Bojan Krikic Perez
ボージャン


ボージャンに夏休みを!
(07/05/10)

これまでフラン・ライカーがおこなってきたボージャンに関するコメントを聞く限り、もし彼がユーロU17大会にスペイン代表選手として招集されていなければ、この国王杯ヘタフェ戦にバルサAチームの一員として呼ばれていた可能性が大だ。だが、もちろんそれは実現していない。スペインU17代表は決勝ランウドまで進んでしまい、木曜日にベルギーを相手に準決勝を戦う。そして決勝ランウドまで進んだことにより、このベルギーとの試合に勝とうが負けようが、今年の8月に韓国で開催されるムンディアルU17(ジュニアー・ムンディアル)への参加権をすでに得たことになる。ユーロU17の大会でスペイン代表選手としてプレーしているボージャンが、この韓国大会にチームの一員として招集されたとしても不思議なことでも何でもない。

だが、普通の選手たちが夏休みを楽しんでいるこの時期に、ボージャンが駆けつけなければならない可能性をもつ代表の試合はこれだけではない。

彼が招集される可能性がある大会は何と3つもある。6月30日から7月22日までの期間を利用してカナダで開催されるムンディアルU20。そしてオーストリアで7月16日から27日まで開催される(スペイン代表はまだ参加権を獲得していない)ユーロU19。すでに触れているムンディアルU17を含めてこの3つがボージャンが招集される可能性を持つ大会となる。だが、もちろん3つ全部行くことはあり得ない。体が二つあるならともかく、ボージャンは一つしか体を持っていない。

ユーロU19の大会に招集される可能性はまったくないとは言えないものの、可能性としては一番低いと言える大会だ。もしムンディアルU20の大会に招集されれば、ムンディアルU17大会に招集される可能性も低くなる。そしてその逆のケース、つまりムンディアルU17に招集されることになれば、ムンディアルU20の大会に招集される可能性も低くなる。だが、いずれにしても“可能性が低くなる”だけで、可能性が消えるわけではない。3つある大会のうち2つの大会に招集される可能性がまったくないわけではないようだ。

2007−08シーズンのライカーバルサチームは7月23日から28日までスコットランドでおこなわれるプレステージからスタートする。ジョバニとボージャンはこのプレステージに参加することがすでに決まっているが、もしムンディアルU20(ジョバニはメキシコU20代表として参加が決定されている。)に招集され7月22日の決勝戦まで残ったとしたら、大会終了翌日にプレステージに参加してくることになる。この場合、彼らには夏休みがないことになる。それはチョットひどい。

そして、8月18日から韓国で開催されるムンディアルU17の大会に招集されたとしたら、この場合は8月3日からスタートするライカーバルサのアジアステージには参加できないことになる。代表合宿は大会開催日から2週間前から始まるのが普通だから、当然ながらライカーバルサの一員としてアジアステージに同行することは不可能だ。アジアステージに参加できようができまいがそれはどうでも良い問題として、問題はライカーバルサプレステージから一時的ではあれ離れてしまうことだろう。

だが、これらの問題はすべてボージャンが来シーズンもバルサに残留するという大前提から来ている。もしバルサBがカテゴリー落ちし、三部リーグでの戦いを義務づけられたとしたら、事情はまったく違うものとなってくる。将来あるキラキラ星選手を、つぶし合いが特徴となる三部リーグでプレーさせることはできない。かといって、第三、あるいは第四のデランテロとしてライカーバルサに押し込むことも意味のないことだ。来シーズンが始まる頃にはすでに17歳となっている彼に必要なことは、毎試合プレーすること。ライカーバルサチームではそれは保証できない。そこで考えられること、それは一時的に他のチームにレンタルすることだろう。彼をスタメン選手として起用してくれ、しかも成長を助けてくれるレベルの高いカテゴリーでプレーすることを可能としてくれるチームにレンタルすること。これしかない。不振状態が続くバルサBのマイナス面はとんでもないところまで飛び火してしまっている。

「こちらカピタン」より


疲労がいっぱい
(07/05/06)

ユーロU17の大会が始まりスペインは快調に2連勝し、ダークホース気味の選手だったヤゴが2ゴールを決め大活躍をしている。ボージャンは2試合で1ゴールも決めていないが活躍していないわけではない。だが、ゴールと合い言葉の彼にゴールがやって来ないのは残念だ。ゴールチャンスがいくつかありながらも、そして普段の彼なら決めていると思われるチャンスもありながら、すべて失敗の巻きに終わっている。いつもの彼と比べるとほんのチョットだけ動きが鈍く感じられるのは疲労がたまっているからではないか。そして、これまでの彼のスケジュールを見てみると、明らかに疲労いっぱいのボージャンということがわかる。

4月21日 移動 バルセロナ→ベニドルム
4月22日 試合 ベニドルム対バルサB 移動ベニドルム→バルセロナ
4月23日 移動 バルセロナ→カイロ
4月24日 試合 アル・アルハイ対バルサ
4月25日 移動 カイロ→バルセロナ
4月26日 練習
4月27日 練習
4月28日 練習
4月29日 試合 バルサB対バレンシアB
4月30日 移動 バルセロナ→マドリッド→ベルギー
5月01日 練習
5月02日 試合 スペイン対フランス
5月03日 練習
5月04日 試合 スペイン対ウクライナ

10日間でバルセロナ→ベニドルム→バルセロナ→カイロ→バルセロナ→マドリッド→ベルギーと移動の旅をし、13日間で5試合をこなしている。いかに若さあふれる16歳の少年とはいえ、これで疲労がたまらなかったらオバケだ。

外野席から見ているファンにもボージャンが疲れていることがわかるのだから、チームを指揮している監督にも当然ながらそんなことはわかっている。この試合でも後半20分を過ぎたあたりで彼をベンチに下げ、休養を与えただけではなく、5月7日に予定されているグループ最終戦となるドイツとの戦いに休ませる可能性もありそうだ。すでにスペインは2試合2勝6ポイントで首位、2位のドイツは2試合1勝1分け4ポイントという成績であり、よほどのことがない限りグループ2位まで進める決勝ラウンドには参加できる状態となっている。準決勝、そして幸運にも決勝戦に進めれば、本来のボージャンのプレーが見られるかも知れない。

それにしてもヤゴの活躍がとっても嬉しい。ボージャン、フランの影に隠れて主役となれなかった彼にも、ようやく幸運の女神が暖かい手を差しのべてくれかけているようだ。

「こちらカピタン」より


ピチッチ・ボージャン
(07/01/31)

「先輩に敬意を表して」
という日本人的な発想はボージャンにはない。日常生活やグランドを離れた世界ではともかく、グランドの中ではそういう発想はコレッポッチもない。一緒にプレーする仲間は年齢が下だろうが上だろうが、そんなことにはまったく関係なく、チームを構成する同じ仲間として対等の関係となる、と理解している。そして、己の才能はゴールを決めまくるデランテロとしてある、そう信じ込んでいる彼だからこそ、PKを担当するのも自分が最優先だとも思っている。だから、これまでどこのカテゴリーでプレーしようと、そして周りの選手がすべて年上であろうと、PKの笛が審判によって吹かれた瞬間、ボールを誰よりも早く拾いに走るのは彼だ。

ミニエスタディでおこなわれた先週末のサン・アンドレウ戦。この試合で試合終了間際に相手デフェンサのハンドによりPKが吹かれた。いつものようにボールを拾いに走るボージャン。そしてそのボールを奪おうとするオルランディ。だが、ボージャンは譲らない。22歳のオルランディがPKを蹴る権利を主張するにもかかわらず、16歳のボージャンは譲らない。最終的に監督のキケ・コスタスの一言でオルランディが引き下がりボージャンがPKを決めることになるが、彼の強烈なキャラクターを示した印象的なシーンだった。デランテロはこうじゃなきゃいけない。それでも彼の名誉のために付け加えておくと、我が我がとゴールを追求するタイプではなく、チームプレーを最も優先するタイプの選手でもある。ゴール数だけではなく、彼のアシスト数の多さがそれを物語っている。

ボージャン・ケルキックはフベニルAチーム在籍選手として今シーズンをスタートしている。最初の4試合こそ後半からの試合出場となったものの、5試合目からはスタメン出場を勝ち取っている。9月は後半だけの4試合出場、10月に入りスタメン選手となった彼はこの月にも4試合出場、そして11月に入り、U−17代表に招集された週には当然ながらフベニルAチーム不在となったものの、それ以外は3試合に出場、すべてスタメン選手としてプレーしている。そして13節目からフベニルカテゴリーを卒業し、16歳という若さでバルサBカテゴリーに上がってきた。後半のみ出場4試合、スタメン出場7試合、そして1試合欠場というフベニルAチームで、彼はゴール数が最も多いピチッチという成績まで残している。

バルサBでも最初の2試合は後半からの出場。だが、その後先週の試合まで7試合連続スタメン出場。ある時は左エストレーモとして、ある試合では9番として起用されている。これまで9試合(ちょうど700分ピッタシ!)という試合出場で5ゴールを決め、バルサBでもピチッチという栄誉に輝いている。ベンジャミンカテゴリーからスタートして昨シーズンの最後にプレーしたフベニルカテゴリーまで、この7年間で1試合平均3ゴール前後となっているから、バルサBでのゴール数は彼としては少ない。だが、このカテゴリーで1試合平均3ゴールを決めたらオバケとなるから、それはしかたがない。

彼のバルサBチームへの招集を生んだきっかけは、フベニルAチームでの活躍が目立ったというのが理由の一つだが、同時にバルサBチームのゴール不足という事情も関係してきている。もし、バルサBにキッチリとゴールを決めるデランテロがいたとしたなら、これほど早いバルサB招集はなかっただろう。かつて、バルサBでプレーしていたアルテッタが冬の移籍マーケットでPSGにレンタルされていき、その穴を埋めるためにフベニルカテゴリーで活躍していた16歳のイニエスタが急きょバルサBに上がってきてその後大活躍したように、ボージャンもまた同じような星のもとに生まれた選手なのだろう。

クロス、ロホ(バルサC監督)、ピニージャ(ナスティック)、クリスティアンセン、そしてセルヒオ・ガルシア(サラゴサ)など、バルサカンテラ組織から登場したデランテロを超える存在の選手がいま着々と成長し、カンプノウへの道を歩んでいる。奇しくもレアル・マドリのラウルが10年以上の第一線での輝かしい選手生命に終止符を打とうとしている状況の今、バルサに新たな“ラウル’が誕生しつつある。スエルテ、ボージャン!

「こちらカピタン」より


ボージャン・インタビュー
(06/12/06)

どこのクラブでも同じだが、バルサカンテラに関する情報もなかなか知りにくい。メディアチックな話題ではないし、何よりもクラブ側が情報をコントロールしてしまうからだ。確かに10歳程度の、あるいは10代半ばの少年たちをメディアの前に登場させてスポットライトを浴びせてしまうのは、色々な意味で危険なことだ。何か勘違いして天狗になってしまう少年もいるだろうし、余計なプレッシャーを感じてしまう少年もいるかも知れない。ジョバニがプレステージでバルサAチームに同行したときも、インタビューを一切禁じていたが、今でもそれは同じこと。もちろんボージャンに関しても同じ。だが、スペイン代表選手の一人として合宿中などの時は例外となる。クラブの選手としてではなく、スペインを代表する選手の一人としてインタビューに応じる場合がある。試合後に簡単な印象を聞くインタビューは別として、ボージャンはそれ以外のインタビューに応じたことはこれまでない。だがU-17代表選手として招集されていたとき、一度だけインタビューが許可されている。いつの間にか“有名”になってしまったボージャンだが、今年の5月におこなわれた今のところ最初にして最後のインタビュー。8月の誕生日を迎える前におこなわれたインタビューだから、彼はまだ15歳だ。

15歳という年齢でルクセンブルグ相手の試合でU-17代表デビュー、そしてハットトリック、これ以上のデビューはないでしょう?

まさか3回もゴールを決められるとは夢の中でも出てこなかったこと。でもそれ以上にU-17代表選手としてデビューしたことの方が自分にとっては意味あることだ。At.マドリのカマッチョと自分だけがまだ15歳で他の選手はすべて年上。この年代で最も優秀な18人の選手の1人に選ばれたことを光栄に思っている。でも先はまだまだ長い。

バルサカンテラに詳しい人々は、あなたのことを第二のメッシーとして期待していると聞きますが?

彼は18歳で自分は15歳。そして彼はすでに念願のバルサAチームでの道を歩み始めた選手で、自分はまだその入り口にも到達していない選手。比較にはならないと思う。でも自分と同じようにラ・マシア育ちの選手が、憧れのAチームで活躍できるようになったことは非常に嬉しいニュース。彼とは友達だし、自分のことのように嬉しい。

ラ・マシアの話題がでましたが、ここ何年か見事なまでに機能している感じがします。チャビ、バルデス、イニエスタ、セスク、ピケ、そして彼らのあとを追ってジョバニ、フラン、ヤゴ、そしてボージャン。その秘密は何だと思いますか?

特別な秘密はないと思う。伝統的にそうであるように、地方からやって来た少年たちをフットボール選手としてだけではなく、一人前の人間として教育していく施設、それがラ・マシア。毎日の生活は勉強と練習というスケジュールで埋まっていて、午前中にはそれぞれ学校に行き、帰ってきて食事を済ませたあとは、寮内で個人授業をおこなうための先生がやって来る。そして勉強が終了して初めて練習ということになる。自分もそうして育ってきたんだ。

昨日はあなたにとって特別な日だったと思います。U-17代表デビューしただけではなく、バルサがリーグ優勝を決めましたね。あなたは当然ながらバルセロニスタでしょう?

自分は誰よりもバルセロニスタ。もう我々が優勝したことは昨日の夜に連絡が入ってきているから知っているさ。残念なのはその場に立ち会えなかったこと。でもチャンピオンズも優勝してその時にみんなと騒ぐことができればいい。リーグの優勝とチャンピオンズの優勝、両方の祝賀会ができればいい。

私は2年前に初めてセスクという選手のインタビューをしました。フィンランドでおこなわれたU-17代表の大会で彼がデビューした翌日です。その時の彼もまた今のあなたと同じように他の選手より1歳若く、しかもバルサカンテラ育ち。しかも同じように何か輝きを感じる選手でした。

彼がラ・マシアにいる頃から友達だったし、アーセナルに行ってからも時々連絡を取り合っている。彼は彼なりに自分の道を見つけていったけれど、自分も同じように自分の道を進めればいいと思っている。自分の道はあくまでもバルサ、このクラブで成功することのみが自分の道だと思っている。いつの日か、カンプノウでプレーすること、そしてバルサAチームの選手として活躍する日が訪れること、それはあくまでも夢にしか過ぎないけれど、それが自分の道だと信じている。

「こちらカピタン」より


ボージャン、16歳と2か月
(06/11/23)

レオ・メッシー16歳と9か月、アンドレス・イニエスタ16歳と9か月、そしてボージャン・ケルキック16歳と2か月、それぞれバルサBにデビューした時の年齢だ。彼らよりも更に少ない年齢でバルサBデビューをかざった選手が1人だけいる。ハルナ・ババンジーダ、彼の場合は16歳と43日、わずかながらボージャンを超えている。もっとも、16歳43日だろうが、16歳2か月であろうが、あるいは16歳9か月であろうが、それほど大した差はない。ただ、16歳という年齢でバルサBチームに出場するということは余程のことがない限りあり得ないことも確かだ。

ボージャンがバルサB選手としてデビューした2006年11月19日からピッタシと11か月前のこの日、彼はそれまでプレーしていたカデッテAチームを離れフベニルBチーム選手としてデビューしている。つまり1年前はまだカデッテカテゴリーでプレーしていた少年だった。そしてカデッテAからフベニルBに昇進した彼は数試合このチームで活躍したあと、フベニルAチームに上がってプレーしている。

これまで彼が在籍したすべてのチームで期待通りの結果をだしてきている。決して“セレモニー的”なカテゴリー昇進ではなく、彼のゴールを必要としての試合招集だったと言える。カデッテAチームでゴールを決めまくり、そして少ない試合数であったにもかかわらず、フベニルBでも数多いゴールを決めている。シーズン後半には最終的に彼の落ち着き先となったフベニルAチーム、そこでもリーグ優勝を決める貴重なゴールを奪っているし、国王杯でも優勝につながる大事なゴールを決めている。

彼の父ボージャン・ケルキック(息子と同名というか、息子が父親と同名というべきか、とにかく同名)はバルサのスタッフテクニコの1人であり、バルサTVの解説者でもある。その彼にこの夏いくつかのオファーが届いているのは過去に触れている。アーセナル、チェルシー、マンUという、お決まりのイングランドクラブからオファーが来ているが、彼らはいっさい対応していないと語っている。8歳から入団しているバルサで成功をおさめること、それが彼ら2人の夢であり希望であるからだ。そしてその夢はシーズンを重ねるごとに現実に近づきつつあるし、一歩一歩カンプノウへの道を切り開きつつある。

身長はすでに170センチを超え、体重も65キロ程度。フィジカル面の成長を助ける特別メニュー(食事療法からジムトレーニングを含める)を毎日消化してきているから、更なる成長を遂げることは間違いない。そして特別な事情がない限り、今週末のバルサBの試合にも招集されるだろう。バルサB選手としてミニエタディでデビューをかざるであろうボージャン、セニョーレス・セニョーラス、この試合はぜったい見逃せませんぞ。

「こちらカピタン」より


ボージャン、バルサB初練習
(06/11/18)

2006年11月16日、この日ボージャンが初めてバルサBの合同練習に招集された。これから彼を待ち受けているであろうもっと大事で記念となる日、例えばバルサB選手デビュー、例えばバルサA選手としてカンプノウデビュー、そして例えばクラシコでの初ゴール、そして、そして、例えばチャンピオンズの決勝ゴール、エトセトラ、エトセトラ・・・。記念すべきそれらの日とくらべれば大して意味のない“記念日”ながら、それでも多くのスタッフテクニコの期待に応えて、確実に一歩一歩成長し続けていることを意味する日。

練習に招集されたものの、次の試合に招集されるかどうかは別問題だ。バルサB監督キケ・コスタスはどちらかと言えば慎重派の監督。
「チームの状況が状況だけに、若い選手をいきなり起用するというのは少々冒険だと思っている。彼らに余計なプレッシャーがかかるのは監督として不本意なこと。もしチームがうまく機能していれば、ボージャンだけではなくバルサCの何人かの選手も、すでにバルサBチームでデビューしているだろう。」
しかも今週末はアウエーでの試合。かつてメッシーがバルサB選手としてプレーし始めたころ、地元ミニエスタディだけの試合に招集されアウエーではしばらく呼ばれなかったことを考慮すると、ボージャンのデビューも来週以降となる可能性の方が強そうだ。ちなみにリハビリに精を出していたマーク・クロッサスはすでに合同練習に参加してきている。彼の場合もまた、ひょっとしたらジェフレンと共にマジョルカ戦へのお誘いがかかるかも知れない。

ボージャンはまだ16歳になったばかり。この年齢でバルサBでデビューする選手は数少ない。最近の例を見るならば、イニエスタとメッシーぐらいなものだ。少なくとも今シーズン中にはバルサBデビューをかざるであろうから、ボージャンもまた彼らの歴史を受け継ぐ選手となる。

「こちらカピタン」より