●怪我に泣いた昨シーズン、シーズン開始と共に左足骨折で何か月もリハビリをおこないバルサBでの出場チャンスはほとんどない最悪のものとなってしまった。
左セントラル、あるいは左ラテラルを自然なポジションとするフランはもうバルサに来て11年目の選手。入団当時は左エストレーモからスタートし、いつの日かカタラン・ウリストとなる日を夢見る。だが1996年、カデッテカテゴリーでプレーするようになってから、当時の監督であったアンヘル・ペドラッサによってデフェンサの選手として変貌。その理由は、この年に何と15センチも身長が伸びたことと、高さを持つデフェンサが不足していた事情によるものだ。ある日は左セントラルとして、そしてある日は左ラテラルとして起用されるようになり今日まで至っている。
ペレ・グラタコス監督が彼に期待するものは、昨シーズンまで左セントラルとしてプレーしていたダビ・ガルシアの抜けた穴を埋めること。ベテラン選手となっていたダビ・ガルシアの“経験”には及ばないものの、高さに強いことと、ボールを前線にだすセンスの良さが彼の特徴と言える。
だがシーズンが始まってみるとフランには厳しいシーズンとなりそうな雰囲気。アウエーでの初戦とミニエスタディでの初戦にスタメン出場して以来、彼はこれまで一試合も出場していない。確かにミニエスタディでの初戦の彼のプレーはまだまだという感じだったが、それにしても何かあったのだろうか。
バルサ一部チームのカタルーニャどさまわりプレステージに招集。(04年10月)
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