Dimas Delgado Morgado
●ディマス●

生年月日    1983年2月6日
出身地     Barcelona
身長・体重   178cm  --kg

2006年、23歳でバルサ入団


2006−07 バルサB
2007−08 バルサB
2008−09 ヌマンシアに移籍 

2006−07シーズン、若手選手の多いバルサBに、“ベテランの味”を要求されてグラマネからやって来た選手。バルサBにとっては二部Aカテゴリーへの昇格を第一目標として期待されたシーズンだが、誰もが知っているように、クラブ史上初の三部リーグ落ちという悲惨な結果に終わってしまった。その理由として、チーム構成のプランニングのまずさと加入選手の失敗があった。下のカテゴリーから上がってきた若手のカンテラ選手は期待通りの活躍を見せながら、加入選手の不振がシーズンを通して見られることになる。ディマスもその一人だった。だが、それでもとてつもなくプロ精神に富んでいる選手だと認めないわけにはいかない。悲惨なシーズンが終了した後、アルメリアからのオファーがありながら、自らバルサBに残るとこと希望した選手でもある。

三部リーグに落ちた昨シーズン、特にシーズン後半のディマスの活躍を素晴らしいものがあった。彼を獲得した首脳陣たちの“ディマス像”はこういうものだったか、と思わせるほどの活躍と言える。かつてのライカーバルサにあっては、デコの役目をこなすディマスだったが、その意味ではほぼ完璧なシーズン後半のプレーだという印象を受けた。負傷さえしていなければ、右インテリオールの絶対スタメン選手だった。

彼はすでに25歳。ペップバルサからの招集がないのであれば、今シーズンこそ他のクラブで飛躍の年とすべきだろう。そんな彼に、今シーズンから一部リーグに昇進してきたヌマンシアからのオファーが来た。願ってもないチャンス。三部リーグでプレーし、1年後には一部リーグでプレーする可能性がでてきたなんて、これは大昇進ものだ。ヌマンシアとの契約は3年間。個人的には思い入れがまったくない選手ながら、バルサBでの貢献度は高く評価したいと思う。ヌマンシアで数多くの出番がやって来ると良い。

スエルテ!ディマス!


ーー2006年8月のコメントーー
移籍料5万ユーロでグラマネからやって来た選手。同じくグラマネから入団してきたオラゲールと同じように、バルサAチームの試合に出場した場合とか何試合以上出場した場合にはボーナスとしてグラマネに支払う義務があるようだ。

ーー2007年9月のコメントーー
昨シーズン移籍料5万ユーロでグラマネから獲得した選手だが、シーズンを通じて彼のプレーを見ているにもかかわらず、いったいどこが良いのかよくわからない。1年限りでバルサを出て行くのは間違いないと思っていたら、何と残留ときた。ますますわからない選手だ。

ーー2008年2月のコメントーー
昨シーズンの監督キケ・コスタス、そして今シーズンの監督ペップとも、この選手を“ダビッツ二世”として考え起用している。中盤でのリーダーであり、創造的な選手ではないものの、必要に応じて激しいタックルやファールを平気な顔でおこなうデストロイヤー。確かにこういうタイプの選手が中盤に一人必要なのだろうが、個人的にはまったく買っていない。失礼ながら、フットボール選手としての華がないし、才能もテクニックも将来性も見られない。今シーズンは長期負傷のため、多くの試合に欠場している。