ(61分)、セルヒオ(65分、86分)と3点入れ1-5とした。

マンチェスター戦メンバー
スタメン Ruben、Dani Fernandez, Oleguer、Dani Tortolero、Pen~a、David Sanchez、Tato、Arnau、Perona、Francisco、Nano
途中出場 Sergio、Marin、Verdu、Javito、Manolo


Torneo del Jersey(02/08/14)

昨日から始まったこの「Torneo del Jersey」は、毎年行われているインターナショナル親善試合で、参加チームは21歳以下の選手構成。ただし、2人だけは23歳まで許可されている。今日、現地時間20:30からマンチェスターと試合をするバルサBでそのカテゴリーに入る2人はナノとフランシスコ。参加チームは6チームで、3チームずつの2グループに分けられ、各グループ1位同士で決勝戦が行われる。

今回の参加チームはバルサBのグループにマンチェスターUとトッテナム、もう1グループはセルティック、サンダーランド、スポルティング・リスボア。試合日程は以下の通り。

13日 セルティック - サンダーランド
14日 マンチェスター - バルサB
15日 サンダーランド - リスボア
16日 バルサB - トッテナム
17日 リスボア - セルティック
    トッテナム - マンチェスター
18日 決勝戦


3連勝(02/08/13)

日曜日に行われた、ギクソ戦でバルサは3-4と勝利。追いつ追われつのゲーム展開だったが、89分にセラーノがゴールを決め逆転、プレシーズン3連勝となった。そのほかは、ダビ・サンチェス、タト、ナノが各1点ずつ。なおバルサBの選手たちは、「Torneo del Jersey」に参加するため、すでにイングランド入りしている。

ギクソ戦メンバー
スタメン Jorquera、David Garcia、Tortolero、Arnau、Peque、David Sanchez、Verdu、Tato、Perona、Francisico、Nano
途中出場 Carrion、Oleguer、Ros、Fran、Serrano


ババンジーダ、トラショーラス、練習に合流(02/08/12)

バルサBの練習に今日ババンジーダとトラショーラスが合流してくる。プレステージ開始直後にはバンガールに呼ばれ一部の選手に混じって練習していた彼らだが、最終的に構想外としてバンガールに言いわたされた。ババンジーダ、トラショーラスともバルサとの契約はまだ残っているものの、彼らは「一つのサイクル」が終わったと考え新たな仕事場を探していた。だが今のところ理想的なチームが見つからず、とりあえずバルサBの練習に戻ってきたというところ。いずれにしても彼らはこれからも移籍先を探し続けることになる。

(「今日の一面」より)


続いて2勝目(02/08/08)

エル・モンターニャでの2つ目の練習試合、対グラメネットB戦もバルサBが2-0で勝利。1点目は28分、ベルドゥのフリーキック。そして後半に入るところで多くの選手が交代したあと、13分にジョフレの素晴らしいパスをナノがヘディングで入れ、試合を決定づけた。

グラメネットB戦メンバー
スタメン Jorquera、Oleguer、Ros、Arnau、Fran、Verdu、Marin、Tato、Perona、Francisico、Nano
途中出場 Dani Fernandez、Ruben、Peque、David Garcia、Oscar Lopez、Serrano、Jofre、Carrion、Mangas、Marcelo


まずは1勝(02/08/05)

8月1日からエル・モンターニャというところでプレステージを行っているバルサB。昨日は地元のトナというチームと初めての練習試合を行い、0-4で勝利を収めた。たくさんの選手をプレーさせ試してみたこの試合、開始当初は地元トナの意欲的なプレーで均衡を保っていたが、38分にベルドゥのゴールが決まってからは、バルサBの一方的な試合となった。41分にはペローナが、後半に入ってはナノが2ゴール。

このエル・モンターニャのステージでは、7日にグラメネットBとの練習試合がもう1つ組まれている。その後13日から18日までイングランドで行われる「Torneo del Jersey」に参加したのち、いくつかの練習試合をこなし、28日にはプレゼンテーションが行われる。

トナ戦メンバー
スタメン Jorquera、Carrion、David Garcia、Marcelo、Fran、Verdu、Serrano、Marin、Perona、Manga、Francisco
途中出場 Dani Fernandez、Ruben、Oleguer、Ros、Peque、Arnau、Oscar Lopez、Tato、Jofre、Nano


チャンピオントリオ帰国(02/07/30)

ノルウェーで開かれていたアンダー19のヨーロッパ大会で優勝した選手たちが、昨日エル・プラッツ空港に到着。もちろん我らがバルサカンテラ、イニエスタ、ペーニャ、セルヒオの3人の顔も。

イニエスタにとって、ヨーロッパチャンピオンは<アンダー16>と2つ目。このほかバルサカンテラで優勝経験のある選手は、アルナウとルジェールの1998年の<ヨーロッパ・アンダー21>。1999年には、<アンダー20世界大会>で、チャビ、ガブリ、ベルムード、<ヨーロッパ・アンダー16>でレイナ、アルテッタ、ナノ、ペローナ、<メリディアンカップ>でアルテッタ、トラショーラス、トルトレーロ。同じく<メリディアンカップ>を2001年にセルヒオ。

なおこのイニエスタ、ペーニャ、セルヒオの3人は、8月18日までの休暇が与えられており、その後、イニエスタは1部での練習に参加。ペーニャとセルヒオは今シーズンからバルサBへの昇格が決まっている。


バルサB、バルサC、今日から練習開始(02/07/29)

バルサBとバルサCのカンテラたちが夏休みを終え、今日から練習に戻ってくる。だがバルサBに関していえば、未だメンバーは確定していない。というのも、ナノ、ジョフレ、カリオン、トラショーラスなど未だ移籍先を探している状態の選手がいるからだ。それでも、今日の練習には以下のメンバーが集まる予定。

<ポルテロ>
 ジョルケラ(マタロ)
<デフェンサ>
 オスカー、ロペス、ペケ(バルサC)、オレゲール、ダビ・ガルシア、カリオン
<メディオ>
 アネスティス、ベルドゥ、アルナウ、アルベルト・マンガ(カルタゴノバ)
<デランテーロ>
 アルベルト・セラーノ、ナノ、ジョフレ、ホルヘ・ペローナ

このほか、1部での練習に参加していたダビ・サンチェス、トルトレーロ、トラショーラスはもう少し休みが与えられていて今日の練習にはまだ参加しない。また現在スイスステージにいるビクトール、ナバーロの顔ももちろんみられない。その他、アンダー17の大会で優勝を飾ったイニエスタ、ペーニャ、セルヒオもしばしの休暇が与えられる。不参加のもう一人は負傷中のモイセス。バルサBは8月1日から9日までエル・モンターニャでステージをむかえる。

続いてバルサCには26人のメンバーが登録。彼らは、8月4日から10日までバニェーレスでステージ。

 ウルコ、ガジェゴ、、ルーベン・マルティネス(フベニル)
以上3人が<ポルテロ>
 ハビ・ガルシア、ロマン・ロス、リアル、ビクトール・サントス、フラン、ロドリ、ダニ(フベニル)、サンチス、ドルカ、コロメ、アルベルト・カロッサ、アンドレウ、タト、ピトゥ、チャチ・セコ、ビクトール・ブラボ(フベニル)、クリスチアン(サント・ガブリエル)、フェリペ、パキート、ビクトール・クルト、マノロ、ハビト、フェデ(フベニル)


プレステージ参加のカンテラたち(02/07/26)

今シーズンは、7人のカンテラが1部の練習に参加、そしてその結果、スイスで行われるステージにはモッタ、ビクトール、ナバーロの3人が同行しています。もしアンダー19の大会がなければイニエスタも加わって4人となるはずでした。

もちろんこのステージへの参加が1部でのプレーを約束してくるわけではありませんし、ステージに参加しなかった多くのカンテラたちが、シーズン途中から1部にあがって来たことも事実。たとえば、昨シーズン活躍したモッタはプレステージには呼ばれていませんでした。昨シーズンに関していえば、モッタどころか、カンテラは1人も呼ばれません。昨シーズンは1部登録選手が多すぎたり、CLの3次予備選が間近でカンテラを試している余裕がないなどいろいろな事情があったこともたしかですが、それはクライフが監督としてバルサに来てから初めてのことでした。

1990年からこのプレステージのキャンプに呼ばれたカンテラにはこんな選手たちがいます。

1990年 3人
 ブスケ、ピニージャ、ロウラ
1991年 1人
 カレーラス
1992年 4人
 ヴセビック、オスカー、クリスチアンセン、カレーラス
1993年 5人
 エッケルン、ヴセビック、ハビ・ガルシア、オスカー、クリスチアンセン
1994年 4人
 キケ・マルティネス、ジョルディ・クライフ、デルガド、エッケルン
1995年 6人
 キケ・アルバレス、トニー・ベラマサン、デ・ラ・ペーニャ、ルジェール、モレーノ、セラーデス
1996年 4人
 ロカ、セバーレス、フォアンフォ、ルフェッテ
1997年 1人
 ミンゴ
1998年 10人
 フェリップ、オクノボ、キケ・アルバレス、クアドラード、フェロン、マーク、プジョー、ルイス、ババンジーダ、ロンバルド
1999年 3人
 レイナ、マリオ、ナノ
2000年 7人
 レイナ、ベルムード、クアドラード、アルテッタ、モッタ、ナノ、サンタマリア
2001年 0人

2002年 3人(1人)
 モッタ、ビクトール、ナバーロ(イニエスタ)

(「NewsGrana」より)


喜びと悲しみ(02/07/22)

カンテラから1部の練習に参加していた7人は、20日の練習を終えた段階で3人に減った。そのビクトール、モッタ、ナバーロの3人は23日から始まるスイスでのステージにも参加。ビクトールとナバーロは、アンダー19の試合のため練習に参加していないイニエスタと共に、今シーズンは1部で練習することとなるが、普段はバルサBの選手として試合に出ていくことになるだろう。モッタについては1部登録になる可能性が十分に考えられる。

スイスステージに残れなかった4人のうち5年バルサ在籍のババンジーダと7年在籍のトラショーラスは、1部でプレーするために、譲渡か、買い戻しオプション付きの移籍という形でチームを探すことになるようだ。残りのダビ・サンチェスとトルトレーロは、短い休暇をとったのちバルサBに合流、次のチャンスを待つことになった。2人とも25番以上の番号で、1部での背番号をもらう。

またカンテラ上がりで譲渡先から戻ってきている、サンタマリアはスイスステージに参加はするものの、バンガールの構想にははいっておらず、移籍先を探している状況だ。またバジャドリから帰ってきたルイス・ガルシアの場合は、未だバルサ1部でのプレー可能性を秘めてのスイスステージ参加となる。


ババンジーダ、トラッショーラス、アウト!(02/07/20)

今日(20日)の午前中の練習を終了したところで、バンガールがスイスステージにつれていくバルサBの選手を発表した。そのリストの中には多くの前評判を裏切りババンジーダの名前はなかった。

スイスに向かうことになるバルサBの選手はビクトール、ナバーロ、モッタ、そしてサンタマリア。ババンジーダ、トラッショーラス、ダビ・サンチェス、ダニ・トルトレーロはバルセロナに残ることとなった。この中でババンジーダとトラッショーラスは、来シーズンも続けてバルサBに残る意思はないので彼らはレンタルなり移籍なり、何らかの形でバルサを出ることになるだろう。先週おこなったバルサオフィシャルウエッブページでのアンケートによれば、バルセロニスタがバルサBの中で一番期待する選手として選ばれたババンジーダ。だが監督とファンの間ではアイデアに大きな違いがあるようだ。またアンダー19の大会に参加しているイニエスタはスイスステージには参加しないものの、今後の練習は一部の選手と一緒におこなうことが決まっている。

(「うわさは五面」より)


ナバーロ、一部昇進ほぼ決定(02/07/20)

バンガールに近い筋によれば、02−03シーズン開始と共にバルサB所属のフェルナンド・ナバーロを一部に昇進させる考えのようだ。4人ディフェンスとなった場合の左ラテラールとしても、3人ディフェンスでのマーカー選手としてもナバーロは起用可能と見たバンガールの判断のようだ。

ナバーロはバルサBでは監督のコスタの絶対の信頼を得ていた選手。だがそれでもバルサBの中では最低に近い年俸の選手でもある。彼が受け取っている年俸はナンと、たったの1200ユーロ(約140万円)だ。もちろん今回の一部昇進で契約見直し交渉がおこなわれることになる。彼の代理人でありグアルディオーラの代理人でもあるオロビッチ氏がすでに昨日からアントン・パレーラとの交渉に入っている。ナバーロはこれまで魅力的なオファーを出していたエスパニョールとかアラベスの誘いを断り、バルサBでもいいからとクラブに残る意思を表明していた。

(「うわさは五面」より)


ナバーロの夢はかなえられるか(02/07/19)

セルジとココがバルサを去ったため、現在1部で練習しているなかでフェルナンド・ナバーロが、唯一の左ラテラレルの選手となる。しかし、彼の将来は今のところ何も決まっていない。「監督が僕らカンテラのなかから誰かを引き上げるてくれる、と希望を持って練習に励んでいる毎日だ」とナバーロ。このところの1部の選手に混じっての練習は、非常に励みになると語るナバーロ。バンガールについては「非常にまじめな人で、確固たるアイデアをもっており、最後まで一貫している」と語る。

彼は左ラテラルの唯一の選手という有利な条件をもつが、「そりゃ、チャンスは大きいかもしれない。しかし今のところ確かなことはないもない」と決して気をゆるめてはいない。もし今シーズン1部に上がることができなかったにしても「僕はまだ若いんだから、クラブがやれっていうことを受け入れ、チャンスを待つよ」という。


アンダー19代表のイニエスタ、日曜日にデビュー(02/07/17)

レイジェス(セビージャ)、カルメロ(ラス・パルマス)、フェルナンド・トーレス(At.マドリ)などを擁すスペインアンダー19代表は次の日曜日に本番に入る。バルサの若きエース・イニエスタによって率いられるアンダー19は、先日親善試合としておこなわれたセルベーラ相手に15−0と勝利している。

(「今日の一面」より)


”ナランヒート”の時代(02/07/12)

1982年のワールドカップスペイン大会(シンボルマークがオレンジをかたどったナランヒート)に前後して生まれバルサBで活躍している若者が、これから始まるシーズンを前にして大きな一歩を踏もうとしている。ババンジーダ、トラッショーラス、ナバーロ、ダビ・サンチェス、トルトレーロ、そしてビクトール。

わずか2週間前には二部Aへの昇進をかけて戦っていたバルサB。残念ながら彼らの大きな夢は実現することなく終わってしまった。だがバルサBの主要メンバーとして活躍した何人かの選手は、今また大きな夢を抱えている。バルサのカンテラとして多くの若者が持つ夢、それは一部チームでのデビューだ。6人の将来ある若者たち、ババンジーダ、トラッショーラス、ナバーロ、ダビ・サンチェス、トルトレーロ、ビクトール、彼らがバンガールに呼ばれ一昨日から始まった合同練習で毎日一緒に汗を流している。彼らは1981年か1982年に生まれた若者だ。そう、今から20年前のワールドカップスペイン大会のあった1982年に前後して生まれている。

この6人の若者は”キンタ・デ・ナランヒート”(ナランヒートの時代)と呼ばれている。かつてイバン・デ・ラ・ペーニャやセラーデス、ルジェー、ベラマサンなどが”キンタ・デ・ミニ”(ミニエスタディオの時代)と呼ばれたようにだ。

今月の22日にすべての選手が合流し、スイスでミニキャンプを張るバンガールバルサ。彼はこのキャンプに少なくとも2、3人の若者を連れて行く予定だ。彼らにとって22日までの毎日の練習が厳しいテストとなる。しかも競争は激しい。それでも彼らの希望と夢は、最後の最後まで消えることはない。バルサのカンテラとして何年もプレーしている彼らにプレッシャーは存在しない。

現実問題として、バンガールのシステム変更によりディフェンスの選手に関しては競争がさらに厳しくなってきた。これまでの4人ディフェンスから3人への移行。この影響をまともに受けるのはトルトレーロとナバーロだろう。
トルトレーロ「4人から3人へのディフェンスシステムの変更は、かなり影響があると思う。でも自分には誰にも負けないという自信がある。最善を尽くして練習するだけ。あとは監督が決めることだ。自分の良いところはポジショニングとディフェンスからのボールを出す能力だと思っている。」

ナバーロ「3人ディフェンスというシステムは人数的に自分に不利になるだろうけれど、システム的には何の問題もない。これまで左ラテラールのポジションで常に3人ディフェンスでやってきているんだから。」

中盤から上の3人の選手、トラッショーラス、ババンジーダ、ダビ・サンチェス。彼らにはリケルメの加入が影響を与えることになるかも知れない。
トラッショーラス「バンガールのシステムには自分のプレー資質があっていると思う。中盤の選手が上がってのゴールが多かった前回の監督時代を見る限りそう思う。いずれにしても競争は激しいことに変わりはない。もちろん自信はあるさ。でももしダメだったらバルサBに戻ってまた再挑戦さ。」

ババンジーダ「スペイン国籍を取ることが重要なことになっている。もし早急に獲得することができたら大いに一部に上がる可能性があると思うよ。バルサBではいっぱいゴールを入れたし、右エストレーモが不足している現状だしね。」

ダビ・サンチェス「左インテリオールという自分のポジションにはモッタやコクーなどがいるから非常に難しいと思う。でも、まあいいさ、今回ダメだったらバルサBに戻って勉強するだけ。」

3番目のキーパーとしてすでに決まっているビクトール。ボナノ、エンケの壁を破るのは難しい。だが彼はスタートしたばかりだ。夢と希望だけはどんなことがあっても捨てない。
ビクトール「レイナだってスタートしたときは3番目のキーパーだった。それがいつのまにかスタメンで出場するような状況が生まれた。自分としてはいつでもプレーする用意はできているつもりだ。チャンスがやってくるのをじっくり待つさ。」

(「今日の一面」より)


スイスじゃなくてノルウェー(02/07/07)

1部の練習に呼ばれているイニエスタは、モッタ、ビクトールと共にスイスでのステージにも参加することが決まっている一人・・・のはず。しかし、彼の姿はスイスでは見られない。というのも、7月21日から28日までオスローでアンダー19の大会が開かれ、それに代表として呼ばれているから。「バルサのステージにも、オスローの大会にも両方でられればいいのだけど」と残念がるイニエスタだ。


怒るナノ(02/07/04)

02-03シーズンの1部の練習に呼ばれる8人の中に入らないばかりか、放出候補とされたナノ。17歳でバンガールのもと1部デビューを果たした彼は、その後負傷などの不運にもみまわれ、2部にとどまったままだったが、昨シーズンはコンスタントに試合にも出場。バンガール監督復帰と共に、1部への昇格を夢見ていた彼にとってはショックなニュースだった。

ナノは現在、故郷のガリシアでバケーションを過ごしているが、地元紙のインタビューにこたえ、この不本意な結果はバンガール自身の判断ではなく、下部組織責任者リフェのやっかみのせいであると語っている。なぜなら、この2年間、バンガールは彼のプレーを見てはおらず、すべてリフェの提出したレポートによって判断されたものであること。そしてそのリフェのリポートは、彼のプレー自体に対するものではなく、20歳の若者が、彼がもらっているような多額な給料をもらうべきではなく、ベンツなどに乗るべきじゃないという私生活への批判、嫉妬からの出されたものである、とリフェを批判した。


1部へ昇格選手たち(02/07/02)

ビクトール・バルデス、アンドニ・イニエスタティアゴ・モッタの3人は、来シーズンから1部で練習する事になると、下部組織責任者リフェが発表。また、ナバーロ、トルトレーロ、トラショーラス、サンチェス、ババンジーダの5人も7月10日から始まる1部の練習に参加し、この中から何人かはスイスで行われるステージにも参加。そして上記3人と共に1部に呼ばれることになる選手も出るということだ。

なお、上記8人の選手たちのデータは、明日には選手データにアップ予定(うち太字の選手はアップ済み)。


フベニール、国王杯優勝!(02/07/01)

6月29日、クエンカにおいて、バルサ-マヨルカのフベニールのチームの国王杯決勝戦が行われ、バルサは2-1でマヨルカを破り優勝を決めた。これでバルサは15回目の優勝となる。ちなみに一昨年もマヨルカと決勝戦を戦っており、その時も2-1で優勝している。2点を上げたのは、当時フベニールに在籍したロベルト・トラショーラス。


2部B残留、1部へ昇格、それとも・・・(02/07/01)

2部Bリーグをグループ1位で抜けたバルサBだが、2部Aへの昇格リーグではコンポステーラに1位を奪われ、来シーズンもまた2部Bに残留が決まった。

この2部Aへの昇格リーグは、6月28日に最終戦(バルサ-コンポステーラ 3-1)がミニスタディで行われ、その試合を観戦していたバンガール監督は試合後、ロベルト・トラショーラス、フェルナンド・ナバーロ、ババンジーダ、イニエスタ、ビクトール・バルデス、ダニ・トルトレーロ、モッタ、ダビ・サンチェスの8人の選手と話し合いをもった。バンガールの意向はこの8人とオビエドに貸し出していたサンタマリアの9人を10日から始まる1部の練習に参加させ、そのうち3人(モッタを含む)をスイスのプレステージに連れて行くこと。

また、2部Aへの昇格ができなかったため、選手の中には来シーズンも2部Bでプレーしたくはない。1部でプレーできないのなら、他のチームへ、という意思表明するものもおり、選手たちの他チームへの移籍、譲渡の話しもかなりでてくると見られる。なお、ナノの移籍も濃厚になっている。