● 今シーズン終了と共に契約が切れる超ベテランポルテロのハビ・ルイスにシーズン開始と共にいきなり出番が回ってきた。ルーベンが負傷し彼が必要となった数試合、それなりの結果をだしている。もっとも、ルーベンが戻ってきてから一度も出場チャンスは来ていない。来シーズン、良い働き場所が見つかるといい。(05年12月)
●何と形容すればいいのか・・・とにかく不思議な存在だ。14歳でバルサに入団してきてもう11年、つまり25歳となったハビ・ルイスだが、どこかへとレンタルされては戻ってきて、それではスタメンポルテロとして戻ってきているかというとそうではなくて、常に第二、あるいは第三ポルテロとなっている。
入団した際の契約は2年、それが2年目のシーズン途中に更に10年というアッと驚く長期契約をクラブと結んでいる。早い話、合計12年という長期契約だが、彼と同期でやはり同じような長期契約を結んだサンタマリアやマリオはもうクラブにはいない。したがってこの気の遠くなるようなバカバカしい契約を結んで未だにクラブに残っているのは彼だけとなっている。それでも、いかに契約が残っていようがクラブから必要ナシという烙印を押されれば他の働き場所を探すのがこの世界の掟だ。したがって彼が未だにクラブに残っているということは何らかの価値が認められていることを意味する。今回のバルサBへの復帰も監督のキケ・コスタスやポルテロコーチのウンスエの推薦があったという。
レイナとポジションを争っているうちにレイナは上のカテゴリーに引き抜かれ、よしと思ったらいつの間にかバルデスに抜かれてしまい、う〜ん、こうなったら他の場所でレギュラーをとろうとレンタル志望をだし、そして1年で戻ってきてみれば今度はジョルケラという若者にポジションを奪われ、そして再びレンタルされてから戻ってきてみたらア〜ラアラ、今度はルーベンという若造が正ポジションに構えておりました。今シーズンも第二、あるいは第三ポルテロとなるハビ・ルイスだが、それでもキケ・コスタスは彼のベテラン性を買っているという。(05年08月)
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