ペセテロ野郎の巻

11月25日付のマルカかアスを見た人がいるでしょうか。そこには同じような写真が一面をかざっていて、“アンチ・クレ”のマフラーを広げている少年の隣にペセテロが肩を並べニコニコ薄笑いを浮かべているものであります。何年前だったか、“アンチ・マドリ”のマフラーを持っている少年と同じように肩を並べて写っている写真のことをまだ覚えている者には、何とも象徴的なシーンであり、今更ながら“この野郎!”な写真であります。

その“この野郎!”がバルセファンには嬉しいニュースを何年ぶりかに贈ってくれました。昨シーズンまで不思議にもバルサソシオの一人であった彼がついにソシオを辞めてくれました。醜い顔を写真に撮られてソシオカードに貼られるのがいやだったのか、あるいは年会費を払うのに苦労しているのか、そこら辺は定かではないものの、とにかくソシオ会費を期限までに支払うことなく自動的にソシオ脱退という輝かしい身分となりました。

カンプノウにメレンゲユニを身につけて初めてやって来たとき、今までアイドルだった選手が何故白いユニフォームを着てやって来ているのか、それを理解できずに涙を流しながら“あの野郎!”の姿を見ていた少女、今ではだいぶ大人となった彼女もこの象徴的な写真とソシオ脱退というニュースでほんの少しはスッキリとするかも知れません。遅すぎるソシオ脱退とはいえ、これで本当にバルサと縁が切れたペセテロ、これで彼もスッキリとしただろうしバルサファンにとってもスッキリクッキリであります。

というわけで、許すことも忘れることもできないペセテロ、別名ルイス・フェリッペ・マデイラ・カエイロ“フィーゴ”でありますが、この名がチキートHP上に登場するのはこれが最後としましょう。バイバイ!(2004/11/27


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