Francisco Gonzalez Lucas
フラン

生年月日 1983/09/30
出身地 バルセロナ
身長・体重 187cm 73kg
ポジション デフェンサ
所属 バルサB

1993年、9歳で入団

1993−94 アレビンA
1994−95 インファンティルB
1995−96 インファンティルA
1996−97 カデッテB
1997−98 カデッテA
1998−99 カデッテA
1999−00 フベニルB
2000−01 フベニルA
2001−02 フベニルA
2002−03 バルサC
2003−04 バルサB
2004−05 バルサB
2005−06 バルサB・ポンテベドラに半年レンタル
2006−07 バルサB

 

昨シーズンは折り返し地点がやって来た時点でポンテベドラというチームに半年間の約束でレンタルされていた。レンタル先でどのような活躍をしたのか知らないものの、これまでの彼のプレーぶりを見ていれば大活躍したことにより戻されたとは考えにくい。左ラテラル絶対スタメン選手だったペーニャが抜けたことや、そのポジションにはフベニルAから上がってきた若手のハイメしかいないこと、そこら辺のチーム事情が彼の復帰となったのだろう。それにしても、バルサ14年目となる古い選手。(06年08月)
--- 2006年 レンタルのコメント ---

フランにとってバルサ入団13年目、そしてバルサBでの生活が3年目となる今シーズン、残念ながら彼が望んだような出場チャンスは訪れなかった。これまで17試合消化した段階で出場できたのはわずか3試合、それもわずか147分というものだ。もっとも、今シーズンに限らずバルサBに上がってきてからというもの、決して出場チャンスが多かったわけではない。特に昨シーズンは負傷に泣いた年だったから試合出場も少ないシーズンだった。だが、それでもいつかはカンプノウでのプレーを夢見て練習だけには励んできたと語るフラン。そして今シーズンが始まった時にはすでに22歳となっていた。

フラン・ライカー監督2年目の昨シーズンは、バルサAチームのメンバーと共にカタルーニャどさまわりプレステージに参加している。だがバルサBのシーズンが始まると彼には厳しい現実が待っていた。モラという同じポジションを務める選手が新しく入団しており、しかも監督の要請で入団してきた選手だけに常にスタメン起用されていた。そして、思わぬ負傷。負傷から戻ってきたらバルサCへの応援組まわされるシーズンとなった。今シーズンが始まる前にはクラブを離れる意志もあったようだが、モラが抜けたことや左ラテラルがペーニャ一人ということもあり最終的にクラブ残留となった。

そして今シーズンはバリエンテという若者がバルサBに上がってきた。彼もまたフランと同じようにセントラルの選手だ。この期待の若者バリエンテという選手の登場がフランに一つの決意をさせることになったようだ。人生の半分以上を過ごしてきたバルサというクラブを去り、新しいクラブでのゼロからの出発を試みること。13年間住み続けたバルサファミリーを離れ、12月には新しいクラブに入団することになる。ポンテベドラ、グループは違うもののバルサBと同じように二部Bカテゴリーに属するチームで運を試すことになる。バルサとの契約は今シーズン限りであり、一応半年間のレンタル移籍というスタイルでポンテベドラに行く。

スエルテ!

--- 2005− 06 ---

昨シーズンの開始当初は途中出場ながら出番もやって来ていた彼だが、試合を重ねるごとに消えていってしまった。折り返し地点を過ぎたあたりではバルサCへの救援部隊要員とされ、バルサBでの出番はまったくなかったと言っていい。したがって今シーズンはレンタルあるいは移籍要員となるはずだったようだが、モラが地元チームに戻ったこと、そして左ラテラルがペーニャだけということもあり彼が残ることになった感じだ。したがって“将来を期待されて”の残留とはとても言えない悲しい存在。(05年09月)
--- 2004− 05 ---

怪我に泣いた昨シーズン、シーズン開始と共に左足骨折で何か月もリハビリをおこないバルサBでの出場チャンスはほとんどない最悪のものとなってしまった。

左セントラル、あるいは左ラテラルを自然なポジションとするフランはもうバルサに来て11年目の選手。入団当時は左エストレーモからスタートし、いつの日かカタラン・ウリストとなる日を夢見る。だが1996年、カデッテカテゴリーでプレーするようになってから、当時の監督であったアンヘル・ペドラッサによってデフェンサの選手として変貌。その理由は、この年に何と15センチも身長が伸びたことと、高さを持つデフェンサが不足していた事情によるものだ。ある日は左セントラルとして、そしてある日は左ラテラルとして起用されるようになり今日まで至っている。

ペレ・グラタコス監督が彼に期待するものは、昨シーズンまで左セントラルとしてプレーしていたダビ・ガルシアの抜けた穴を埋めること。ベテラン選手となっていたダビ・ガルシアの“経験”には及ばないものの、高さに強いことと、ボールを前線にだすセンスの良さが彼の特徴と言える。

だがシーズンが始まってみるとフランには厳しいシーズンとなりそうな雰囲気。アウエーでの初戦とミニエスタディでの初戦にスタメン出場して以来、彼はこれまで一試合も出場していない。確かにミニエスタディでの初戦の彼のプレーはまだまだという感じだったが、それにしても何かあったのだろうか。

バルサ一部チームのカタルーニャどさまわりプレステージに招集。(04年10月)


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