Luis Milla
ミージャ


1966年3月12日生まれ
1988−89シーズン、22歳でデビュー

アモールと同じ日同じ試合でデビューをかざっている。カンテラ歴はアモールほど長くないがそれでも5年程度バルサインフェリオールカテゴリーでプレーしている。1988−89シーズンにデビューし翌年も常時出場することが多かったが、シーズン終了間際に突如としてクライフによって干される立場となる。このシーズン終了をもって切れる彼の契約を延長しようとするクラブとの交渉条件を良しとしないミージャだったが、結局クラブ側の延長条件を最後の最後まで認めずその態度に不満を持ったクライフに追い出されるような形でバルサを退団していく。そして彼が入団したクラブはレアル・マドリ。シーズンが終了する前からメディアの間でその可能性は噂として取り上げられていたが、まさかと思っていたことが事実となった。かつてのシュステルのメレンゲ行きと同じようにクラブの去り方がイマイチ選手でもあったものの、この二人の選手に関してはすでに“カンプノウ許し”が下りている。

当時のミージャにとって、ポジション的に同じであるグアルディオラというバルサBの選手が徐々に噂になってきた時期でもあり、バルサでの年俸よりも3倍近くもらえるところを選んだのは当然のことかも知れない。4番の選手としてのみ機能する選手だったが、グアルディオラほどメンタル的スピードや状況の読みにも鋭くなく、デビューしたての頃のチャビのようにパススペースが狭い上に鋭い縦パスというよりは安全な横パスが得意な選手だった。2004−05シーズンはバレンシアのカンテラコーチをしている。