● このチームの中にあってはトニー・カルボと並んで“スター選手”と呼んでもおかしくない。才能的には群を抜いたものを持っていながら、天才にありがちな“さぼり癖”も持ち合わせている。負傷することなくフットボールの世界に集中するメンタル面を鍛え上げればバルサBでの出場はカンプノウへと向かう途中経過に過ぎない。ただ今シーズンの起用のされ方を見ていると、デランテロがいないこのチームという事情のせいで、9番をやらされることが多いのが不満と言えば不満だ。メディアプンタ、あるいは攻撃的なセントロカンピスタとしてプレーさせて欲しい。アンダー19代表選手、そしてもちろん将来期待選手。(05年12月)
●シーズンが煮詰まってくればバルサCではなくバルサBでプレーする機会が多くなると予想されるビクトル・バスケス。だが、いちおうバルサC所属の選手としておこう。天才プレーヤとして騒がれてからもう数年たち、途中チョットずっこけているシーズンをおくりながらも、昨シーズンはフベニルAの大活躍の元となった主役中の主役。もちろん目指すはバルサAチームだ。昨シーズン“トリプレッテ”を達成した選手の一人。
ロホ監督評
「才能あふれた選手に起こりがちな傾向として守備面をおろそかにするということがあげられるだろうが、彼もまたその傾向にある。だがそのマイナス材料がありながらも、彼の天才的なプレーはチームにとって欠かせないものだ。テクニック的には彼の年代ではピカイチだし、フィジカル面をさらに成長させればいつでもAチームで起用できると思う。」(05年09月)
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