レバルサBのリーダー、ジョアン・ベルドゥ
(04/11/07)

3年前、セルヒオ・ガルシアやダビ・サンチェスなどと一緒にフベニルカテゴリーからバルサCを飛び越して一挙にバルサBへとやって来たジョアン・ベルドゥ。昨シーズンは負傷などの影響もありパッとしないシーズンを送ってしまったが、今シーズンは多くのスタッフテクニコが期待する本来のベルドゥに戻ってきている。そして10試合が終わった段階で、彼はバルサBの揺るぎないリーダーとして活躍している。
バルサBが試合に勝利する条件としてメッシーとベルドゥの活躍が必要だということは、すでに以前触れている。そしてメッシーは出場機会は少ないものの一部チーム招集が多くなり、バルサBでのプレー機会が減ってきてしまった。したがってベルドゥにかかるプレッシャーはさらに大きなものとなっているが、リーダーとしての自覚が生まれつつある彼は期待通りの活躍をしている。
テクニック的には何の問題もない彼だが、グラタコス監督が彼に要求し続けてきたものは守備面での動き。彼がどのようなプレーをしなければならないか、それはチャビやデコのポジションなどをイメージするとわかりやすいかも知れない。相手にボールを奪われた時の相手選手に対するプレッシャーが必要であり、ボールを持っているときには素早いボール回しが必要となる。そしてその要求を試合事にこなし始めてきたベルドゥだ。今ではグラタコス監督から絶対の信頼を勝ち得ている選手の一人と言って良い。そしてブラボー・ライカー監督も信頼感、あるいは期待感といったものをベルドゥに抱いている。競争率の激しいポジションであり、当然ながら一部チームでの出番は難しいものとなっているが、何かの非常時には起用可能な一人の才能ある選手として期待されるベルドゥだ。