ガイ・アシュリン
(04/01/19)

19日付のカナルチキート1chで登場しているのは、フットボール7の大会に優勝したバルサ・インファンティルBの少年たち。最後の方のシーンでアップになって写っている髪の毛の長い男の子がガイ・アシュリン。プレーしている最中でも、この映像でも、まるで女の子みたいに見えるこの少年はイスラエル人でバルセロナには去年の9月に来たばかりだ。

1991年4月9日生まれというからまだ12歳。両親の仕事の関係でベルギーとかオランダなどを転々として移り住んでいたという。だがどこの国に行ってもフットボールに対する情熱は燃え上がり続け、各地でのフットボールクラブに在籍していた“国際人”12歳だ。すでにイスラエルでは知られた存在となっているようで彼の年頃のアンダークラスの代表でもあり、何とリーバイスのスポンサーまですでに付いている。
「ベルギーやオランダのテレビ中継で見たバルサが忘れられない」
父のエリに常々そう語る息子ガイ。その望みをかなえてあげようとエリはバルセロナに住む同じイスラエル人の友人を通じてバルサと接触する。

接触を受けたのはオリオル・トルトの弟子と言っていいジョアン・マルティネス・ビジャセカ。一度もプレーするところを見たことのない彼は「マシア寮に入りたいのなら近々おこなわれるアンドラの少年フットボール教室に来たらどうか」と誘う。そして、自費でアンドラまで行きフットボール教室で練習を受けるガイをマルティネスは約束通り訪ねていった。彼一人ではなく、アモールやコロメールなどの責任者なども一緒だ。マシア寮に入ることが決まるのに1日とかからなかったという。

まだバルセロナ滞在4か月ということでカタランはおろかカステジャーノもあまり理解できないガイ。スペインの水に慣れるまでは少しずつ試合に起用していこうという首脳陣の考えだ。それでも“クラック”ぶりはすでに一部のバルセロニスタの知るところとなっている。優勝メダルをもらうのを待ちながら涙ぐんだ表情をしていたのは、スペインという異国に来ての多くの辛かったことを思いだし、ついにそれが報われたからだと語っていた。ガイ・アシュリン、まだ12歳。


バルサ・フットボール・バッセに13歳の選手
(03/09/26)

バルサ・フットボール・バッセのコーチであり若手の有望な選手を育てる名人として有名なマルティネス・ビラセカが13歳のイスラエル人坊やを獲得。この坊やはアンドラでおこなわれていた少年カテゴリーの大会に出場していた選手で、大会後にマルティネス・ビラセカが彼をバルセロナに連れてきてテストを受けさせていた。

ガイ・アスリンという13歳のこの坊やはメディア・プンタとして大会で活躍。イスラエルの国境付近の街のナハリヤというところで住んでいたが、両親と共にすでにバルセロナに住み始めている。セスクの場合と同じように、彼の両親にはすでに仕事を紹介してあるバルサ。まあ、どこでも同じことをするようで。