Luis Carreras
カレーラス


1972年9月24日生まれ
1990−91シーズン、18歳マドリ戦でデビュー

マシアから育っていった選手が一丁前のプロの選手としてフットボール界で生き続けることができれば、それは例えばバルサというクラブでのプレーが可能とならなかったとしても、マシア関係者にとってこれほど喜ばしいことはないだろう。その意味においてルイス・カレーラスはマシア関係者には忘れられない選手と言える。1990年、ヨハン・クライフの手によってバルサAチーム選手としてデビューした彼はその後バルサを去ることを余儀なくさせられるが、実に7つのスペイン一部チームを渡り歩いている。

1990−93 バルサB・バルサA
1993−94 オビエド
1994−95 ラーシング
1995−96 バルサA
1996−01 マジョルカ
2001−03 At.マドリ
2003−04 ムルシア
2004−06 アラベス

ペップ・グアルディオラとほぼ同年代であり、バルサAチームでのデビューシーズンも同じであり、マシア生活時代も常に一緒にいる存在だったルイス・カレーラス。だがデビュー以降の二人の道はまったく違うものとなっている。バルサAとBチームを行ったり来たりする3年間を過ごした後、オビエド、ラーシングへとレンタル移籍し、そして1995年夏にバルサに戻ってくるものの出場機会は少なかった。今で言う守備的な4番を自然なポジションとする選手だったが、決して足が速いわけでもないしテクニック的にも優れているわけでもなかった。それでも彼が長いあいだ一部チームでやって来られたのは、90分間にわたる集中力の維持と常に120%の力を出し切ろうとするその姿勢があったからだろう。今シーズンはアラベスの選手としてプレーしている。