再びメンディエッタ選手の巻

モッタやガブリなどと同じようにヒザの負傷をしてしまったメンディエッタは、やはり彼らと同じようにヒザの腫れが引くのを待って手術をおこなうことになっていた。そして8日の火曜日、ついに彼のヒザにメスが入り手術がおこなわれた。手術を担当するのはラモン・クガット医師というのは前回にも触れたとおり。十字靱帯断裂という大負傷をおったメンディエッタだが、手術をしたこの日からざっと計算して半年間のリハビリが必要となるため、今シーズンの復帰はほぼ絶望的。手術後何日も病室に残って安静にしていたガブリと違い、彼は木曜日か金曜日にはクリニカ・デ・ピラールをあとにし、自宅に戻ってしばらく静養に入ることになる。

ラモン・クガット医師は大忙しだ。火曜日にメンディエッタの手術をする前日にはグラルディオーラの負傷箇所のチェックもおこなっている。そして木曜日がやって来ると、今度は午前中にアルナウの手術を、午後にはバルサカンテラ育ちで現在ビジャレアルに在籍するルジェー・ガルシアのヒザの手術をおこなう。ルジェーもさすがに元バルサ関係であった選手らしく、モッタやガブリやメンディエッタと同じようなヒザの大負傷をおっている。

ラモン・クガット医師が大忙しなのは今週に限ったことではなく、ヒザの手術の最高権威の一人でもある彼は1年に500人近くの患者を、しかもそのほとんどがヒザ負傷関係の患者の面倒を見ている。(2004/11/12


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