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本番間近 ペップ監督率いるバルサBは今週末から始まる本番に備え、このプレステージ期間に計8試合の練習試合をこなしている。地元ミニエスタディでおこなった試合が2試合、そして6試合がアウエーでの試合。対戦相手は二部Bチームであったり三部チームであったりしたが、4勝3敗1分けという結果を残している。 試合結果はともかく、1試合もベストメンバーを組めなかったことがペップ監督にとっては残念なことだっただろう。核となるクロッサスやオルモ、そしてバリエンテやディマスなどは、ライカーバルサのプレステージに誘拐されてしまったため、彼らはほとんど他のメンバーと一緒に練習することができなかった。しかも負傷者続出のプレステージだったと言える。ポルテロのプランチェリア、デフェンサのボティア、コルコレス、セントロカンピスタのルエダ、ブスケ、デランテロのビクトル・バスケス、ジェフレン、ウルバーノ、ガイなどはほとんど試合に出場していない。またヤゴに至ってはいまだにU17代表に持って行かれたままという状態だ。 ミニエスタディでおこなわれた2試合を両方見ているが、最初の試合はライカーバルサと同じ4−3−3というオーソドックスなシステム、そして2試合目は何と3−4−3というシステムを採用していた。リーグ戦が始まってみないとわからないものの、ひょっとしたら地元では、そして相手次第では、この3−4−3というシステムを採用していくような気がする。ペップ監督が目指そうとしているフットボールは、当然ながらボールタッチが多く、そして圧倒的なボール支配を試みようとするものである以上、グランド状態が良い地元ミニエスタディでの試合がその試みを可能としてくれる。ミニエスタディでの絶対的勝利と、アウエーでのフィジカルフットボールで少なくてもポイント獲得を目指すことになるのだろう。 ちなみに昨シーズンにバルサBチームを構成した選手たちの進退は、最終的に次のようになっている。 ■ポルテロ ■デフェンサ ■セントロカンピスタ ■デランテロ |
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昨シーズンのフベニルA選手の行方 19歳を過ぎるとこのフベニルカテゴリーではプレーできない。したがって1988年世代となるポルテロのイマノル、デフェンサのチャビ、ロベルト、フォルカデル、ピーテル、セントロカンピスタのトリビオ、ルエダ、ブスケ、デランテロのコト、ウゴ、アブラハム、マンテカなどは上のカテゴリーに呼ばれないことになると、移籍先を探さなければならない運命となっていた。バルサCが消滅した今、フベニルの上のカテゴリーと言えばライカーチームをのぞけばペップチームしかない。そこで多くの選手がクラブを去ることを余儀なくされている。 マレーシアでおこなわれていたチャンピオンズ・ユース・カップに参加したバルサフベニルA選手を見てみると、ポルテロのミーニョ、デフェンサのアレックス、デランテロのクリスティアンとワルテルがいる。したがってこの4人の選手だけは昨シーズンと同じようにこのカテゴリー残留となりそうだ。バエナのエスパニョール行きを許したクラブ首脳陣の判断は理解に苦しむが、それ以上に不可解な出来事はチャビ・マルケスを放出したことだ。バリエンテに続くデフェンサとしてボティアとこのチャビを予想していただけに、そしてカデッテカテゴリー時代から将来を期待されていた選手だけに、この放出は納得できない。 余談ながら、我らが偉大なるスポーツ・ディレクター、チキ・ベギリスタインが“モッタ問題”に触れたときに、カンテラ選手にも育成費がかかっているから彼をタダで出さないと語っているが、それはまったく説得力に欠ける発言と言える。“モッタ問題”はあくまでも彼のプロ精神の大大大不足をもって語られるものであり、カンテラ選手ウンヌンではないのだ。 ■ポルテロ ■デフェンサ ■セントロカンピスタ ■デランテロ |
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昨シーズンのバルサC選手の行方 個人的な予想として“50人前後の選手の放出”と思っていたが、どうやらその予想をすでに上回った数字の放出作戦が展開されているようだ。8月13日現在、フベニルB、フベニルA、バルサC、そしてバルサBチームを昨シーズン構成していた選手のうち、すでに60人が完全移籍、あるいはレンタルというスタイルでクラブを離れた。そしてその現象が最も如実になっているのは、当然のことながら、チームそのものが消滅してしまったバルサCだ。シーズン途中でレンタルされてしまったヌノという選手を含めると24人の選手によって構成されていたバルサCだが、今のところ16人がクラブを離れている。そしてバルサBのプレステージに8人の選手がペップ監督に招集されて練習しているが、それでもシーズンが開始される頃には何人かの選手が計算外となり、他のクラブを探すことを義務づけられる可能性もありそうだ。 ■ポルテロ ■デフェンサ ■セントロカンピスタ ■デランテロ |
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昨シーズンのバルサB選手の行方 ペップバルサBがスタートして2週間強たち、練習試合もすでに3試合こなしている。だが、2007−08シーズンに向けた選手構成はまだまだはっきりしていない。新加入選手に加えて、バルサCやフベニルカテゴリーから何人かが昇格してくるだろうが、同時にそれは多くの“元バルサ選手”を作り出すことになる。それでは昨シーズンにバルサBに在籍した選手たちは今シーズンどうなるのか。8月9日現在、移籍先クラブ(バルサはウエッブページでもほとんど移籍選手には触れていない)が発表したものを見ると次のようになっている。 ■ポルテロ ■デフェンサ ■セントロカンピスタ ■デランテロ |
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バルサB新加入選手 8月6日現在、外部組織からバルサBチームに加入してきた選手は6人いる。17歳という若きバスク人ポルテロ、2人のラテラル選手、そして3人のセントロカンピスタ。今回の補強作戦の特徴は、例えば、昨シーズン監督をしていたキケ・コスタスには何の権限も与えられなかったのに対し、今シーズンはすべてペップ監督自ら選出し、直接彼が交渉までした選手たちだという。 ■オイエル・オラサバル(ポルテロ・17歳) ■ダビ・コルコレス(右ラテラル・22歳) ■ビクトル・エスパサンディン(左ラテラル・22歳) ■チャビ・トーレス(セントロカンピスタ・20歳) ■アブラン・ゴンサレス(セントロカンピスタ・22歳) ■エネコ・フェルナンデス(セントロカンピスタ・23歳) |
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バルサBスタート! 7月23日08時30分、シウダ・デポルティーバの練習場にて、ペップ新監督の指揮のもと、バルサBのプレステージがスタートしている。新生バルサBチームのプレステージに招集された選手は24人。ライカーバルサのプレステージに招集されているマーク・バリエンテ、マーク・クロッサス、ヘスス・オルモ、ディマス、オイエル・オラサバル(ポルテロ)たちはもちろん不参加となっている。移籍先を探しているディマスの他、バリエンテやクロッサス、あるいはオルモにしても、バルサに残るのかあるいはレンタルなり完全移籍なりでクラブを出て行くのかはまだ未定。そしてこの日に招集された24人の選手の中にも、プレステージ中にクラブを去っていく可能性が大きい選手が何人かいそうだ。それでは24人の招集選手を。 ■ポルテロ ■デフェンサ ■セントロカンピスタ ■デランテロ 移籍先探し中のルーベン、シト、マタマラはクラブ側から計算外選手として通告されており、良いオファーが来なければ残る可能性もあるのは、ビクトル・バスケス。いずれにしてもバルサBで昨シーズンプレーした選手はほとんどいなくなる。すでに闇の中に消えたバルサCチームからは7人の選手が昇格、フベニルAチームからは5人、そしてカデッテAチームからガイが上がってきているのが目立つ。 |
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