Sergio Rodriguez Garcia "Rodri"
●ロドリ●

生年月日    1984年8月17日
出身地     マタロ(カタルーニャ)

身長・体重   186cm  78kg

2001年、16歳でバルサ入団


2001−02 フベニルB
2002−03 フベニルA・バルサB
2003−04 バルサB
2004−05 バルサB
2005−06 バルサB
2006−07 コルーニャに移籍

“バルサAチームに昇進する最も近道にいるバルサB選手”などという見通しの甘いことをロドリに関して書き続けてきたが、彼は“チキ・夏のバーゲンセール”商品としてコルーニャに移籍することになった。まだバルサとの契約は残っていたものの移籍料はナシ、ゼロ、タダ、無料。そしてコルーニャとの契約期間は4年。

トゥランやサンブロッタ獲得噂の前から、つまり昨シーズンが終了した段階ですでにレンタル、あるいは移籍選手となっていたロドリだから、バルサAチームデフェンサを強化する可能性があろうとなかろうと、すでに放出候補となっていた選手。放出という言葉は少々イメージが悪いが、いずれにしても今シーズンのバルサには必要ありませんということだ。それがオルモやバリエンテの成長が理由となってそうなったのか、あるいは昨シーズンのデフェンサ選手だけでじゅうぶんであり彼の必要性はなかったということか、そこらへんはわからないものの、いずれにしてもトゥラン、サンブロッタの獲得でバルサAチームでの出番はまったくなくなった。

タダで持っていかれたロドリだが、コルーニャとバルサが交わした契約書はかなり複雑にできている。最初の1年目にはバルサ買い取り費用が70万ユーロ、2年目となると150万ユーロ必要であり、3年目からはそういう項目はなくなっている。そして彼がコルーニャ在籍中に他のクラブに移籍された場合、バルサは30%の権利を有することになる。そしてバルサが1年目、あるいは2年目に彼を買い戻したうえで再び他のクラブに売り払ってしまった場合、コルーニャもまた30%の権利を保有することになっている。なんだか・・・本当に商品という感じがしてきた。

スエルテ、ロドリ!


ーー2004年9月のコメントーー

エスパニョールのカンテラ育ちだったロドリがバルサに入団してきたのは2001年のこと。まだ16歳だった彼は“フィジカル的に見て将来が望めない”としてエスパニョールを追い出されている。要するにデフェンサの選手としてはチビだったのだ。その彼が急に身長が伸び始めたのはバルサに入団してきて半年ぐらいたったときらしいから、わかんねえもんだ。

そしてバルサ入団2年目、つまりフベニル2年目のシーズン後半にいきなりバルサBに招集される。負傷者とカード所有者が多く頭数さえそろわないバルサBのデフェンサ、そこで当時の監督だったキケ・コスタスによる緊急策としてフベニルからロドリが呼ばれた。そしてその期待に見事に応えたロドリ。次のシーズンからはもちろんバルサBの選手となる。

今では身長186cmと成長した彼は、今シーズンでバルサB在籍2年目を迎えることになる。「憧れの選手はバレンシアのアヤラ」と言うように、高さに強く、強固なフィジカルを駆使しての容赦ないプレーが彼の目指すもの。今シーズンが開幕されている頃にはようやく20歳となる。

バルサ一部チームのカタルーニャどさまわりプレステージに招集。

ーー2005年9月のコメントーー

バルサBの“プジョー”とならなければならないロドリ。比較的長身ではあるし頭も固くできているからヘディングには強い。フィジカル的にも丈夫にできているようだし、試合が始まると性格も悪くなる方で理想の選手もアヤラときてる。バルサBからAチームに一番近い選手だろう。

ーー2005年12月のコメントーー

バルサAチーム構想に入るであろう数少ない選手の一人。そして現在のバルサBデフェンサの要となっている選手でもある。これまで負傷もせずカード制裁も例年より少ないこともあり、90%以上の試合にスタメン出場している。シーズン終了までに徐々にバルサAチーム選手として紛れ込み、そして来シーズンは片足をAチームに突っ込んでくることに期待。バルサB時代のプジョーやオラゲールに比べれば間違いなく際だった存在となっている彼だが、バルサAチームの練習や試合にでることによってどのくらい成長するか、それが問題だ。


参照記事
「LaMasia ニュース」