長距離ランナー・ガッツ・エンリケの巻

フットボール選手を引退し長距離ランナー・ガッツとなった彼がデビューをかざったのは9月19日の“メルセー祭ミニマラソン”でのこと。10キロを走るレースだが記録は40分45秒というものだった。シロウトのデビュー戦としてはなかなかのもの、らしい。そして2回目の挑戦はバルセロナ近郊の町ジョレッタでおこなわれた10キロミニマラソン大会。強風が荒れ狂う環境の中にも関わらず39分11秒という記録を残し、前回のタイムを更新し“自己新記録”を達成している。

そして3回目となったのが11月28日、バルセロナのグランビア通りも含めた街中をコースとした10キロミニマラソン大会。4千人近くの市民が参加したこの大会で順位記録に登録される最低タイムでゴールに入ってきたランナーは1300人近く。もちろん長距離ランナー・ガッツもこの中に入っている。順位は80位、記録は37分15秒、再び“自己新記録”と樹立した。しかも約2か月前のデビュー戦より3分以上記録を縮めていることになる。まずは快調な変身と言える。彼が今年の走り納めとするのは、大晦日にバルセロナでおこなわれるサン・シルベストレという大会だ。そして来年2005年からはついに念願のフルマラソンに挑戦することになる、という予定。

ガッツ家のスケジュールはすでに決まっている。3月か4月にはガッツ一家揃ってオーストラリアに向かう。ガッツ家の元稼ぎ頭がブリスバンでおこなわれるマラソン大会に参加するためだ。ついでにそれを利用して家族全員で旅行までしてしまおうということになっている。したがって1か月はオーストラリア滞在、という予定。さらに次の目標は、チョット先の話になるものの、9月のニューヨークマラソン参加。それまでに練習も含めてロンドンやロッテルダムでおこなわれるマラソン大会にも参加しようと意気込んでいる。月曜から土曜まで、週に6回の走り込みをしている長距離ランナー・ガッツさんはお元気のようです。(2004/12/02


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