|
|
第18節 PK2回でラクチン勝利(03/12/24) バルサB−グラマネ アンダー20代表に招集されていたセルヒオやペーニャはこの試合の前日にバルセロナに戻ってきている。だがもちろん試合には出場せず、観客席からの観戦となった。またラモン・ロスはこの試合の2時間後におこなわれるセルタ戦に招集されたため、やはりこの試合での出場は不可能となった。 カンプノウでバルサ側のペナルティーというのは最近ほとんど見たことがないが、この日のバルサBは2回もペナルティーを得た。2回とも明らかなグラマネディフェンスのファールだから当然。最初のはコーナーキックからの高いボールをオラゲールがジャンプしてシュートしようとしたとき、相手ディフェンスが羽交い締めしたのを審判が目撃。後半に入ってからもすぐにペナルティーをいただいて、久しぶりの楽な試合。 オラゲルと言えば、シーズン開始当初は負傷して出番がなかったけれど、ここ何試合か素晴らしい活躍を見せている。残念ながらチキやフラン・ライカーはここのところミニエスタディに来ていないから、オラゲールの存在を忘れてしまっているのだろうか。 ■FC BARCELONA ■二部Bグループ3・順位表(18節終了) |
|
ラモン・ロスはバルサBの宝物(03/12/17) フェルナンド・ナバーロやオラゲールなどの冬のマーケットを利用してのレンタル話しで賑やかになっているバルサB。今のところクラブ首脳陣は誰もレンタルさせないと語ってきているが、それでも状況次第では可能性がないわけではない。それでも絶対出さないとされる一人の選手がいる。しかも最もオファーが来ている選手だ。それはラモン・ロス、現在のバルサBの選手の中にあって最も将来性のあると思われているラモン・ロスだ。 今シーズンのバルサBの目標は何がなんでもカテゴリーを上げること。つまり二部Aカテゴリーに戻ることが最大の目標となっている。それはレベルの高いところでの勝負を経験して選手をさらに成長させたいという意味と、二部Bカテゴリーでは起用できない外国人選手の活用を来シーズンは試みたいという意味もある。若手の外国人選手をバルサBに連れてきて経験を積ませて将来は一部チームでの起用、あるいは他のチームへ移籍させてのビジネス要素も含めて、若手外国人選手獲得が可能となるメリットは大きい。 二部Aカテゴリー復帰の最大の鍵となる選手と見られているのがラモン・ロス。攻撃的ピボッテとして、あるいは守備的ピボッテとして彼の起用範囲は広い。彼の可能性をさらに高めるために、最近では練習は一部チームと一緒におこない試合だけはバルサBという風景が続いている。 |
|
第17節 サバデルに快勝(03/12/16) サバデル−バルサB 4、5日前にはクラブ誕生百周年記念試合としてバルサ一部チームと対戦したサバデルだが、週末には厳しい現実に戻っての試合となった。地元でのバルサBとの対戦、そして敗北。ロナルディーニョが負傷して試合に出場できなくなってから勝てなくなったバルサと同じように、セルヒオをアンダー20にもっていかれてから点が取れなくなったバルサB。だがこの日の試合ではクリスティアンとロスがゴールを決めている。 このところエスポシットが控え選手となってベンチに座っていることが多い。試合途中では出場してくるけれど、体調がイマイチで調子が悪いのか、どうもかつての冴えが見られない感じ。この試合でオスカー・ロペスは右ラテラルでもなく左ラテラルでもなく、彼にとって最も自然なポジションとなるインテリオールに近いピボッテの位置でプレーしている。彼はもともと攻撃参加に良いところを見せる選手。ガブリと同じようにラテラルの選手じゃあない。そしてこの試合、何回かゴールチャンスを作り、彼もまたゴール前に走り込んでいる。やはりオスカー・ロペスは中盤の選手だ。 ■FC BARCELONA ■二部Bグループ3・順位表(17節終了) |
|
オラゲールとナバーロ(03/12/11)
オラゲール・プレッサスのバルサとの契約期間は来年の6月までのものだ。すでに23歳となった彼にとって今年は勝負の年のはずだった。だがフラン・ライカーからのお呼びはない。かつてバンガールが一時的に一部チームに招集したことがあったが、フラン・ライカーが監督になった今シーズンには一度もお声がかかっていない。さて、どうするか・・・。シーズン開始当初、サラゴサなどからのオファーがあったにも関わらずチキなどの反対にあってバルサに残ることになった。バルサBが基本的なプレー場所となることはわかっていたが、一部チームでのプレーチャンスが必ずやって来ると信じていたからこそクラブに残ることに同意した。だがそのチャンスは、今のところ、少なくても今のところ、やって来ていない。 フェルナンド・ナバーロも一部チームでのプレーチャンスがないが、オラゲールのケースとは異なる。1年にわたるリハビリ期間を乗り切ってようやくプレー可能となった彼にとって、今はひたすらかつてのリズムを取り戻すための期間となっている。だからバルサ一部ではなく、バルサBでのプレーを余儀なくされている彼だが、今のところ問題はない。だがいつまでもバルサBに残ってプレーすることもできない。彼はすでに連続性をもってバルサ一部チームでスタメン選手として活躍した期間があるのだから、そう、いつまでもバルサBの選手としては不満だ。 12月中旬からオープンされる冬のマーケット。そのマーケット期間を利用して彼らの獲得を目論んでいるいくつかのクラブがある。オラゲール獲得を狙うのはオサスナとムルシア、そしてナバーロを狙うのはマラガとサラゴサ。これらのすべてのクラブが、残りの半年間をレンタル移籍とし、その後は完全移籍の買い取りオプション付きという条件を出してきている。これらのオファーに関し、チキとフラン・ライカーの二人によって検討がなされることになる。 |
|
第16節 地元でドロー、4位に降格(03/12/09) バルサB−レイダ 今シーズンは快調に飛ばしているレイダだけに、応援団も力が入っている。レイダからバルセロナまでバスを何台もチャーターしてやって来たレイダ応援団だ。月曜が祭日ということもありスペインは3日間の連休となっているせいもある。いずれにしてもレイダ応援団で埋め尽くされたミニエスタディは1500人の観衆を記録した。 レイダがチャーターしたバスは何も移動用に使うためだけではなかった。ポルテロの前に何台もの大型バスを配置してのバッチシ守備固めがレイダの作戦。それはまるで前日のカンプノウでの前半のバルサを見るような感じだ。バルサBはボール支配が自由になったこともあり、試合そのものを楽に支配しての試合展開となる。だが攻撃を繰り返すものの、ゴールには至らない。何も点が入らないのはバルサ一部チームだけではないのだ。バルサBも得点問題を抱えている。ゴールゲッターのセルヒオ・ガルシアがいないのを言い訳とするのは簡単なことだが、それはやめておいたほうがいい。バルサBにはクリスティアンとかエスポシット、アルフィという選手がいるのだから。 ■FC BARCELONA ■二部Bグループ3・順位表(16節終了) |
|
第15節 敗北しながらも2位を確保(03/12/02) ビジャホヨッサ−バルサB セルヒオ・ガルシア、ルーベン、ペーニャがアンダー20代表に呼ばれてからのはじめての彼ら抜きの試合となった。しかも彼らの不在に加えてフェルナンド・ナバーロは再び足を痛めて負傷中でこの試合にはでられない。苦しいバルサの台所事情だが、それでもほんの少しのツキがあれば勝利できた試合だった。少なくても引き分けが順当な感じの試合だった。ツキのなさは、3回のゴールポストに当たるシュートが示している。 ■FC BARCELONA ■二部Bグループ3・順位表(15節終了) |
|
ボージャン、ハットトリック×2(03/11/25) 先々週の試合には高熱で倒れていたボージャンだが、先週末の試合にはどうにかこうにかチームに復帰。アウエーでのペーニャ・バルセロニスタ・コルブラン・サンツという、とてつもなく長い名前のクラブとの試合に出場した。この試合、バルサ・インファンティールAは0−7で大勝することになるが、ボージャンはなんと6点をもぎ取っている。 少年カテゴリーの一番下となるベンハミン・カテゴリーで226ゴールを記録し、アレビンBで69ゴール、アレビンAで92ゴール、そして昨シーズンに在籍していたインファンティルBで36ゴール。今シーズンのゴール数を計算に入れなくてもすでに423ゴールを記録し、これまでバルサのカンテラで記録されてきたすべてのクラブ記録を破る勢いでゴールを決めまくっている。 |
|
第14節 バモス、クリスティアン!(03/11/24) バルサB−アリカンテ セルヒオ・ガルシアはこの試合を最後にアンダー20代表選手として合宿に参加することになる。ペーニャやルーベンも招集されているため、バルサBは彼ら抜きにして1か月間戦い抜かなければならない。セルヒオのかわりに活躍しなければならない選手、それがクリスティアンだ。そしてその彼が期待どおりゴールを決めた。 ■FC BARCELONA ■二部Bグループ3・順位表(14節終了) |
|
第13節 まあまあの引き分け(03/11/18) ノベルダ−バルサB ジョルケラ、オラゲール、サンタマリア、ロス、ナバーロ、エスポシット、ティアゴという主要なメンバーをオポルト戦に持って行かれてしまったバルサBの苦しい試合。苦しいながらもどうにかアウエーの試合を引き分けに持ち込むことができた。明るい材料もある。それはモイセスの復帰だ。期待の星と騒がれながら1年以上もリハビリ生活を余儀なくされたモイセスがついに戻ってきた。 ■FC BARCELONA ■二部Bグループ3・順位表(13節終了) |
|
[ La Masia 物語 ] (03/11/16)
ビクトル・バルデス編 |
|
第12節 地元での予想外の敗北(03/11/11) バルサB−ジローナ ミニエスタディで今シーズン最悪の試合展開をしたバルサBと、アウエーでの試合で今シーズン最高の試合展開をしたジローナによる90分の勝負は当然ながらジローナに軍配が上がった。 カンプノウでのベティス戦が19時試合開始、そしてこの試合はそれより2時間前の17時から試合が開始された。カンプノウに行く前にちょっと二部の試合でものぞいていくべえ、そういう人たちで3千人近く入ったミニエスタディ。オラゲールは前の試合で退場となっており、この試合はカード制裁で出場できない。ポルテロは負傷から戻ってきたジョルケラが務める。彼にとっては90分過ぎてみれば、最悪の復帰試合となる。 ジローナには懐かしい顔が何人かいた。クライフ時代にデビューを飾ったジェリーやハビ・ガルシアが老体にむち打って走り回っている。テクニック的に優れている選手は寿命が長い感じだ。バルサB、この試合に敗れて2位に転落。 ■FC BARCELONA ■二部Bグループ3・順位表(12節終了) |
|
ラポルタJr. がバルサ・アレビンBでデビュー(03/11/09) お父さんのジョアンもアマチュアカテゴリーではあるものの元フットボール選手。それが今ではバルサの会長だ。そして彼の長男ポールと次男のギジェルモも若きフットボール選手。特に10歳になったポールはあこがれのバルサのカデッテカテゴリーでデビューを飾ることができた。もちろんお父さんのコネ、ではない。 先週末のリーグ戦でグラマネカデッテと対戦したバルサカデッテB、後半に登場したポールはアシストを決め、観戦に来ていたお父さんとお母さんのスタンディングオベーションに手を振って応える。もう少しで自らゴールを決めるところまでいくもののゴールはナシだった。 |
|
ブラボー!フェルナンド・ナバーロ!(03/11/06) 先週末のバルサBの試合にスタメン出場し90分間プレーしたフェルナンド・ナバーロ。去年の12月に大負傷して以来だから約1年ぶり、正確には10か月チョイぶりの現場復帰だ。だが、よ〜く考えてみると彼はすでにもう立派な一部チーム選手。その彼がバルサBでの試合に参加するということに“後退”意識はなかったのだろうか。いかに負傷後とは言え、カテゴリーを下げてのバルサBでの出場に戸惑いがなかったのだろうか。 「フットボール選手に戻ること、それがリハビリの最中に常に頭から離れなかったことさ。確かに一シーズンにわたって一部チームでプレーする機会があって、多くの試合がスタメン出場だったことなんか考えるとバルサBに戻ることは後退と思う人がいるかも知れない。でも、そんな意識はまったくなく、とにかくフットボール選手として芝の上を走り回ることができたことの喜びでいっぱいだった。僕には10か月のブランクがある。それを取り戻すことが今の自分に与えられた使命。プレーする場所がどこであろうと関係ない。」 彼の言葉が心からのものであることは、ミニエスタディでのプレーが示していた。負傷から立ち直っての最初の試合でありながら、相手に飛び込んでいかなければならない時は誰よりも勇敢にぶつかっていったし、ボール争いをする時でも決して負傷を恐れるような柔なプレーが一度も見られなかった。監督を始め多くの同僚から祝福されたフェルナンド・ナバーロ、彼のプレー態度が多くの選手の模範となったことは間違いない。同僚の一人であるラモン・ロスが試合後に語っている。 |
|
第11節 再びアウエーでの勝利(03/11/03) エクラノーバルサB 昨年の12月に大怪我をしたフェルナンド・ナバーロが約1年ぶりに芝生の上に戻ってきた。バルサBでの復帰とはいえ、90分間なんの問題もなくプレーし続けることができた彼にとって、この試合は大きな第一歩をを踏み出したことになる。おめでとう!ナバーロ!そして出番がなかったけれどポルテロのジョルケラも戻ってきた。ということは幸運児だったルーベンは今頃バルサCにいるんだろうか・・・。 この試合を決めたのはやはりセルヒオ・ガルシアだった。それも彼には珍しくヘディングシュートによる決勝点。それにしても先制点をとった場合のバルサBは強い。カルッチオチックではあるが、昨シーズンいた大事な選手、例えばダビ・サンチェスとかトルトレーロ、トラショーラスなどがいないことを考えると素晴らしくも健闘している感じ。 これで11節を消化してまだ3失点しか許していないバルサB。この数字は一部リーグ、二部リーグ、そして二部Bリーグのすべてを含めて最少失点チームだという。あまりバルサにイメージには似合わない記録だけれど、まあ、何でも一番はいいことだ。 ■FC BARCELONA ■二部Bグループ3・順位表(11節終了) |
|