フアン・パブロ・ソリン選手の巻

通称“フアンピ”の愛称で知られるフアン・パブロ・ソリン、バルサにも半年間だけ在籍した左ラテラルのアルゼンチン人選手が再びスペインを活動場所として戻ってくる。今度の受け入れクラブはリケルメのいるビジャレアル。バルサにレンタルされたときと同じように彼の権利はいまだにクルゼイロが所有しており、200万ユーロの移籍料で3年半契約となっている。

ボカのカンテラ育ちの彼はアルヘンティーノ・ジュニオーズを皮切りに、ユベントス、リーベル、クルゼイロ、ラッチオ、バルサ、パリス・サンジェルマンと、ここ10年間でアルゼンチン→イタリア→アルゼンチン→ブラジル→イタリア→スペイン→フランスと五か国のクラブを渡り歩いている“世界各国を走り回るラテラル”選手。気がつくとフランスにいたり、ある時はスペインにいたり、そして誰にも知られずに相手ゴール前にくっついていたりする選手だ。

カジェッハやルジェーという左サイド選手の長期負傷による欠場を補うために急きょビジャレアルに飛んでくることが決まったソリン。来週の初めにはメディカルチェックを受けに来て正式な入団発表がおこなわれることになる。
「ファンビ?強烈なキャラクターを持ったヤツが来るんだな。ビジャレアルではとても役に立つヤツだと思うよ。」
アルヘンティーノ・ジュニオーズで一緒にプレーした経験を持つリケルメはそう語る。
(2004/11/06


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