Jesus Olmo
●オルモ●

生年月日    1985年1月24日
出身地     Barcelona
身長・体重   178cm  75kg

1995年、10歳でバルサ入団


1995−96 アレビンC
1996−97 アレビンA
1997−98 インファンティルB
1998−99 インファンティルA
1999−00 カデッテB
2000−01 カデッテA
2001−02 フベニルB
2002−03 フベニルA
2003−04 フベニルA
2004−05 バルサC
2005−06 バルサB
2006−07 バルサB
2007−08 ラシング・デ・フェロールに移籍

2005−06シーズンの最終戦、すでに優勝を決め消化試合となっていたビルバオ戦にスタメンで出場し、90分間バルサAチームでプレーしている。本来なら、バルサBスタメン選手のバリエンテとかロドリが招集されるはずであったろうが、バルサBは大事な試合を戦わなければならなかったので、控え選手のオルモがライカーチームに招集されることになった。オルモは与えられたチャンスをものにし、この試合以降、ライカーは何かというと、バリエンテなどよりも優先してオルモを招集するようになる。

今シーズンのプレステージでも、彼はライカーチームの一員となって練習や親善試合に出場し、アジアツアーにも参加している。だが、そのツアーから戻ってきた段階で、すぐにラシン・デ・フェロールという二部Aカテゴリーに在籍するクラブへの移籍話が、トントン拍子で進んでしまった。どう転ぼうが出番が少ないであろうライカーチームであるし、三部リーグのバルサBでプレーするのも何だし、二部Aカテゴリーという魅力あるところでプレーするのは自分にとって大きな前進、そう考えたのであろうオルモ。そして、それは非常に正しい判断だったと思う。

10歳の時にバルサに入団し、アレビンカテゴリーからバルサAチームまで生き延びたカンテラ中のカンテラ選手。左右どちらのラテラルも務めてきたし、セントラル選手として何シーズンもプレーしてきたし、必要とならばピボッテもインテリオールもこなしてきた器用な選手だった。

シーズンが開幕し、オルモは徐々に試合に出場するようになってきている。このクラブでは新人なので、慣れるまでに時間がかかるかも知れない。だが、あまり悠長なことは言っていられない。バルサの買い戻し権利があるのは今シーズン終了時のみ。バルサに戻れるかどうか、それはひたすら今シーズンの活躍にかかっている。

スエルテ、オルモ!


ーー2005年9月のコメントーー
フベニルカテゴリーに上がってくるまではデフェンサの選手だったオルモだが、フベニルやバルサCではセントロカンピスタとして起用されることが多かった。4番、あるいは右のインテリオールというところが彼のポジション。だがバルサBのプレステージでは右ラテラルをやらされている。つまりダニ・フェルナンデスのライバル選手となる予定だ。バルサCからやって来た数少ない選手。

ーー2005年12月のコメントーー
シーズン開始と共にセントラルに起用されたり右ラテラルで使われたりと便利役となっていたが、11月に入ったあたりから負傷したこともあってなかなか出番がやって来ていない。バルサCでも2、3試合出場していると思うが今のところ継続性を勝ち取っていない選手だ。まだ負傷から完全に立ち直っていないようだ。どこのポジションでもそれなりの仕事をする選手でもあるし、後半からの再出場の可能性はじゅうぶんあるだろう。

ーー2006年8月のコメントーー
バルサBカテゴリーに在籍した昨シーズン、最初の頃はロドリとコンビを組んでセントラルスタメン選手となっていた。だがバリエンテの成長によりポジションをとられ、ロドリかバリエンテが、あるいはフラゴッソが負傷やカード制裁で出場できない試合だけに出場が可能となってしまった。したがってバルサBベンチか、あるいはバルサCへ出張してのプレーが多いシーズンとなっている。だが世の中わからないものだ。バルサAチーム最終戦で招集されAチームデビュー、そして褒められてよい仕事をしている。バリエンテやロドリはバルサBで大事な試合があったので彼のAチーム招集となったわけだが、宝くじに当たる幸運さを持っていることも大事なことだ。バルサAチームのプレステージに招集されている。状況次第では右ラテラルとして起用されるのではないだろうか。


参照記事
「LaMasia ニュース」