Daniel Fragoso Escibano
●フラゴッソ● |
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生年月日 1982年3月31日 出身地 マタロ(カタルーニャ) 身長・体重 180cm 74kg 2004年、22歳で入団 |
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2004−05 バルサB 2005−06 バルサB 2006−07 バルサB・シウダー・デ・ムルシアに移籍 |
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2004年7月、22歳でバルサBにやって来たダニ・フラゴッソは、エスパニョール、レアル・マドリなどをはじめ多くのクラブを渡り歩いてきている選手だ。バルサBでの最初のシーズン、ほとんどの試合をピボッテというポジションでスタメン出場している。翌シーズンもほぼ全試合出場しているが、年齢的なこともあり他のクラブへの移籍が噂されていた。たが、キケ・コスタス監督の願いで最終的にクラブに残ることになった。若手が多い選手で構成されているチームだけに、すでにベテランといっていい彼の経験が必要とされたのだ。
今シーズン、セントラルのロドリがクラブを去っていたこともあり、彼のポジションは自然と下がり気味となり、ピボッテではなくセントラル、あるいは右ラテラルというポジションでも起用されることが多かった。どこのポジションでもそれなりの結果をだす彼に目をつけたクラブがあらわれた。スペイン二部リーグに所属するシウダー・デ・ムルシアというチームがそれ。数多いスペインのクラブの中にあって1999年に誕生した最も若いクラブでもある。 いずれにしても今シーズンが終了した段階でクラブを去ることになっていた選手だが、それが半年早まったのは彼にとって幸運なことだろう。間違ってもバルサAチームに昇格してプレーするほどの選手ではなかったし、それだからといって彼のプレー場所が二部Bカテゴリーというわけでもない。二部Aカテゴリーに所属するチーム、あるいは一部リーグでプレーしたとしても不思議ではない実力を持っている。 シウダー・デ・ムルシアとの契約期間は残りの半年と来シーズン、つまり1年半となっている。そして、もし来シーズンに25試合以上出場すれば自動的にもう1年の延長契約が成立する。 スエルテ、フラゴッソ! |
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ーー2004年9月のコメントーー ● 今シーズン、22歳でバルサBに入団してきた選手。これまでいろいろなクラブのカンテラを経験しているダニ・フラゴッソだ。地元マタロのクラブを皮切りに、セルダニョーラを経てエスパニョールのカンテラ生活を8年間おくっている。そして19歳となったときにレアル・マドリに移籍し1シーズンだけ在籍、その後アルコルコンに1年、エストレマドゥーラに2年間在籍したあとバルサBにやって来た。 ポジション的にはアルナウと同じところで、言ってみればダビッツ的な仕事を得意とする。ところがペレ・グラタコス監督の彼の起用法を見てみると、モラと並んでのセントラルの一人として期待しているようだ。ミニエスタディでの開幕戦ではロドリが起用されたがあまり機能しなく途中でフラゴッソが登場して期待に応えている。それ以来、彼はモラと一緒にセントラルを務めている。 バルサ一部チームのカタルーニャどさまわりプレステージに招集。 ーー2005年9月のコメントーー ● 元々セントロカンピスタの選手だったようだが、ペレ・グラタコス元監督は昨シーズン開始当初デフェンサとして起用していた。だがモラとロドリのコンビが徐々に機能していくに従い本来のポジション、つまりピボッテへと戻されている。そして今シーズンのプレステージでの様子を見てみると、再びセントラルをやらされている。デフェンサとしてもセントロカンピスタとしてもそれなりの仕事をする便利な選手。 ーー2005年12月のコメントーー ● バルサAチームへの進出はほぼないだろうが、それでもバルサBというチームにあっては超貴重な選手だ。デフェンサが欠ければセントラルをそれなりにこなすし、ピボッテが不足すればそのポジションも起用にこなすことができる。今シーズン開始当初はモラの代わりにセントラルを務めていたが、バルサCから抜擢されたバリエンテにポジションを譲っている。負傷が多いアルナウと交互にピボッテ選手として起用されている。 ーー2006年8月のコメントーー ●昨シーズンを最後に多くの選手がクラブを離れることになったが、彼もまたその候補者の一人だった。だが最終的に残ることになったのは、ベテラン選手の必要性からか、あるいはまたオファーが来なかったかのどちらかだろう。まあ、いずれにしてもそれなりに良い選手だし、若手の見本となるような仕事をしてくれればいい。 |