Francesc Arnau
アルナウ


1975年5月23日生まれ
1996−97シーズン、21歳でデビュー

ラ・マシアから最初にバルサAチームに上がってきたポルテロは、スビサレッタの後を継いだカルロス・ブスケ、そしてアルナウはラ・マシアから誕生した二人目のポルテロとなる。

1996年11月9日、At.マドリ戦でスタメン選手としてデビュー。このシーズンには鳴り物入りで入団してきたビトル・バイア色男が、ロブソンの絶対の信頼を勝ち取っていた。控えポルテロにはブスケ、そしてスペイン代表の控えポルテロだったロペテギもいた時代だ。だがこの試合を前にしてバイアは負傷中、ブスケもロペテギもそれぞれ病気、負傷という散々な状態だった。そしてバルサBで正ポルテロとしてプレーしていたアルナウに、デビューのチャンスが回ってきたことになる。だが、事情が生んだデビューであったし、このシーズンでの出場は2試合だけとなっている。デビューした翌シーズンにはバルサAチーム在籍選手となるかと思われたものの、新監督バンガールは名もなきベテランポルテロ・ヘスプを入団させる。バイアが正ポルテロでヘスプが控えとなる構想であり、アルナウはバルサB残留となってしまう。彼が本格的にバルサAチームに上がってくるのには1999年の夏まで待たないとならない。つまりバンガール政権3年目のシーズンだ。

1999−00シーズン、リーグ戦に16試合出場と、彼自身としての最多出場シーズンとなった。正ポルテロであったヘスプに一時的な不調な時期があり、すでにバルサA控えポルテロとなっていた彼に出場チャンスが回ってきたのだ。だが2000−01シーズンには負傷したこともあり8試合しか出場チャンスがなく、2001−02シーズンにはセラ・フェレールが監督となり、彼のお気に入りポルテロであるドゥトゥエルが加入してくることにより、彼の出番はますますなくなってしまった。そしてその翌年、2001−02シーズンにはマラガへと移籍していく。