バルサに左ラテラルはいないのか?
(04/04/08)

フラン・ライカーやスタッフテクニコはそう認識しているからこそ、ジオの完全移籍を狙っている。セルジがバルサを追い出されて以来、左ラテラルはアルバイト選手がカバーしてきた。ココ、ソリン、ジオ、すべてレンタル選手。オスカー・ロペスが時々出場してはいたものの、それは超緊急時にしか過ぎなかった。ジオは確かに上昇カーブを描いてチーム貢献をしてきているものの、カンテラに左ラテラルはいないのだろうか。

カルロス・ゴンサレス・ペーニャ、1983年7月28日サラマンカで生まれた彼はバルサBの選手。昨シーズンはバルサCとバルサBを行ったり来たりしていた選手だが、今シーズンはナバーロがレンタルされた冬以来スタメン選手となっている。彼の国際試合における経歴はなかなかのものだ。アンダー19ヨーロッパチャンピオン、アンダー20ワールドカップ準優勝、そして現在はアンダー21における絶対スタメン選手、セルヒオ・ガルシア、イニエスタと共に絶対スタメン選手の一人となっている。だが、それでもフラン・ライカーは一部チームの練習に彼を呼んだことがない。

ペーニャの特徴はポジショニングの良さだ。そして何よりもエレガンスな香りが漂ってくる選手。マルディーニがまだ20才そこそこの頃の雰囲気に非常に似ている感じがする選手。スピードをいかしてサイド攻撃に果敢に参加するセルジタイプの選手ではない。サイドに上がっていくものの、最終的に攻撃参加する選手の一人となるのではなく、中盤に上がっての仕事をするとさっさと帰ってしまうことが多くある。そういう意味では守備面では非常に固い選手。この選手、一部に上げて鍛えたら面白いと思うんだけれど・・・。