● 彼もバリエンテと同じように1987年生まれ世代であり、フベニルAから直接バルサBに上がってきた選手だけにキケ・コスタス監督の期待は大きいに違いない。その証拠にシーズン開始以来ほぼスタメンデランテロとして起用されている。リエラがセントロカンピスタのためにスペースをあける役目を得意とするデランテロだとすれば、彼はひたすらゴールを狙うタイプのデランテロ。だが、これまでのところゴール数は少ない。まだ未知数の選手。スペイン・アンダー19代表選手。(05年12月)
●フランスリーグを卒業し今シーズンからエスパニョールの一員となったアルベルト・リエラの弟がこのシト・リエラ。したがってバルサBにはオリオル・リエラを含めて二人のリエラがいることになるが、この弟の方をリエラではなくシトと呼ぶことにしよう。そうじゃないとゴチャゴチャしてしまう。プレステージでの試合を見た限りキケ・コスタスが彼に寄せる信頼感はなかなかのものという感じがしている。そもそも昨シーズンが終了した時点では、彼はバルサC組となっていたが予想を覆していきなりバルサBに上がってきている。昨シーズン、トリプレッテを達成した選手。
元フベニルA監督ロホ評
「ルイス・サストレと共に昨シーズンもっとも成長した選手。シュートの正確性が増しただけではなく、相手の攻撃を防ぐ最初の選手がデランテロということを学んできている。以前のようにひたすらボールを待つだけのプンタとしてではなく、相手デフェンサを引き連れてスペースを開くことを身につけてきている。デランテロとして大いに期待が持てる選手。」(05年09月)
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