僕はヤゴ
(03/01/03)

Iago(イアゴ)あるいはYago(ヤゴ)と呼ばれる明日13歳になる少年がいる。メディアによって呼び方が違うので困ってしまう少年だが、チキートのカンテラ全員集合の中のインファンティルBカテゴリー内ではIagoとなっている。でも多くの人がヤゴと呼んでいるようなのでここではヤゴとしよう。

Yago Falque Silva(ヤゴ・ファルケ・シルバ)少年、父の名はブエナベンツーラ・ファルケ、1990年1月4日にガリシア地方のビーゴで生まれている。そう、セルタの地元の街だ。ヤゴ少年は子供の時からビーゴのクラブに所属しプレーしている。だが彼に関する噂を耳に入れた多くのスカウトがビーゴの街に集まって来たのが今から2、3年前。最終的にマドリスカウトの押しが一番強くマドリカンテラに所属。だがヤゴが父のブエナベンツーラに「頼むからバルサに移れるように交渉して!」と頼み込むのがマドリに入ってから1年目。彼は子供の時からバルサのユニを着てプレーするほどのバルセロニスタだった。そこへタイミング良くバルサスカウトの申し入れがブエナベンツーラの元へ。マドリは押しとどめる術もなく、ヤゴ小少年の夢は実現する。

教育家であるお父さんはバルセロナにヤゴと一緒に引っ越し、学校の先生を続けている。同じように学校の先生である彼の母はビーゴに残り先生を続け、週末になるとバルセロナにやって来るという。

「こちらカピタン」にもあるようにカナル+が主催したインターナショナル・フットボール7の大会で、このヤゴ少年はとんでもない評判を受けている。テレビでの実況解説を担当したカラスコ、彼はバルサ時代にマラドーナと一緒にプレーした選手だ。その彼が言う。
「彼のプレースタイルはまさにマラドーナを思い出す」
再びマラドーナ2世の誕生だ。バルサは惜しくもこの大会で優勝を逃すけれど、ヤゴは最優秀選手に選ばれた。

これまでイニエスタやレオ・メッシーをはじめ、ソンゴーやディオング・メンディがチキートHPで“明日の星”あるいは“明後日の星”として登場してきたけれど、今また新たな星の誕生です。その名はヤゴ・ファルケ・シルバ、明日13歳になる少年。