2003-2004 シーズン
9-10月

ワールドカップ・アンダー20代表(03/10/29)

アラブ首長国連邦を舞台に11月27日から12月19日までの期間おこなわれるワールドカップ・アンダー20の大会にバルサBから3人、そしてイニエスタが呼ばれている。バルサBの3人はセルヒオ・ガルシア、ペケ、ロドリ。

大会の1週間前からは代表合宿に招集されるのが普通だから、彼ら4人は11月の中旬あたりからバルサ一部やバルサBでの試合に参加できないことになる。また11月の4、5、6日にはマドリッドに集まって代表の合宿練習をおこなうことになっているので、アテネでおこなわれるUEFA戦の神々のクラブ・パニオニオス戦には出場不可能だ。もともとフラン・ライカー監督のもとでは不条理にも出番が与えられないイニエスタのことだから、しばらくアンダー20代表の選手として才能をさらに磨いておいで!


第10節 首位をブチ倒してバルサが首位に(03/10/28)

バルサB−ナスティック
1−0

雨が大胆に降り続けるミニエスタディでの首位ナスティックを迎えての大事な一戦。ベルドゥとオスカー・ロペスは前の試合で退場となっており、この試合には出場できない。悪いことは続くもので前半23分にはペケに2枚目のカードが出されて、グランドからペケになってしまいバルサB10人となった苦しい試合。だがそこはそれ、こういう人数的に不利な場合にはセットプレーがものを言う場合がある。バルサ先制となる貴重な1点をとったのはコーナーキックからのダビ・ガルシアのヘディングゴール。先取点をとってからはカルッチオバルサとなり、固く固く守り相手のゴールを防ぐことに成功。これまで首位を走っていたナスティックを敗り、カステジョンと同ポイントながらバルサBが首位に躍り出た。

■FC BARCELONA
Javi Ruiz/Peque/Oleguer/David Garcia/Felipe(Pen~a 54")/Ros/Manga(Rodri 31")/D.Fernanndez/ Cristian(78")/Sergio Garcia/Exposito(Babangida 68")

■二部Bグループ3・順位表(10節終了)
1.バルサB・・・・・20
2.カステジョン・・・20
3.グラマネ・・・・・18
4.ナスティック・・・18
5.ロルカ・・・・・・・18
6.レイダ・・・・・・・17
(4位までが昇格プレーオフ参加資格あり)


[ La Masia 物語 ] (03/10/27)

ガブリ編


第9節 アウエーでの勝利(03/10/21)

マタロ−バルサB
0−2

相手は三部リーグ降格に早くも片足を突っ込んでいるマタロ。一部チームでは出番がほとんどなくなったオスカー・ロペスやロスを出場させてバルサBはひたすら勝利を目指す。昨シーズンにもあったベルドゥの“ゴール・オリンピコ”が再び決まりバルサ先制、そしてそれからすぐにセルヒオがだめ押しとなる2点目を獲得し、バルサB勝利が濃厚に。そしてこのアウエーでの勝利により、バルサBは3位に浮上しプレーオフ参加権に入った。

■FC BARCELONA
Ruben/Peque/Oleguer/David Garcia/Oscar Lopez/Ros/Verdu/Arnau(Manga 81")/D.Fernanndez/ Cristian(Rodri 78")/Sergio Garcia(Exposito 92")

■二部Bグループ3・順位表(9節終了)
1.ナスティック・・・18
2.ロルカ・・・・・・18
3.バルサB・・・・・17
4.カステジョン・・・17
5.グラマネ・・・・・・15
6.フィゲーラス・・・・15
(4位までが昇格プレーオフ参加資格あり)


ソンゴー、親子対決(03/10/17)

“ソンゴー・ジュニア”と呼ばれるフラン・ソンゴーは3年前からマシアの住人。カメルーンで生まれア・コルーニャ(コルーニャにはカステジャーノだとラ・コルーニャ、ガジェゴだとア・コルーニャだからして、これまで面倒くさいので冠詞抜きにしてきたけれど、街に関してはやはり冠詞をつけておこう)育ちの16歳。彼はすでにフベニールカテゴリーでレオ・メッシーなどと共に“ドリームチーム”を形成しているエストレーモ選手だ。そしてお父さんは言わずもがなコルーニャの第三ポルテロとして今シーズン戻ってきているあのソンゴーだ。

カンプノウでおこなわれる土曜日の試合にはお父さんソンゴーは招集されていない。第三ポルテロは招集されないのが普通だからだ。それでもお父さんソンゴーはバルセロナに自費でやって来る。なぜなら息子に会うためだ。息子ソンゴーもフベニールカテゴリーだからして、この試合には招集されることは地球が逆回転になってもあり得ない。それでも彼らはカンプノウで対決することになる。隣同士の席に陣取り、お父さんソンゴーは長年お世話になっているクラブを応援し、息子ソンゴーは将来プレーすることになるであろうクラブを応援することになる。この勝負、もちろん息子ソンゴーの勝利になるだろう。お願い!


レオ・メッシー、バルサとプロ契約(03/10/15)

2年前に多くのスカウトから太鼓判を押されてバルサに入団してきたレオ・メッシー、彼はすでに16歳となっている。カデッテカテゴリーから今シーズンはジュニアクラスに仲間入りし、来シーズンはバルサCかバルサBでのデビューも期待される新星だ。その彼を、そう、セスクの件を十分に検討したバルサ首脳陣が、わずか16歳という彼に対して、一丁前のプロ選手として認め契約もそれなりのものとした。昨日、つまり2003年10月14日からレオ・メッシーはプロ契約を結んだ選手となり、2012年までバルサの選手としてプレーすることになる。


第8節 セルヒオのゴラッソ!(03/10/14)

バルサB−エスパニョールB
2−1

ダービー戦はどんなカテゴリーであってもダービー戦としての緊張感のある試合となる。小さい頃からこうしてライバル意識を肌に染みこませて育っていく少年たち。二部チームあたりの選手となるともうかなりの数のダービー戦を経験してきていることになる。そして勝つこともあれば負けることもある勝負の世界、この日は地元バルサの勝利となった。それも決めなければならない9番の選手がゴールと決めての勝利の試合だ。

バルサからはフラン・ライカー、チキ・ベギリスタインなどが、そしてエスパニョールからはクレメンテがそれぞれ観客席から若い選手たちに注目している。すでにフラン・ライカーが観客席から見ているのを知っているセルヒオにとって、この勝利を決める彼のゴールはフラン・ライカーに向かってのものだろう。セビージャ戦でデランテロとしての仕事をまっとうしたにも関わらず、それ以来試合に招集されていないセルヒオ・ガルシア。ダービー戦ならではの観客席を埋めた多くのバルセロニスタからセルヒオコールが流れた。ミニエスタディではイバン・デ・ラ・ペーニャ以来の出来事。もちろんクルイベルを使い続けるフラン・ライカーに向けられたものであり、そしてセルヒオに対して“元気をだせ!”という意味合いのものだ。

■FC BARCELONA
Ruben/Pen~a/Oleguer/David Garcia/Oscar Lopez/Dani Fernandez(Manga 46")/Verdu/Arnau(Manga 27")/Santamaria/ Exposit(Cristian 52")/Sergio Garcia(Alfi 92")


ボージャン、ハットトリックを越えた!(03/10/10)

ミニエスタディでおこなわれたバルサCの試合前に、インファンティルAの試合がやはりミニエスタディを使用しておこなわれた。これまではインファンティルカテゴリーの試合は子供たちの専用グランドでおこなわれてきたが、今回はテスト発進という感じ。もし選手たちがグランドの広さを苦にしなければこれからも時々ミニエスタディでおこなわれるようだ。

相手はお兄ちゃんチームが国王杯で戦ったグラマネのインファンティルカテゴリーチーム。バルサはヤゴ(10番)、ボージャン(9番)の活躍で6−0で勝利。何とこの試合でボージャンは5点を決めている。もしペナルティーの失敗がなければ6点をもぎ取っていたことになる。
フェリシダーデス!ボージャン!


第7節 バレンシア相手にノーゴール(03/10/07)

バレンシアB−バルサB
1−0

お兄ちゃんチームと同じようにバレンシアと対戦したバルサB。違いはアウエーでの戦いになったということだけで、結果も同じ1−0。そしてここ3試合にわたってゴールを決めていないのも似たような感じ。ゴール数の不足はこれまで7節が終了した時点で7ゴール、つまり1試合1ゴールという、カンプノウチームと同じような成績となってしまっている。

セルヒオ・ガルシアがはこの試合でも負傷中で出場できなかったものの、唯一の明るい材料はオラゲールとベルドゥが戻ってきたことだろう。

■FC BARCELONA
Ruben/Pen~a/Rodri(Oleguer 46")/David Garcia/Peque/Manga(Verdu 46")/Ros/Arnau/Santamaria/ Exposit/Cristian(Dani Fernandez 78")


第6節 初の失点、そして敗北(03/09/30)

カルタヘナ−バルサB
1−0

セルヒオは足の故障、オラゲールは食中毒、ババはナイジェリアのアンダー23に招集中、ベルドゥ、ジョルケラ、ハビ・ルイスは負傷中という状況のバルサB。苦しい台所事情がありながらも、そしてアウエーの試合でありながらも試合展開はバルサペース。それもこれも前半15分で相手にペナルティーキックを決めらてしまったハンディー戦となったからだ。後半入っても攻めに攻めまくるバルサBだが、お兄ちゃんチームと同じようにゴールには至らず初の敗戦。

■FC BARCELONA
Ruben/Pen~a/Rodri/David Garcia/Peque(Dani Fernandez 78")/Manga(Feripe 67")/Ros/Arnau/Santamaria/ Exposit/Cristian


バルサ・フットボール・バッセに13歳の選手(03/09/26)

バルサ・フットボール・バッセのコーチであり若手の有望な選手を育てる名人として有名なマルティネス・ビラセカが13歳のイスラエル人坊やを獲得。この坊やはアンドラでおこなわれていた少年カテゴリーの大会に出場していた選手で、大会後にマルティネス・ビラセカが彼をバルセロナに連れてきてテストを受けさせていた。

ガイ・アスリンという13歳のこの坊やはメディア・プンタとして大会で活躍。イスラエルの国境付近の街のナハリヤというところで住んでいたが、両親と共にすでにバルセロナに住み始めている。セスクの場合と同じように、彼の両親にはすでに仕事を紹介してあるバルサ。まあ、どこでも同じことをするようで。


バルサBに新加入選手(03/09/24)

ティアゴ・カルバーノ、昨シーズンはイタリアのペルージャでプレーしていた22歳になるブラジル選手がバルサBに加入してきた。3週間前からバルサのテストを受けていたようで、最終的にバルサBの監督であるペレ・グラタコスがOKをだし今回の入団になった。

彼のポジションはセントラル、1m87cmの長身をいかしての高いボールに強い選手らしい。契約期間はわずか3か月でクリスマス休暇がやって来たときに再契約するかどうかを決めるということ。ティアゴはもう一人のティアゴ・モッタと同じようにイタリアパスポートを持っている。


第5節 5試合連続無失点のバルサB(03/09/22)

バルサB−エルクレス
0−0

カンプノウでは19時30分という奇妙な試合開始時間となっていたため、それに合わせて17時に試合を開始したミニエスタディ。カンプノウに向かう前に「こちらにもお越しくださいませ」という感じ。その努力の甲斐あって、この試合に来た人ナント7千人。何年か前の、まだバルサBもマドリBも二部Aカテゴリーにいる頃の“ミニクラシコ”以来の入りじゃあないだろうか。

ルーベンが一部チームのベンチから戻ってきてスタメン選手に。他の10人の選手もいつものスタートメンバー。だがポジション的に違うのはエスポシットとマンガが入れ替わっていることぐらいか。二人ともなかなか器用な選手という感じがする。

それでもお兄ちゃんチームをマネしてしまったのか、点が入らない。両チームとも1点も入らない90分の試合となってしまった。この試合での悪いところ、それは地元の試合でありながら3ポイントとれなかったこと。そして結果的に素晴らしいこと、それはシーズンが開幕してからバルサBはまだ1点も入れられていないことだ。

■FC BARCELONA
Ruben/Pen~a/Rodri/David Garcia/Peque/Manga(Oleguer 85")/Ros/Arnau(Cristian 70")/ Exposit/Santamaria(Babangida 46")/Sergio


メッシー、ボージャン、それぞれ活躍中(03/09/17)

スペイン各クラブのインファンティル・カテゴリーを集めての大会がリオッハでおこなわれている。アルネド杯というこの大会でバルサはマドリと対戦。前半、後半ともそれぞれ25分の試合形式でおこなわれるこの試合、マドリは前半5分でペナルティーを決め0−1とリード。だがバルサは12分にエンリコ坊やのゴール、そして後半14分と18分にボージャンがそれぞれゴールを決めて3−1でメレンゲ小僧どもを悔し涙でいっぱいにしてやった。ちなみにボージャンの2得点はヤゴのアシスト。

そしてフベニールの全国大会では、先週末にバルサはエルクレスと対戦。ここでも3−0で勝利するバルサだけれど、レオ・メッシーのゴールがなかなか良い。いや、素晴らしく良いのだ。


第4節 バルサ3連勝(03/09/16)

カステジョン−バルサB
0−2

カステジョンと言えば昨シーズンは破竹の勢いでプレーオフに勝ち進んだクラブ。シーズンの後半まで無敗という、素晴らしい快進撃を見せていたのは記憶に新しい。だが今シーズンは何がどう変わったのか、すでに4試合で2敗している。

この試合、バルサのゴールを守るべき幸運児ルーベンはいない。幸運児はカンプノウへと女神によって運び込まれている。ルストゥの負傷が幸運児にさらなる幸運を与えて一部ベンチに座る栄誉を与えていた。そしてその恩恵を受けたもう一人の幸運児であるガジェゴがバルサCから呼ばれバルサBのポルテロとなった。そして20歳の若者は見事に仕事をやってのけた。バルサBの無失点記録をさらに4試合連続というものにしたからだ。だがディフェンスの選手の功績も認めなければならない。トルトレーロがエルチェに武者修行にかり出され、オラゲールは負傷が治ったばかり。これまで4試合を右ラテラルにペケ、左ラテラルにペーニャ、そしてセントラルにロドリ、ダビ・ガルシアが入り完璧なディフェンス陣を構成している。そしてこのカステジョン戦でも見事に鉄壁な守備を見せることになる。

ゴールも決めるべき選手が決めている。この試合ではセルヒオが完全にマークされたものの、エスポシットと途中交代で入ってきたクリスティアンがそれぞれ1点ずつ決めている。バルサこれで3連勝、第三グループの首位に立った。

■FC BARCELONA
Gallego/Pen~a/Rodri/David Garcia/Peque/Manga(Oleguer 85")/Ros/Arnau/ Exposit/Santamaria(Cristian 81")/Sergio


[ 選手データ ] (03/09/14)

カンテラ選手のデータ掲載。主にバルサBに所属するカンテラ選手たちで、名前は今のところ37人(うち6人は未だデータなし)。今後、新選手データや、既存のデータ追加があった場合はこのコーナーで通知。


フベニールBチーム(03/09/11)

豊田国際ユース大会に参加していたバルサカデッテカテゴリーの連中は今シーズンからほとんどの選手がフベニールBカテゴリーに上がってきている。あの大会にはいかなかったセスクはバルサに戻らずアーセナルへ行ってしまっているが、まあそれは良しとしよう。いずれにしても日本から戻ってきた少年たちは、バルセロナに着いてから本格的なプレステージを開始している。

これまで多くの親善試合をおこなってきているフベニールBチームだけれど、イタリアでおこなわれた大会ではとてつもない成績を残している。先週おこなわれたその大会はイタリアのベルガモで開催され、その名も“ベルガモ親交カップ”といい出場クラブはバルサの他にユベントスやパルマ、グランズ、ハンサ・ロストック、フランクフルト、テビアッソなど。

まずパルマ相手に4−0で勝利、ガンズ相手に16−0というスキャンダルな勝利をあげたあと、ハンサ・ロストックやフランクフルトには地味にそれぞれ5−0,4−0で勝利、そしてテビアッソにもひっそりと5−0で勝利したあと決勝戦での対戦相手となったユベントスにはこれまが地味に4−0での勝利。圧勝、圧勝、そしてさらに圧勝という結果をだして優勝してしまった。6戦して6勝0敗、獲得ゴール数38,失点0,グアーイ!

可能な限りのすべての賞品をもらってバルセロナに帰ってきたフベニールBだけれど、やはり優秀選手という見栄えのいい賞にはレオ・メッシーが選ばれた。


幸運児ルーベン(03/09/10)

ルーベン・マルティネス・アンドラーデ、1984年6月生まれのバルサCカテゴリーに登録されているポルテロ。彼がこれまでバルサBの3試合でスタメンポルテロとして活躍している。正ポルテロのジョルケラが負傷し、彼の控えとなっていたハビ・ルイスも負傷中の今、バルサCの彼が抜擢されて期待通りの活躍を見せている。これまで3試合経過している二部Bカテゴリーの中でバルサBだけが1点も失点を許していない。

彼の幸運はまだ続く。先週から多くの選手が各国代表選手としてバルサを離れているため、ルーベンが一部チームの練習に招集されることになった。ルストゥはトルコへ、ビクトルはアンダー21代表として、そしてバルサBのポルテロたちは二人とも負傷中、したがって練習に参加できるポルテロは彼だけとなってしまった。

バルサBの負傷選手に関して言えば、ジョルケラやハビ・ルイスのポルテロ選手だけではなく、ディフェンスのオラゲールやセントロカンピスタのベルドゥもまた負傷中でいまだにリーグ戦にデビューしていない。


第3節 セルヒオのゴラッソ、バルサ快勝(03/09/08)

バルサB−フィゲーラス
3−0

雨模様の天気の日にはミニエスタディには人は集まらない。それが日曜の18時というなかなかいい時間であろうともやはり人は来ない。しかもテレビ中継なんかがあるとさっぱりだ。というわけで300人の観衆。

ババンジーダは第二節の試合で退場となっているので、この試合には出場できない。彼の代わりに、先日の真夜中のフィエスタでセビージャ相手にいい試合をしたサンタマリアが右に入り、左にはエスポシット、プンタはセルヒオというスタメン。バルサBの新監督であるペレ・グラタコスは昨シーズンまでフィゲーラスの監督をしていた人であり、国王杯でバルサを沈めた時の監督でもある。したがってこの日の試合は彼の“教え子”相手の因縁試合となる。

セビージャ戦で無得点に終わったセルヒオがこの試合で爆発。1点目は常にゴール前にいる“9番”としての才覚を示したし、2点目はまさにフライングカタランだ。試合終了間際にセルヒオに代わって入ってきたのがアルフィという若者。かなり前から注目されていたデランテロだけれど、今シーズンからようやくバルサBに上がってきた超注目の選手だ。

■FC BARCELONA
Ruben/Pen~a/Rodri/David Garcia/Peque/Manga(Cristian 68")/Ros/Arnau/ Exposit/Santamaria(Dani Fernandez 82")/Sergio(Alfi 90")


ババの反乱(過去形そして現在形)(03/09/07)

「もうバルサBには戻りたくなかった。でももうシーズンが始まっちゃたから今はしょうがない。でも新たな移動が可能となる12月にはバルサBを離れたい。」
そう語るハルナ・ババンジーダ。彼のかつての同僚であったトラショーラスやナノがクラブを離れていくのを目撃しているババにとって、バルサ一部でプレーすることは不可能とは言えないまでもとてつもなく難しいことだと理解している。しかも彼は外国籍選手という大きなハンディーまで背負っているのだから。

昨シーズンは二部Aカテゴリーに所属するテラッサにレンタルされ、今シーズンもできることなら残りたかったと語るババ。テラッサ以外にもアルヘシラスとかレクレからのレンタルオファーが来ていたという。だがいずれのクラブとも経済的問題でバルサ首脳陣はゴーサインをださず、仕方なくバルサBへの残留となってしまった。


第2節 エスポシット、バルサに初勝利を(03/09/05)

パラモス−バルサB
0−2

前半45分、そして後半が開始されてもどちらが勝っても、あるいはどちらが負けてもおかしくない均衡のとれた試合展開が続いていた。だが、後半9分にパラモスのホセ選手に対してロハのカードが示され、バルサ11人対パラモス10人となってから試合内容はガラッと変わってしまった。

バルサBの“9番”であるセルヒオはカンプノウでの深夜のフィエスタに参加したのでこの試合にはいない。彼の代わりに今シーズンバルサBに加入してきたクリスティアンが入る。だがゴールを決めたのは左エストレーモの期待の星エスポシットだった。中盤にいたマンガから右エストレーモのババンジーダに高いパスが送られる。そのボールをババンジーダがセンターリング、そしてエスポシットが頭で合わせて先制点。そして2点目もエスポシットが決める。左サイドから真ん中に入ってきての、ポルテロと一対一になっての勝負に見事勝利しゴールを決めた。

と、見たような感じで書いていますがアウエーの試合でテレビ中継もナシのこの試合は見てないんだよお〜。

■FC BARCELONA
Ruben/Pen~a/Rodri/David Garcia/Peque/Manga(Victor Curto 80")/Arnau/ Exposit/Andreu/Babangida/Cristian(Dani Fernandez 90")