Carles Coto Page
●コト

生年月日    1988年2月11日
出身地     Figueres
身長・体重   175cm  75kg

2001年、13歳でバルサ入団


2001−02 インファンティルA
2002−03 カデッテB
2003−04 カデッテA
2004−05 フベニルB
2005−06 フベニルA
2006−07 フベニルA
2007−08 モウスクロン(ベルギー)に2年間のレンタル

不振な昨シーズンをおくったフベニルAチームだが、カルラス・コトにとっては納得できるシーズンだったと言える。負傷することもほとんどなく、シーズンをとおして試合に出場することができたし、何よりも絶対のスタメン選手として活躍することができた。その彼をペップ監督はバルサB構成選手として計算していたという。だが、コトの選んだ道は、バルセロナを離れ見知らぬ土地での修行だった。

シーズンが終了し、コトにはイングランド方面からのオファーが二つ来ていたという。一つはウエスト・ハム、もう一つがグラスゴー・レンジャーズ。だが、どちらのクラブも“可能なら”という程度の獲得希望であり、第一リスト、第二リストに入るほどの力の入れようではなかったようだ。そして風変わりなことに、ベルギーのクラブからもオファーが来ることになる。ベルギー一部リーグでプレーするモウスクロンというチームがそれであり、最終的にコトはこのクラブからのオファーを受けることになる。だが、完全移籍ではなく、2年間という期限付きの条件をコト側とバルサ側が付ける。それを受け入れたモウスクロン。

バルサの選手がイングランドでもなくイタリアでもなくベルギーに行くというのは珍しいことだ。
「実を言うと、フィゲーラスで監督をしている父親の方が、自分より乗り気になってこのレンタル話を進めたんだ。三部リーグでプレーするよりは、ベルギーとはいえ、一部のチームでプレーした方が将来のための良い経験になる、そういう感じで親に説得されてその気になってしまった。そして、何試合か出場する機会を得たあと思ったことは、確かに親父の言うことが正しかったということだ。1万5000人のファンが詰めかけるところでプレーすることと、500人程度のミニエスタディでプレーすることは全然違う。しかも相手チームはアンダーレヒトというような名の知れたクラブだ。一試合一試合が凄い経験となっている。」
すでに多くの地元ファンの心をつかんだコトがそう語る。

彼の自然なポジションは右エストレーモ。ベルギーのチームにエストレーモ専用選手というのはなかなか見つけにくい。シーズンが開始してから最初の2試合は、書類の関係で出場できなかったものの、3試合目からほぼ全試合に出場している。
「ここで1年、あるいは2年間頑張って、バルサに戻るのが目標。もちろんバルサAチームに呼ばれるのは難しいかも知れない。でも、不可能なことでもないと思い始めている。」

スエルテ、コト!


ーー2005年11月のコメントーー

一つ上のカテゴリーでプレーしているトニー・カルボを追っかける右エストレーモ選手。スピードといいテクニックといい非常に素晴らしいものを持っている。ただ、残念ながら怪我が多い。ナイキのコマーシャルでカカシを一生懸命狙っていた選手。

ーー2006年1月のコメントーー

これまでほぼスタメン選手として出場しているが、ベンチスタートとなっても必ず後半途中から出場してきている。ポジションは右エストレーモ。トニー・カルボと同じように自分でテクニック酔いしてしまう悪い癖があるが、まあそれは経験を積んでいくうちに訂正されていくのだろう。彼もまた将来を期待される選手だ。

ーー2006年11月のコメントーー

彼もまた昨シーズンは負傷することが多かったこともあり、今シーズンはこのカテゴリーでやり直すことになったようだ。右エストレーモを自然なポジションとする選手で、非常にスピードとテクニックに優れた選手。今シーズンは負傷さえしなければ、このチームを引っ張っていく大黒柱となりそう。