Ruben Rochina Naixes
ロチーナ

1991/03/23
Valencia
---cm --kg
Delantero
Juvenil A

星の観賞(映像)

星の軌跡
2004年、13歳で入団

2004 - 05 Infantil A
2005 - 06 Cadete B
2006 - 07 Cadete A
2007 - 08 Juvenil B
2008 - 09 Juvenil A

星の輝き
16歳の選手に完璧さを求めることはできないものの、同年代の選手と比べても何となく荒削りな選手だ。デランテロセントロという、フットボール世界の中にあって最も華やかなポジションの選手にありがちなエゴイズムを蔓延させている。周りの選手の動きが見えないわけではないだろうが、ゴールを決めるのは9番の仕事とばかり、執拗にゴールを狙う。それこそ学ばなければならないことが多くある選手ながら、素材だけを見ればピカイチだ。しかもシーズンごとに成長し続け、荒削りな素材がだんだんと磨かれてきている。ある意味で言えば。小さくまとまっていないところが彼の魅力の一つかも知れない。

2004年の夏にバレンシアからやって来た。カルロス・テロン、ガイ・アシュリン、ダニ・パチェコなどの選手によって構成されていたインファンティルAが最初のチーム。入団当初のクラブ紹介によればセントロカンピスタとなっていたが、実際はデランテロだったようだ。シーズン折り返し地点が過ぎようとしたあたりから、じょじょに左エストレーモ選手として出場してくる。ロチーナとしては9番としてプレーしたかったのだろうが、当時の9番スタメン選手には、ダニ・パチェコとクリスティアン・テージョという優れた選手がいた。

2年目はカデッテB、3年目はカデッテAと順調にカテゴリーを上げていくが、絶対のスタメン選手とはなっていない。それでも左エストレーモ選手としてかなりの数の試合に出場している。左サイドからゴール前に切れ込んで、それなりのゴール数も稼いでいる。タイプ的にはリバルドに似た選手と思えばいい。もちろんミニがつくミニ・リバルド。その彼が素晴らしい素材を見せ始めるのは2007−08シーズン、16歳の誕生日を過ぎてからだ。

絶対スタメン9番だったダニ・パチェコが、ドーバー海峡をわたってしまった。シーズンごとに出番が少なくなってきていたテージョは、ダムというクラブに移籍していってしまった。つまり、突如としてデランテロセントロのポジションに穴が空いてしまった。いよいよロチーナ9番の出番だ。そして、期待どおりというよりは、期待以上の活躍を見せ始めるロチーナ。まるで水を得た魚のように活躍し始めた。2007−08シーズンが開始されクリスマス休暇に入るまで、彼は14試合に出場し18ゴールを決めている。将来が大いに期待される大型デランテロの卵が誕生してきた。(08年01月)


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