2003年11月16日におこなわれたオポルト相手の親善試合にインフェリオールカテゴリーから招集された三人のうちの一人。16歳のメッシー、17歳のリエラ、そして18歳のジョルディ・ゴメス、この三人が親善試合とはいえ一部チームの選手としてデビューしている。
ジョルディ・ゴメスはバルセロナ生まれだからして当然ながらマシア寮には入寮していない。11歳の時からバルサに入団した彼にとってマシア寮は、同僚の選手と昼食をとったり昼寝をしたり遊んだりする場だったようだ。アレビンカテゴリーからセントロカンピスタとしてプレーしている彼は順調に階段を上り詰め、フベニルカテゴリーではカピタンマークを付けたりしている。攻撃的なピボッテとして起用されたかと思うと左インテリオールを務めたり、試合展開次第では左エストレーモでプレーしていたりする器用な選手だ。彼の特徴は左足から出されるタイミングの良いパスと、時折放たれる強烈なロングシュート。プレースタイルはルジェーのそれによく似ている。
今シーズンはフベニルから一気にバルサBに上がるのかと思ったら、どうやらとりあえずバルサCの一員としてプレーすることになりそうだ。今シーズン、彼がさらなる成長を見せるかどうか、それはシーズン途中でバルサCからバルサBへの招集がなされるかどうかではかることができる。明日のキラキラ星選手はバルサCというカテゴリーはあくまでも通過点としなくては。(04年10月)
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