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デビューしました(02/10/30)
イニエスタというチョットばかし注目されている少年がいると、このHPで紹介したのが今から1年半以上前のこと。そして実際に自分の目で確かめてみようと思い、二部Bでデビューした彼を見に行ったついでに、彼に関する記事をいくつかまとめて「明後日の星」として La Masia にだしたのがやはり1年半前ぐらい。う〜ん、あれからもう1年と半年。 小さい時から注目されている選手が一部チームに上がってくることは結構珍しいことだけれど、そのイニエスタがついにデビュっちゃいましたね。嬉しい限りです。これまでいろんな選手がバルサBから上がってきたけれど、イニエスタの場合は注目度ということで言えばだいぶ彼らとは違う。セルジやプジョー、彼らの場合はほとんど注目されることなく一部に上がってきた選手だったし、しかも彼らをバルサBの試合で見ていても、何でこんな選手がいるんかいな〜、と思っていたほどの魅力のない選手だった。セルジはちょっとスピードがあり、プジョーはやる気だけの選手として、自分みたいなシロウトの目にはそううつった。だから一部に上がってきたときも、それほど長くは続かないだろうと思っていたのが正直なところ。 イニエスタの注目のされ方はデラ・ペーニャ以来のもの。もちろんデラ・ペーニャほどではないけれど、彼以来の注目選手。今シーズンは負傷という悪運に見舞われていないからバルサBでは全試合出場しているし、そのほとんどの試合を見ることもできた。だから昨日の試合の出来は不思議でも何でもない感じ。 以前、チャビに似すぎてきてしまっていると少し不満だったけれど、それは今でも変わらない。ただ、チャビにしてもナバーロにしても、もちろんプジョーにしても、一部チームで試合を続けることにより下のカテゴリーでは考えられないほどの成長をする場合がある。チャビはそういう意味で言うと「急成長」組みに入るから、イニエスタが彼に似てきても相変わらず「差」はある。ただ彼にあってチャビにないところは、前へ前へでるプレー傾向。そこが伸びれば素晴らしい選手になる、と思う。 少しでも才能を感じる選手はできるだけ早く一部でデビューさせるべきだ。それで戸惑ってしまう選手、例えばルフェッテとかジョフレとかナノだとか、数え上げればきりがないほどの選手がいるけれどそれは運命というもの。そういう否定的な部分より肯定的なところを考えた方が良い。プジョーがこんな選手になるなんて誰もが予想できなかったことだし、ナバーロにしても左セントラルという不慣れなポジションでも成長してきたし、左ラテラルとしては急成長だ。 さてさて、第一歩を踏み出したイニエスタ。戸惑う選手となるか急成長組となるか。 (「こちらカピタン」より) |
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イニエスタ+10人で勝利(02/10/26) バルサB−ブルゴス バルサBの対戦相手はブルゴス。かつて一部と二部を行ったり来たりしていたブルゴスがこんなカテゴリーにいたなんて驚きだ。しかもぜんぜん知らない選手の年齢を知ってさらにビックリ。キーパーのサンティエステバンという選手は35歳だという。グランド内の選手もそれほど若そうに見えない。将来的なチーム作りがぜんぜんできていないブルゴス。だめだな、このクラブは。 先週はアウエーでの試合でありながら久しぶりに勝利したバルサB。この地元での試合に勝って波に乗りたいところ。試合開始早々から意気込みが感じられる。ミニエスタディには500人しか入っていないけれど、そんなことは関係なく頑張るバルサB選手。貴賓席にはバンガールの鋭い目が光っているからそれも当然か。開始15分でイニエスタからの「一部チームパス」がセルヒオに。実に素晴らしいキラーパス。これを決めたセルヒオも好調だ。この1点で試合は一方的なバルサBのペースに。30分ぐらいにドリブルでゴールに突っ込んでいくイニエスタにブルゴスディフェンスがファール。このフリーキックをダビ・サンチェスがゴールポスト右上ギリギリに決めて2−0と前半で試合を決めた。 後半に入ってブルゴスは2枚目のイエローカードをもらった選手がいて10人に。ただでさえ決まっていた試合がこれでさらに一方的な展開に。それでもゴールは得られず。35歳キーパーのサンティエステバンの大活躍の巻。この日の試合で安定したプレーを見せたバルサBカピタンのトルトレーロがアラベス戦に緊急召集された。 ■FC BARCELONA |
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ホッと一息、バルサB(02/10/20) バレンシアB−バルサB バルサBにとっては非常に重要な試合。それは二つの理由からなる。一つは、先週のミニエスタディでの0−5というショッキングな敗北を忘れるため。そしてもう一つ、それは昨シーズンの二部A昇進をかけたプレーオフでの悔しさ(バレンシアBに敗戦することにより最終的に望みが途絶えた)をはらすため。 テレビ画面とはいえ、そこから伝わってくるバルサ選手の雰囲気は何かいつもと違う感じ。試合が始まるとあのグータラタイプのトラッショーラスでさえ一生懸命走ろうとしている。走ればいいとは思わないが、やる気は伝わってくる。彼はリケルメと同じで違うところでの良さが十分ある選手。もっと自由にプレーさせてやればもう一部でもやっていけると思っている。それがこの試合、監督の命令を無視したのか、あるいは監督のキケ・コスタが彼に自由を与えたのか、グランドのあちこちで彼のプレーが見られた。こうなるとトラッショラスの良さが非常によくわかる。 さて試合はまずバルサが先制。一部チームと同じでやはりセットプレーからの点が多いバルサBだが、これもコーナーをナノがヘッドで決めた。快調なスタート。だが2、3分後にはバレンシアも同じようにフリーキックからのボールをヘッドでねじ込み同点。しかも前半終了間際、再びコーナーからのセットプレーが決まりバレンシアリード。1−2で前半終了。 でもこの日のバルサBは素人目にみても快調だった。ボールを素速く回しての攻撃が続く。それが実るのが後半10分ぐらい。イニエスタから出された天才的パスをセルヒオが胸で受け止めキーパーとの一対一に勝利。これで同点。なおも攻撃の姿勢をゆるめないバルサB。今度は久しぶりに登場したナノからの左センターリングをトラッショーラスがスペクタクルなボレーシュート。これで逆転だ。そう、こういう試合そすればいいのだよ。といわけで久しぶりの勝利。 ■FC BARCELONA |
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ただいま順調に成長中(02/10/16) 試合に負けるということを1回も経験しなかった昨シーズンのカデッテBの選手たち。まだ15歳とか16歳とかいう少年たちのカテゴリーではあるけれど、それでも期待されている選手たちは順調に成長しているようだ。その証拠にほとんどの選手が今シーズンに入ってから上のカテゴリーであるカデッテAでプレーしている。 もっとも期待されているレオ・メッシー(カンテラ全員集合ではLionel Andresと表記されている)はもちろん、デランテロセントロのビクトル・バスケスやトニー・カルボ、セントラルのジェラール・ピケ、そしてエストレーモのソンゴーやフアンホ(やはりカンテラ全員集合ではJuan Jose Clausi表記)なども順調に育っている。 と言っても彼らの試合を直接見たことは一度もないことも断っておきます。彼らの活躍ぶりが見られるのは試合終了してから2、3日後。バルサのすべてのカテゴリーの試合を放映してくれる番組を通してのみとなる。下はベンハミン・カテゴリー、アレビン・カテゴリー、インファンティル・カテゴリー、そしてちょっと大きくなってカデッテ・カテゴリーやフベニル・カテゴリーまでの試合をすべて放映してくれる番組。もちろん一試合すべてということではなく編集されたものとなるのはしょうがない。 カデッテAのバルサは、すでにヨーロッパ中に注目されているらしい。試合となると、各クラブのスカウトマンの姿が観客席に陣取っている。試合も、そしてスコアーもスペクタクルだ。ほとんどが10点以上をとっての勝利。先週はレイダへ行ってのアウエーの試合でありながらも0−8で勝利している。 さてこのカデッテAの少年たち、クーマンが来る2、3年後には17、18歳の若者に成長している。かつてクライフが監督として来たときに、2、3年後からマシアの若者が続々とカンプノウへと活躍の場を移していった。クーマンにしても同じことが起きそうな状況となっているではないか。今シーズンにカデッテBに上がってきたディオング・メンディもその頃には若者になっている。すべて、そう、すべて順調にいけばの話しに過ぎないけれど、そして多くの場合順調にいかないことが多いけれど、いずれにしても「特別」なサイクルがカデッテクラスに訪れていることは間違いない。 そして、フト思うこと。その頃にはここのHPも多分なくなっているだろうし、現在バルセロニスタと称している人たちもそうであるという保証はない。いま学生である人は労働者となり、労働者である人は家庭を持ち、家庭を持っている人は子持ちとなり人生の変化が当然訪れる4、5年先の話し。そう、バルサの少年たちが運良く成長し続けてデビューのチャンスが得られるのは、少なくとも4、5年後のことだ。いまチキートのHPを見ているバルセロニスタがそのままバルセロニスタであれば彼らの登場を特別な感情を持って迎えることになる。果たしてその瞬間までに、何人がバルセロニスタとして生き残れるか、これも興味あるところ。 (「こちらカピタン」より) |
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難しい時期を迎えたバルサB(02/10/15 2nd) これまで7試合を消化したところで2勝3敗2分け、獲得ゴール数11に対し失点が13。この数字が、バルサBの状況の悪さをすべて証明している。獲得ゴール数の少なさ、失点の多さ、これでは勝てるわけがない。そして日曜日のエルクレス戦での0−5という結果が重たくのしかかっている。 ジョフレやババンジーダ、そしてナバーロやビクトルが抜けた新星バルサBは多くの若手を抜擢してきている。ほとんどがバルサCからの抜擢だ。生まれたばかりのチームという理由は確かにある、確かにあるがそれ以上に大きな要素となっているもの、それは新システムだろう。 レシャックがいかに腰の引けた試合をしていても、彼の基本的システムは両ウイングを左右に開いてのものだった。それが一部チームでは片翼だけとなることが多かったが、彼のシステムを起用することが義務づけられているバルサBではキケ・コスタ監督のもとに両翼が開いたシステムとなっていた。だが今シーズンのバンガールシステムではその両翼が存在しない。プンタが一人に二人のメディアプンタが中に入っていくシステムとなっている。この新システムにまだまだ慣れないバルサBの選手たちだ。 キケ・コスタスは語る。 |
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スキャンダルな敗北(02/10/15) バルサB−エルクレス エルクレスといえば、かつてマリオ・ケンペスがいたクラブだ。もう何年前のことかも覚えていないけれど、選手として最後の時期を迎えていたケンペスがバレンシアからエルクレスに移籍、そしてここでもしっかりとゴールを稼いでいたのを覚えている。だが何かの理由でシーズン後半にエルクレスを退団、それと共にエルクレスもジリ貧となり二部に落ちていってしまった。多分あれ以来、一回も一部カテゴリーには上がってきていないと思う。 開始3分、エルクレスのカウンターアタック。中盤から出されたセンターリングをエルクレスのデランテロがボールが来る後ろ上方を見ながら走り込み、ボールが落ちてきたところを見計らって強烈なシュート。をするはずだった。だがボールは彼の頭の上に当たり、彼の強烈そうなキックは見事空振り。それでもボールはフワリとタイミングを外されたキーパーの上を通り過ぎてゴール。こんなゴール初めて見た。いずれにしても早すぎる先制ゴール。そして前半の20分ぐらいに再びカウンターアタックを喰らったバルサ。キーパーが飛び出し、相手のデランテロをぶったおす。当然レッドカードが出てバルサ10人に。しかもそれから10分後にゴールを入れられ0−2に。これでこの試合が終わったといっていい。バルサはなす術もなく屈辱の0−5で敗北。 ■FC BARCELONA |
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またやられた!(02/10/07) ノベルダ−バルサB これまでノベルダは5試合戦ってきて、3敗2分けといまだに勝利をしたことがないチーム。国王杯でのバルサに勝利しただけのチームだ。ノベルダにとっては縁起のいいバルサとの対戦であり、バルサにとっては兄貴分の敵を討つ試合となった。 試合は地元で戦うノベルダのペースで始まる。だがそれも10分ぐらいでバルサもボールを持ち始め、一進一退の試合に。だが35分、マドリガル、そう例のマドリガルがゴールを決める。まるで国王杯の時のようにゴールを決めた。だがバルサも前半が終了するまでに追いつく。セットプレーからのボールをトルトレーロが決め同点として前半を終了。 後半はバルサペースとなり試合が展開していく。途中ナノが退場となり10人となるバルサだがそれでもバルサのボール支配が続く。だが再び、例のマドリガルが突然のようにゴール前に登場。しかもオーバーヘッドキックでシュートを決め、結局これが決勝点となりノベルダ初のリーグ戦勝利となった。兄貴分の敵を討ちに入った弟分たち、だがまたしても例のマドリガルに見事な返り討ちを喰らってしまった。そのマドリガルが試合後に語っている。 ■FC BARCELONA |
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笑いの止まらない勝利 その2(02/09/30) バルサB−グラマネ 地元で戦うバルサが当然ながら主導権を奪い試合を進める。だがディフェンスの固いグラマネは決定的なチャンスをバルサに与えないで前半を終了。後半が始まっても同じようなトーンで試合が展開していく。だが決定的なゴールチャンスはどちらかというとグラマネの方に何回か訪れている。バルサの方も攻めることは攻めるのだけれど、いかんせんナノやトラッショラスのゴール前でのミスが目立つ。 後半10分頃、ゴール前に入り込んだセルヒオをグラマネのディフェンスが足を引っかけペナルティー。審判はこのディフェンスの選手にレッドカードを示し、グラマネは10人に。だがトラッショラスはものの見事にペナルティーを失敗。それどころか、カウンターアタックに合い、そのまま相手コーナーキックとなる。そしてこのコーナーキックからグラマネの選手がヘディングでズドンとばかりバルサゴールへ。相手が10人になりペナルティーを得てからわずか1分後には相手に入れられちゃうという情けないバルサです。 圧倒的に攻めまくるバルサだが、相手は10人であるしリードもしていることから当然ながらバッチシとディフェンスを固め始める。試合はミニエスタディでの初戦と同じように敗戦濃厚となった。そして迎えた後半47分、すでにロスタイムにはいっている時、左ウイングとなったセルヒオがコーナー付近からセンターリング、これを途中出場していたペローネが頭で合わせて劇的な同点ゴール。グラマネの選手は勝利を目前にしてのゴールにヘナヘナと地面と並行に。そこで試合終了。 ■FC BARCELONA |
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笑いの止まらない勝利(02/09/23) オスピタレット−バルサB 試合はすでに後半の46分に入っている。ロスタイムに突入していて0−0の引き分けで終了すると誰しもが予想していた。そこに突然イニエスタが登場する。これまでいつもの試合に比べ目立った動きをしていなかったイニエスタ。相手右サイドバックの選手を追いつめたイニエスタはボールを奪う。ゴールラインに沿ってドリブルでゴール近くに向かうイニエスタ。一度ラインを割ったかに見えたボールだが、審判は笛を吹かないで続行。そしてイニエスタのセンターリングがラインに沿って打たれる。相手キーパーの横にいたディフェンスの選手がそのボールを払いのけるようにキック。すると何とそのボールは相手ゴール枠の中に入ってしまいオウンゴール。そして審判による試合終了の笛が吹かれた。 ゴールチャンスは地元で戦うオスピタレットの方が多い試合だった。バルサBもまったくゴールチャンスがなかったわけではない。トラショーラスやナノにチャンスが2、3回訪れているが、すべて外している。一方オスピタレットの方は少なくてもバルサBの倍以上のゴールチャンスを作り出していた。だがデランテロのミスやバルサキーパーであるジョルケラのナイスセーブに救われるバルサ。負けてもおかしくない試合だただけに、拾いものの3ポイントだ。 ■FC BARCELONA |
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プレゼンテーション(02/09/21) 19日、ミニ・エスタディにおいて、2002-03シーズン、カンテラのプレゼンテーションが行われた。ベンジャミンBからバルサBまで計12チーム、233人のカンテラたちが勢揃い。イムノの繰り返し流れるなか、一人ずつ名前を呼ばれグラウンドに走り込んでくるカンテラたち。全員グラウンドに出たところで、ガスパー会長とバン・ガール監督が一人ずつと握手をしてまわる。 そして、ずらりと並んだ選手たちを背に下部組織責任者の挨拶の後、カンテラ代表としてアレビンA所属の Marc Hernandez 君の挨拶。続いてバンガールがマイクの前にたち、スピーチを始める。簡単な挨拶のあと「このプレゼンテーションはここにいる選手のためのものだから失礼する」と言って、記者や父兄に背を向け、後ろに立つ選手たちに向かって話し始める。自分の下で多くのカンテラが1部に上がったという話からプジョーを例にだし、「上に上がるために重要なことは、才能よりも人格だ。プジョーを見てみるがいい。フットボール選手としてものすごい才能があるわけではないが、素晴らしい人間だ。そして彼はいま、1部でのスタメン確実な選手になっている。」最後にガスパー会長が父兄や下部組織間連の人々の援助に礼を述べた。 その後、チーム毎に写真撮影会が行われ、プレゼンテーションは終了した。 |
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絶好調、トラショーラス(02/09/17) 先日のサバデル戦でハットトリックを決めたトラショーラス。いくつかのクラブからのオファーがあったり、バンガールが一部チームに昇格させないことに決めたことなどでほぼ移籍確実と見られた彼だが、今では残りの3年契約をまっとうしたいと語る。 とっくに移籍シーズンは過ぎているというのに、先週もハノーバー96というドイツのクラブから誘いがあったトラッショーラス。夏にあった少しの迷いは今の彼にはもうない。バルサに残ること、そしてできるだけ早く一部への道を開くこと。彼は先日のハットトリックを含めてバルサBではすでに29ゴールを決めている。 |
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6点をあげての大初勝利(02/09/15) バルサB−サバデル この日の相手のサバデルは、先週バルサBが戦ったレイダと同じように一部にいたことがあるクラブ。10年前か15年前だったか覚えていないが、とにかくカンプノウで見た覚えがある。長いこと2部落ちしてからというもの、確か2部Bカテゴリーに落ちて3部まで下がってしまったことがあるはずだ。いずれにしても現在はバルサBと同じカテゴリーにいる。 バルサBはこれまで1分け1敗という不甲斐ない成績。これで地元ミニエスタディでの2試合めとなるけれど、やはり客は入っていない。1000人もいればいいところか。それでもこの日のバルサBは頑張る。先週の試合で赤紙一発で退場になったトルトレーロはもちろん出場できないが、その穴をアルナウがじゅうぶんに埋めていた。そして先週まったくダメだったトラッショーラスが頑張る。開始10分もたたないうちにゴールを決め、後半の終了間際にも2点入れてハットトリックだ。こんな感じでプレーすれば移籍先が見つかるどころか、一部チームの控えとしても面白い。ナノもそれなりの活躍をしている。イニエスタは相変わらずで、この試合では得点まで決めている。昨年までのピボッテではなく、今シーズンはメディアプンタのポジションについているイニエスタ。相手ゴールにより近いポジションだから、今シーズンはけっこう点を入れるかも知れない。 前半にトラッショーラス、ナノ、イニエスタの得点で3点をあげほぼ勝利をものにしたバルサ。1点を返されて前半が終わり、後半開始早々ペナルティーを取られて3−2と1点差までつめよられるが、この日のバルサBはだいじょうぶ。すぐさまオレゲールのゴールで2点差とし、それからトラッショーラスのフィエスタとなった。 イニエスタは人一倍走りまくりながらも、今日も汗をかかない。 ■FC BARCELONA |
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どうにかこうにか引き分け(02/09/09) レイダ−バルサB レイダといえば10年前は一部にいたチーム。それが今では二部Bにまで落ち込んでいる。一部に昇進したときに新たに作ったスタディアムには1万以上の人が集まっていたけれど、さすがにこのカテゴリーになってしまうと1000人もいるかどうかという感じ。 レイダのキーパーは懐かしのブスケ。2、3年前にはバルサBにいたナコールもいる。試合開始そうそう、あっという間にレイダがチャンスをものにして1点。開始1分で早くもハンディー戦。悪いことは続くもので、20分にはトルトレーロが赤一発退場。10人となったバルサだけれど、それでも決定的なゴールチャンスが3回。セルヒオ、ナノ、トラッショーラスがそれぞれ見事に外す。こんなことはお兄さんチームを真似しなくていいのに。それでもセルヒオはナカナカ良い選手。バルサBにいた頃のルイス・ガルシアのプレースタイルに似ている。そのセルヒオが後半20分程度に中距離シュートをドスーンと一発。これで同点。 バルサ10人で頑張って引き分け。それにしてもナノとかトラッショーラスのだらしさが目立つ試合。そしてイニエスタは好調を維持。いつも思うのはこの選手汗をかかないこと。運動量は人一倍多いはずなのに汗をかかない。不思議だ。 ■FC BARCELONA |
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初戦敗退(02/09/02) バルサB−ヒムナスティック バルサBはバンガール率いる一部のチームとまったく同じシステムを用いることが義務づけらている。したがってプレステージでの練習試合でもそうであったように、開幕戦でも同じように3−4−2−1システムが起用された。 キーパーにはジョルケール、3人セントラールの左にダビ・ガルシア、真ん中にトルトレロ、右にオレゲールが入る。そして二人のピボットは左にダビ・サンチェス、右にアルナウが起用された。左のカリレロにはフランシスコ、右にはオスカー・ロペスが入る。そしてメディアプンタはナノとイニエスタが入りデランテロはペローナが務めた。 初戦は9月1日、カンプノウでのAt.マドリ戦の3時間前にミニエスタディでおこなわれた。相手は昨シーズンは二部Aにいたヒムナスティック・テラッサ。強豪相手ということと、新システムにまだ慣れていない弱点が出た試合でもあった。前半の試合を支配したのはバルサ。だが決定的なゴールチャンスを生み出すまでには至らない。そしてテラッサはカウンターアタックで1点を先制する。バルサには前半を終了するまでに少なくても1回は同点にするチャンスがあった。だがそのチャンスもイニエスタがゴールを外して得点とはならない。 後半も同じようなトーンの試合が続く。攻撃するバルサをカウンターアタックで襲いかかるテラッサ。またしてもそれが決まり0−2。80分にペローナのゴールで1−2と1点差まで追い上げたバルサBだが、そこまでだった。 |
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