Thomas Christiansen
クリスティアンセン


1973年3月11日生まれ
1992−93シーズン、19歳でデビュー

今のバルサインフェリオールカテゴリーには外国からやって来た多くの選手がいるが、マシアから育って来た最初の“外国人”選手がこのクリスティアンセンと言える。残念ながらバルサではほとんど活躍の場を与えられなかったが、バルサを離れた後は多くのスペイン国内クラブを渡り歩いている。スポルティング・ヒホンを皮切りにオサスナ、ラーシング、オビエド、ビジャレアルとほぼ毎シーズンのように移籍し、最終的に落ち着いたのがブンデスリーガのハノーバー96というクラブのようだ。2003年に入団し2005年現在もこのクラブでプレーしている。

彼にとって時代が悪かったのかも知れない。デビューしたのはクライフバルサの絶頂期でもあったし多くの素晴らしい選手がチーム内にいた。しかも彼と同じポジションを争う若手の中にジョルディという監督の息子がいたことも不運と言えば不運だった。

1993年2月17日の国王杯の試合でバルサAチームデビューを飾るものの、リーグ戦では出場機会が少なかったし、活躍のチャンスもなくバルサを去ることになる。AチームとBチームを行ったり来たりするシーズンが続くことになるが、それでもスペイン代表チームに選出された経験を持つ。父親がデンマーク人、母親がスペイン人、そして生まれも育ちもデンマークながら、クリスティアンセンはスペイン国籍も持っていたからそれが可能となった。