Pep Guardiola
グアルディオラ


1971年1月18日生まれ
1990−91シーズン、19歳でデビュー

1990年12月16日、地元カンプノウでのカディス戦で10番の背番号を付けてバルサAチームデビューをかざっている。チョット押せば倒れるような細っこい体格の上に、決してスピードがあるというわけでもなかったペップが一躍注目を浴びたのはデビューから約1年後のレアル・マドリ戦だった。ブートラゲーニョの個人マークという難しい仕事をやり遂げた彼への評価は一挙に上昇する。マシアの象徴としてのアモールと並び、ペップ・グアルディオラがカリスマ性を持った選手へと変貌するスタートとなった試合だ。

コパ・デ・ヨーロッパのタイトルを獲得した何日か後にリーグ優勝を達成し、そしてバルセロナオリンピックにスペイン代表選手として優勝した1992年が彼にとって最良の年であることは間違いない。右エストレーモのゴイコエチェア、そして左エストレーモのストイチコフへの対角線のパスが彼の持ち味だった時代、1994ー95シーズンでのロマリオとの絶妙コンビを作り上げた時代、そしてフィーゴとリバルドへの対角線パス時代までがペップの最盛期だと言えるだろう。いずれにしても、彼の前にいて常に援助を惜しまなかったバケーロ、そして彼の後ろを守るロナルド・クーマンというこの二人の存在なくして彼の成長ははあり得なかった。2001年4月11日、突然のクラブ脱退を発表する。他の国でのフットボールを知りたいこと、スペインとは異なる文化と言語を学びたかったことなどが理由として語られている。
デビューに至るまでの彼に関する詳しいことは“La Masia物語 グアルディオラ編”を参照。