Samuel Okunowo
オクノボ


1979年3月1日生まれ
1998−99シーズン、19歳でデビュー

バンガール政権2年目となった1998−99シーズン、プレシーズン中のマジョルカ相手のスペインスーペルコパ(1998年8月18日)でいきなりデビュー、そしてリーガの開幕戦でもスタメンで起用されている。このシーズンからチャッピー・フェレールが放出され、その後釜として彼が登場し、レイジゲルと共に右ラテラルのポジションを埋めることになった

ナイジェリア人のオクノボは、1997年の12月にバルサ入団テストを受けにクラブにやって来ている。無事にテスト合格し18歳でバルサBに入団。翌シーズンにはバンガールに認められて一部デビューをしているから、バルサカンテラには事実上半年しか在籍していない。果たしてバルサBでどのような活躍を見せたのか、個人的にはそれさえ記憶にない。

テクニック的に優れた選手とはとても思えなかったが、黒人特有のフィジカル面の強さが、バンガールのお気に入り素材となったのだろう。だが、ある程度の継続性を持って起用されながらも、お世辞にも活躍したとは言えないシーズンを過ごしている。右ラテラル選手チャッピー・フェレールを計算外選手として放出したバンガールだが、それは明らかに早すぎた放出だった。このシーズン、チェルシーに移籍したチャッピーはプレミアリーグで大活躍したことがそれを証明している。

このオクノボ選手、最終的にデビューしたシーズンが同時に最後のシーズンとなり、クラブを去ることになった。とりあえずポルトガルのベンフィカにレンタルされたが、その後も色々とクラブを変わっている。一時的に無職状態となったようだが、2006−07シーズンは彼の国であるナイジェリアのショーティング・スターズというクラブでプレーしている。